「そちらの番号は間違いです」何度伝えても、真夜中に米軍基地から電話が鳴りやまない理由とは

「そちらの番号は間違いです」何度伝えても、真夜中に米軍基地から電話が鳴りやまない理由とは 怖い話・心霊

深夜、枕元の電話が鳴る。表示されているのは見覚えのない番号で、調べてみると米軍基地の礼拝堂だった。別の日には空軍基地、陸軍中尉の私用携帯、基地の死傷者対応窓口。「そちらがかけている番号は間違いです」と毎回伝えても、また別の基地から電話がかかってくる。

海外の掲示板Redditの調査好きが集まる板 r/RBI※ に持ち込まれたのは、血なまぐさい事件ではなく、軍と無関係のはずの民間人の電話番号が、なぜか軍の連絡網に居座っているという話だ。ところが読み進めると、投稿者の職業が思いがけない形で話に絡んでくる。

※ r/RBI:Reddit Bureau of Investigation の略。投稿者の身の回りの不審な出来事を、利用者たちが一緒に調べて解決を手伝う掲示板。

事件の概要

🗓️ 投稿時期:2026年4月末(Redditへの投稿。電話そのものは以前から続いていた)

🌫️ 場所:米国各地の基地から着信(投稿者の居住地は非公表)

👤 当事者:夜間に職場から呼び出しを受ける仕事に就いている民間人(匿名)

🔍 状況:階級だけで相手を呼ぶ軍関係者からの電話が、時間を問わず続く。「名簿に載っていた」と言われるが、番号は直らない

🕯️ 現状:投稿者は「続報を書く」と残している。確認できた範囲では、原因と解決の報告は見つかっていない

投稿者がまず疑ったのは、ある指揮官が自分の連絡先として、この番号をあちこちに登録してしまったのではないかということだった。かかってくる相手の階級も所属もばらばらで、みな誰かの助けを求めて電話してくる。

着信を切ってしまえば済む話に見えるが、そうはいかない事情がある。投稿者は夜間の呼び出し当番に入っていて、着信音を消せない。しかも職場の看護師が自分の携帯から連絡してくることがあるので、知らない番号にも出ざるをえない。電話番号は13歳のころから使っているもので、変えるのも大仕事だという。

判明している事実

2日間に届いた4本の電話
投稿者が直近2日の着信として挙げたのは、ワシントン州の陸軍系の統合基地JBLMの礼拝堂、イリノイ州のスコット空軍基地、陸軍中尉の私用携帯、そしてアンドルーズ基地の支援部隊(FSS)※にある死傷者対応の窓口の4件だった。発信者の名前は着信画面に出るか、検索すればすぐ分かるという。中尉の携帯だと分かったのはフェイスブックで調べたからだ。

※ FSS:米空軍の基地で、人事や家族支援などを担う部隊。軍人が死傷したときの遺族・家族への対応窓口もここに置かれる。

相手は名前を言わない
「誰を探しているのか」と尋ねても、相手は階級で呼ぶだけで、具体的な名前を教えてくれない。ただ、この番号が自分たちの連絡先名簿に載っていることは認めていて、毎回「直しておく」と約束するという。

直しても別の場所から来る
スコット空軍基地からの電話は減ったように見える。ところが、その分だけ別の基地からの電話が増えた。この数か月で着信はかなり増えていて、午前4時に鳴ることもある。増えた理由は投稿の時点では分かっていない。

投稿者もチャプレンだった
礼拝堂や死傷者対応の窓口からの電話が多いことから、掲示板の利用者の多くが「探されているのは軍のチャプレン※ではないか」と指摘し、投稿者も同じ疑いを持っていると追記した。奇妙なのはここからで、投稿者自身も軍とは別の職場で働く本職のチャプレンであり、軍のチャプレンの友人も多いという。投稿者本人が「かなり狭い世界なのに、不思議だ」と首をかしげている。

※ チャプレン:軍や病院などの施設に所属し、信仰面や心の支えを担当する聖職者。

本人が打った手
投稿者は空軍チャプレンの友人に連絡し、どのチャプレンがこの番号を自分のものとして登録しているのかを調べてもらっている。集まった提案の多さに笑いながら、合法なものにも違法なものにも礼を述べ、次の電話には冗談で「彼は亡くなりました」と答えようかと書き残している。

主な仮説

仮説1:軍のチャプレンが、連絡先に誤った番号を登録した

もっとも支持を集めた説。礼拝堂と死傷者対応窓口という組み合わせは、遺族への対応に関わるチャプレンの仕事と重なる。掲示板の元軍人によれば、死亡の知らせを家族に届けるときには、チャプレンが同行するのが普通だったという。仮に本人の連絡先が誤っているのなら、本来の担当者に大事な連絡が届いていないことになる。

仮説2:軍全体の連絡先名簿の入力ミス

米軍の職員が使うメールには、組織全体の連絡先を収めたGAL※という名簿がある。そこに誤った番号が入っていれば、別々の基地の人が同じ番号へかけてくることの説明がつく。かけてくる側には修正の権限がないので、「直しておく」と約束しても直らないのではないか、という見方だ。

※ GAL:Global Address List(グローバルアドレス一覧)の略。組織のメールシステムに登録された、職員全員の連絡先一覧。

仮説3:よく似た番号との打ち間違い

数字が1つか2つ違うだけ、あるいは市外局番が入れ替わっただけの番号が、どこかの部署や個人の本来の番号だとする説。基地ごとの公開電話帳と見比べれば絞り込める、という提案もあった。ただ、探されているのが個人の携帯番号なら公開の電話帳には載っていないので、この方法では見つからないという反論もある。

仮説4:壁に貼られたままの古い紙の名簿

データを直しても、印刷された一覧が各地の掲示板に残っている限り、電話は止まらないという説。これは推測というより経験談で、以前に政府の契約関係の仕事をしていた利用者が、6年たった今も同じ理由で電話を受けていると書いている。スコット空軍基地の電話が減っても別の基地から来る、という流れとも合う。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
次にかけてきた人に、誰を探してるのか聞けばいいじゃん。名前が分かったら、その本人に直接連絡して「お前の番号、俺のになってるぞ」って言えば済む話だよ。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
ついでに、その番号をどこで調べたのかも聞いておくといい。出どころが分からない限り、1人に直してもらっても次の人がまた同じ名簿を見てかけてくるぞ。

3. 謎の名無しさん(>>1への返信)
投稿者です。それはもう試しました。誰を探してるのかは教えてくれなくて、階級で呼ぶだけなんです。名簿に載っていると言って、毎回「直します」と約束はしてくれる。スコット空軍基地からは減った気がするけど、今度は別の場所から増えました。

4. 謎の名無しさん
相手が真面目に取り合わないなら、電話してきた人の上官に直接話を持っていけばいい。軍で物事を動かしたいなら、下の人を説得するより上から言わせたほうがずっと早い。

5. 謎の名無しさん
次の電話で「その連絡先、GALから引いてますか?」って聞いてみて。そうだと言われたら、変更が反映されてるか確かめたいふりをして、表示されてるメールアドレスと番号を読み上げてもらう。あとはそのアドレスに連絡して直してもらえばいい。かけてる側には直す手段がないんだよ。

6. 謎の名無しさん(>>5への返信)
これが一番まともな答えだと思う。補足すると、相手がオフラインで保存された古い一覧を見てる場合もあるから、最新版に切り替えて確認してもらうこと。あと、連絡網を順に回してるだけの人なら「かけた」という事実が大事で、合ってるかどうかは気にしてないかも。

7. 謎の名無しさん
もう全部答えちゃえばいいんだよ。助言がひどければ二度とかかってこなくなるし、もし的確だったらおめでとう、君には陸軍士官の素質がある。

8. 謎の名無しさん(>>7への返信)
いや、これが正解かもしれない。きちんとした手順で頼んで直らなかったんなら、今度はとことん変なやつになって、かける側に「ここには二度とかけたくない」と思わせる番だ。

9. 謎の名無しさん
指揮官を探してる人が来たら「全員に伝えろ、朝の体力訓練は礼装で集合、服装検査を行う」と言って切る。ばかばかしいけど、騒ぎになれば番号が間違ってることに誰かが気づいて、すぐ直るはず。

10. 謎の名無しさん(>>9への返信)
元軍人だけど、それは確かに効くと思うわ。この騒ぎを止めるにはそれくらいでちょうどいい。誰が言い出したのか、すぐ犯人捜しが始まるはずだから。

11. 謎の名無しさん(>>9への返信)
「うむ、私だ。機密区画のコンテナを一番近い丘の上まで運べ。仮設トイレは基地の反対側に移動だ」も追加で。電話口で自信たっぷりに言われたら、一瞬だけ動いちゃいそう。

12. 謎の名無しさん
悪いけど、たぶん長引くよ。政府の契約関係の仕事を辞めて6年たつけど、まだ電話が来る。自分の名前が載った一覧を、各基地が印刷して掲示板に貼ったままなんだ。システムのほうは直ってるのに、みんな壁の紙を見てかけてくる。毎回、相手に電話口でペンを持たせて書き直してもらって、何年もかけて月1回くらいまで減らした。

13. 謎の名無しさん
懐かしい悩みだな。昔は電話帳が店の番号を間違えて自宅の番号で印刷することがあって、次の版が出るまで1年は間違い電話に付き合わされたもんだ。結局、解決法も当時と同じで、番号を変えるしかないんじゃないかな。

14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
投稿者です。本当にそうですよね。午前4時のいきなりの電話でさえなければ、笑える話なんです。考えてみると、状況だけならかなり面白いので。

15. 謎の名無しさん
子どものころのうちの番号は、近所のレンタルビデオ店とそっくりだった。何度もかかってきたけど、当然ながら、うちには聞かれた映画の在庫なんて1本もなかったよ。

16. 謎の名無しさん
自分の番号から絞れると思う。市外局番の地域にある基地を探して、その基地の公式サイトの電話帳を見てみて。1桁か2桁違いの番号があれば、それが本来の相手だ。その部署に連絡すれば話は早い。

17. 謎の名無しさん(>>16への返信)
たぶん、それでは見つからない。礼拝堂と死傷者窓口から来てるなら、探されてるのはチャプレンの私用の携帯番号だと思う。そういう番号は基地の電話帳には出てこないんだよ。

18. 謎の名無しさん
これ、謎ってほどのものじゃないと思う。番号が何かの緊急連絡用の一覧に間違って載ってるだけだよ。放っておけない話でもあって、そっちに電話が来てるってことは、本当に受けるべき人には届いてないんだから。

19. 謎の名無しさん
かかってきた番号を片っ端から着信拒否すれば?根本の解決はそれはそれで進めるとして、つながらない番号が増えていけば、向こうも慌てて調べ始めるんじゃないかな。

20. 謎の名無しさん
仕事用に別の番号を用意するのが現実的だと思う。インターネット電話の番号でも取って、職場からの通知だけ夜も鳴るようにする。今の番号はおやすみモードにして、留守電に「私は将軍ではありません」と入れておけばいい。

21. 謎の名無しさん
素直に番号を変えちゃだめなのかな。それで全部終わるのに、なんでみんなこんなに手間のかかる方法を考えてるんだろう。夜中に起こされ続けるほうがよほど大変でしょ。

22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
投稿者です。残念ながら、この番号は13歳のときから使っているんです。変えるとなると手間が大きすぎて、できれば避けたいと思っています。

23. 謎の名無しさん
ほとんど同じ目に遭ったことがある。州中の生徒が使う名簿に自分の番号が載っていて、学区に頼んでも動いてくれなかった。そこで電話が来るたび正しい番号を教えて「最初にこっちにかけたと伝えて」と頼んだら、2週間ほどで減っていって止まった。担当者は、件数が自分のところに届くまで実感がなかったんだと思う。

24. 謎の名無しさん
前の職場が、辞めた自分の番号を警報の緊急連絡先に残したままだった。午前3時に警備会社から合言葉を聞かれる電話が週1回は来る。元上司に毎回連絡したら着信拒否されたので、警備会社に「緊急だから警察を出して」と言った。誤報には高い罰金がかかるからね。2回目で、ぴたっと電話が止まったよ。

25. 謎の名無しさん
基地ごとの法務部(JAG)に連絡するのが筋だと思う。民間人に軍の電話がかかってきていること、番号をすぐ直してほしいことを伝える。一般市民が軍の連絡を受けてる状態は向こうも困るはずだから、ちゃんと動いてくれるよ。

26. 謎の名無しさん(>>25への返信)
投稿者です。これはいい考えですね。やってみて、また報告します。

27. 謎の名無しさん
現役のころ栄誉礼の部隊にいた。死亡の知らせを家族に届けるときは、うちの大尉と、同じ信仰のチャプレンか主任チャプレンが直接家に行ってた。だから番号の誤りは笑い事じゃない。営業時間に礼拝堂の事務に連絡して、民間人だと説明すれば、どこで間違ったか探してくれると思う。

28. 謎の名無しさん(>>27への返信)
笑って読んでたけど、ここで少し背筋が冷えた。夜中に呼び出しを待ってる本職のチャプレンのところに、軍の死傷者窓口から電話が来るって、できすぎた話みたいだよな。

29. 謎の名無しさん(>>7への返信)
逆に「ジェニーなら死にました」で解決した人間がここにいる。ジェニファー宛ての間違い電話が続いたから、ある日そう答えたら、それきり一度もかかってこなくなったよ。軍で試すなら、話が大きくなりすぎないように気をつけて。

30. 謎の名無しさん
たぶん電話をかけた人は、そのあと別の手段で本人に連絡がついてるんだと思う。だから本人は不便を感じなくて、名簿を直す理由がない。困ってるのが投稿者ひとりだけなのが、この話の一番つらいところだよね。

未解決の謎

この話に犯人はいないのかもしれない。誰かがどこかの名簿に一度だけ番号を打ち間違え、その一覧が基地から基地へ写され、印刷され、誰にも直されないまま広がっていったと考えるのがもっとも自然だ。電話をかける人に悪気はなく、修正の権限もない。ひとつの基地で片づいても別の基地から鳴るのは、間違いの元がひとつではなく、すでに何枚にも増えているからだろう。

それでも説明しきれない点が残る。なぜ、ここ数か月で電話が急に増えたのか。階級で呼ばれている本来の持ち主は、自分への連絡が別人に流れていることに、どうして気づかないのか。もし気づいているのなら、なぜ直さないのか。

そして何より不思議なのは、無数にある電話番号の中で、よりによって本職のチャプレンの番号が、軍のチャプレン宛てとみられる電話を受け続けていることだ。投稿者も「かなり狭い世界なのに」と首をかしげていた。単なる偶然か、チャプレン同士のつながりのどこかで番号が紛れ込んだのかは、まだ分かっていない。

投稿者は「続報を書く」と約束して、友人の調査と法務部への相談を進めようとしていた。確認できた範囲では、その後の報告は見つかっていない。夜の電話が止まったのかどうかも、今のところは分からないままだ。

出典:r/RBI 元スレ / 米空軍 福利厚生サイト(FSSの死傷者支援)

コメント