【2004年】「謎のアメリカ人に尾行されている」と訴えたホームズ研究家の死——ドイルの失われた文書

【2004年】「謎のアメリカ人に尾行されている」と訴えたホームズ研究家の死——ドイルの失われた文書 未解決事件

2004年、シャーロック・ホームズとその生みの親アーサー・コナン・ドイルの研究で「世界の第一人者」と目されていたリチャード・ランセリン・グリーン氏が、ロンドンの自宅で亡くなっているのが見つかった。書き置きはなく、争った跡も押し入った形跡もなかった。亡くなる前の彼は、ドイルの私的な文書の競売を止められず、「謎のアメリカ人に尾行されている」と周囲に訴えるようになっていた。

検視官も警察も、他殺とも自殺とも結論を出していない。しかもその死の状況は、ホームズ・シリーズ後期の短編「ソア橋」の筋書きに重なると指摘されている。ホームズを知り尽くした男は、自らの死をホームズの謎に仕立てたのか。それとも、ホームズさながらの事件の犠牲になったのか。

※ 検視官:英国で、原因のはっきりしない死について死因審問を開き、死に至った経緯を判断する役職。コロナーとも呼ばれる。

※ 「ソア橋」:原題 The Problem of Thor Bridge。短編集『シャーロック・ホームズの事件簿』に収録されている。

事件の概要

🗓️ 発生:2004年(ドイルの文書の競売を目前に控えた時期)

🌫️ 場所:英国ロンドン、グリーン氏の自宅

👤 亡くなった人:リチャード・ランセリン・グリーン氏(ホームズとドイルの研究家。ロンドン・シャーロック・ホームズ協会の会長も務めた)

🔍 状況:様子を心配して訪ねてきた姉妹が遺体を発見。書き置き、防御創、争った跡、侵入の形跡はいずれもなかった

🕯️ 結末:死因審問は評決保留。他殺とも自殺とも結論が出ず、公式には今も決着していない

グリーン氏は、ロンドン・シャーロック・ホームズ協会の会員だった父親に、幼い頃から関心を後押しされて育った。1965年に12歳で協会の最年少会員となり、のちに会長も務めている。私生活も仕事もホームズとドイルに捧げ、ドイルの決定版となる伝記を書き上げることを目指していた。

※ ロンドン・シャーロック・ホームズ協会:ホームズ作品の愛好家や研究者が集まる英国の団体。

1990年代、グリーン氏は、ドイルの子で最後まで存命だった末娘ジーン・コナン・ドイルと親しくなり、一族の未公開の文書、通称「失われた文書」が大量に残っていると知る。グリーン氏によれば、ジーンは自分の死後にそれを大英図書館へ遺贈すると口頭で約束していた。だがジーンには文書の法的な所有権がなく、手に取ることもできなかった。相続人の間の争いで、文書はロンドンの法律事務所の金庫に眠ったままだったのである。

※ 大英図書館:ロンドンにある英国の国立図書館。歴史的な手稿も数多く所蔵し、研究者に公開している。

法的な持ち主は、ドイルの息子の未亡人の遺言で受益者となった遠い親戚たちで、彼らは2004年、文書をクリスティーズの競売にかけることにした。目録作りを手伝ったのは、米国の評価の高いホームズ研究家で、元米国防総省職員のジョン・レレンバーグ氏である。元スレによれば、この競売の件を除けば、両氏の間に対立があったことは知られていない。

※ クリスティーズ:ロンドンに本拠を置く、18世紀創業の老舗オークションハウス。

この件は同年末に米誌『ニューヨーカー』が長文記事で報じており、海外の反応にもこの記事への言及が多い。

判明している事実

競売を止められず、「尾行」と「盗聴」を訴えるように
グリーン氏は、ジーンから聞いたという約束を根拠に競売の差し止めを何度も求めたが、いずれも実らなかった。文書には私信や未発表の原稿などドイル像を塗り替えかねない資料が含まれ、伝記を仕上げる鍵もそこにある。そう信じていた彼は、文書を研究の場から遠ざける大がかりな陰謀があると思い込むようになる。法的な手段が尽きると神経衰弱とみられる状態に陥り、「謎のアメリカ人に尾行されている」と言い出した。家は盗聴され、電話も傍受されていると信じ、話は庭でするよう求めた。周囲はこの「アメリカ人」を、クリスティーズに協力したレレンバーグ氏のことだと受け取った。グリーン氏の頭の中の物語では、同氏が悪役になっていたのである。

様子を見に来た姉妹が遺体を見つけた
言動がしだいに不安定になっていく彼を案じた姉妹が、直接会うためにロンドンを訪ね、到着したところで遺体を見つけた。首に巻かれた靴ひもが、木のスプーンでねじって締められた状態だったとされる。専門家は、自ら命を絶つ方法としては極めてまれで難しいと指摘しており、そもそも可能なのかと疑問視する声さえある。書き置きは残されていなかった。

争った跡も侵入の形跡もなく、現場は通報前に乱されていた
防御創も、争った跡も、押し入った形跡も見つからなかった。一方で、警察に通報されるまでの間に多くの人が遺体や現場に触れており、現場の状況は保たれていなかった。スプーンからは指紋が出なかったとも報じられている。元スレのタイトルは、この死を「密室ミステリー」と呼んでいる。

※ 防御創:襲われた人が身を守ろうとして、腕や手などに負う傷。他殺かどうかを判断する手がかりのひとつになる。

「謎のアメリカ人」と目された研究者の説明
レレンバーグ氏は、グリーン氏とはもう1年以上話しておらず、最後に会ったときは互いに友好的で、グリーン氏も元気そうだったと述べた。グリーン氏の言い分については「ばかげていて、妄想じみている」と語ったと伝えられる。警察も検視官も他殺とは結論しておらず、元スレを見る限り、同氏の関与を示す証拠は何ひとつ示されていない。

死因審問は評決保留、文書の多くは結局大英図書館へ
検視官による死因審問は評決保留(オープン・バーディクト)に終わり、警察も他殺・自殺のどちらとも結論づけなかった。そして皮肉なことに、グリーン氏の死後、文書の多くは競売での購入や、相続人同士の争いに伴う法的な事情を経て、結局は大英図書館に収まった。ほかのドイル研究者たちは、誰でも閲覧できるようになったその文書に、グリーン氏が伝記を完成させるのに必要なものはそろっており、散らばったのは付随的な資料が多かったと述べている。

※ 死因審問:英国などで、原因のはっきりしない死について検視官が開く公的な審理。

※ 評決保留(オープン・バーディクト):自殺・他殺・事故などのいずれとも判断できるだけの証拠がないときに出される結論。事件性を否定したものでも、他殺と認めたものでもない。

主な仮説

仮説1:追い詰められた末に、自ら命を絶った

コメント欄で最も多かった見方だ。グリーン氏は競売を止められずに神経衰弱とみられる状態に陥り、尾行や盗聴を訴え、家族がロンドンまで様子を見に来るほど言動が不安定になっていた。押し入った形跡も争った跡も防御創もなく、彼の命を奪って得をする人物も見当たらない。ホームズ愛好家の間でも彼の死は自殺として語られている、と書くコメントもあった。この説の弱点は、専門家が極めてまれで難しい方法だと指摘している点と、書き置きがなかった点だ。

仮説2:「ソア橋」をなぞり、他殺に見せかけようとした

(ここから先は「ソア橋」の結末に触れるので、未読の人は注意してほしい)作中では、ある人物が自ら命を絶ち、それを芝居がかったやり方で他殺に見せかけて、恋敵に罪を着せようとする。神経衰弱に陥ったグリーン氏が世界をホームズの物語を通して見るようになり、自分の死を劇的な一場面として演出して、作中と同じく「悪役」に疑いが向くよう仕向けたのではないか、という推測だ。「謎のアメリカ人」の訴えは、その伏線だったとも言われる。ただし反論も多い。他殺に見せかけたいなら押し入られたような跡を残すのが自然なのに、そうした形跡はなかった。筋書きが穴だらけで、ホームズの大ファンの計画にしては雑すぎるという指摘もある。本人は本当に尾行されていると信じ込んでいただけかもしれない。

仮説3:文書の競売をめぐって口封じされた

競売に強く反対していたグリーン氏が、それを疎ましく思った誰かに殺されたのではないか、という見方もある。現場が通報前に乱されていた以上、他殺の痕跡が見逃された可能性を完全には否定できない、というわけだ。だが、グリーン氏の法的な申し立てはすでに退けられ、競売を止める力はもう残っていなかった。脅威でなくなった相手を、危険を冒してまで殺す理由がない。亡くなった時期にレレンバーグ氏がロンドンにいたことを持ち出す人もいるが、ホームズ研究で知られる人物がホームズの舞台ロンドンにいても不自然ではない。警察も検視官も他殺とは結論しておらず、同氏を含め、誰かの関与を示す証拠は元スレを見る限り出ていない。

仮説4:文書とは無関係の第三者が関わった

文書をめぐる騒ぎがあまりに劇的なため、誰もがそこから目を離せずにいるだけで、死そのものは文書と無関係だったのではないか、という見方もある。物盗りが途中で怖くなって逃げた、あるいはまったく別の個人的なトラブルがあった、というものだ。ただ、押し入った形跡も争った跡もないこととは噛み合いにくい。盗聴を恐れて話は庭でするよう求めていたほど警戒していた人が、見知らぬ相手を家に招き入れたとも考えにくい。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
ニューヨーカー誌の記事は、どうやって亡くなったのかまでは解き明かせていないけど、なぜ彼が自ら命を絶ったのかはよく伝わってくる。人生をかけてきたものに打ちのめされた人の姿が見える。彼を殺す理由のある人はいなかったし、巻き込まれていると思っていた謎は、彼自身が作り上げた物語だったんだろう。

2. 謎の名無しさん
ドイルの専門家が、ドイルの作品の筋書きを使って、ドイルばりの謎を仕立てた。そう考えると、悲しいけれど妙に筋が通ってしまう。

3. 謎の名無しさん
「ばかげたものをすべて取り除いたとき、残ったものがいかにありそうになくても、それが真実だ」——シャーロック・ホームズ。名台詞の「不可能なもの」を勝手に差し替えてみた。短く言うと自殺。もう少し詳しく言うと、間違いなく自殺。

4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
まったくそのとおり。どう見ても自殺だと思う。自分の中で唯一残っている疑問は、誰かが手を貸していたかどうかだけだ。

5. 謎の名無しさん
この死に怪しいところはないと思う。スプーンから指紋が出なかったことを重く見る人もいるけど、木のスプーンなんてもともと指紋が残りにくい。つるつるした金属やガラスとは違うんだから。

6. 謎の名無しさん
みんな自殺で片づけているけど、本文にあるとおり、専門家の中にはこの方法を一人でやり遂げられるのか疑問視する人もいる。書き置きもなかった。そこをあっさり流していいとは思えない。

7. 謎の名無しさん(>>6への返信)
疑問が残るのは分かる。でも他殺だとしたら、争った跡も防御創もひとつもないことが説明しにくい。抵抗した痕跡がまったく残らない他殺というのも、それはそれで考えにくいと思う。

8. 謎の名無しさん
自殺だったと思う。姉妹が様子を見に来るほど言動が不安定で、疑り深くなっていた。押し入った形跡はなく、はっきりした動機のある人もいない。そのうえ手間のかかる方法でホームズの筋書きをなぞっている。被害妄想の中で、自分でやってしまったんだろう。

9. 謎の名無しさん(>>8への返信)
でもさ、誰かに個人的な恨みでつきまとわれていて、それを誰にも打ち明けられなかったら、誰だって挙動はおかしくなるし疑り深くもなるよ。様子が変だったからといって、訴えが全部妄想だったとは限らないと思う。

10. 謎の名無しさん(>>9への返信)
でも、つきまとう側からすれば、もう自分たちの思いどおりに片がついた話だよね。差し止めは失敗して、競売は予定どおり進むところだった。そんな相手を今さら追い回す理由がどこにあるの?

11. 謎の名無しさん
自分の死を他殺に見せかけたいなら、押し入られたような跡をわかりやすく残しておくはずじゃないか。文書をめぐる騒ぎが派手すぎて、みんなそこから目を離せないだけかもしれない。文書とは無関係のトラブルに巻き込まれた可能性だってあると思う。

12. 謎の名無しさん
個人的にいちばん悔しいのは、通報前に何人もが遺体や部屋に触れてしまったこと。他殺の痕跡があったにせよなかったにせよ、それを確かめる手段がそこで失われた。指紋がなかったという話も、こうなると判断のしようがない。

13. 謎の名無しさん
レレンバーグ氏の反応も少し引っかかった。最後に会ったときは和やかだったと話す一方で、亡くなった相手の訴えを「ばかげていて妄想じみている」と切り捨てている。寛大なのか突き放しているのか、どうもちぐはぐに聞こえる。

14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
実際、妄想だったんだと思うよ。穏やかに付き合っていても、相手が突拍子もないことを信じ込んでいると認めるのは矛盾しない。それにグリーンが法的に争ったのは文書を相続した一族の側だったようで、レレンバーグ氏は競売に少し関わっただけ。他人の心の崩れに巻き込まれた人、というのが実際のところだろう。

15. 謎の名無しさん
自ら命を絶ったんだと思う。自分はシャーロキアンの世界の端っこにいる程度だけど、ホームズ愛好家が彼の死に触れるときは、自分の知る限りみんな自殺として語っている。個性的で、ときに気難しく、抜群に頭の切れる人だったらしい。死に方ばかり注目されがちなのが残念だ。

16. 謎の名無しさん
ニューヨーカーの記事がレレンバーグ氏を「アメリカ人」とだけ呼んでいたのが、かえって謎めいた空気を強めた気がする。経歴を読めば、ホームズ界隈に詳しい人には誰のことかすぐ分かったのに。

17. 謎の名無しさん(>>16への返信)
それは記事が書かれた時期のせいもあると思う。20年以上前の記事で、当時レレンバーグ氏はまだ国防総省に勤めていた。記事の中でも、名前を出さないよう頼まれたと書いてあったはずだ。

18. 謎の名無しさん(>>17への返信)
頼まれたにしても、重要人物を仮名にするとかえって謎めいて見える。ただ、それが記事の狙いだったのかも。怪しげな状況と謎の人物を並べておいて、最後にどれも大した謎ではなかったと明かす構成だったから。

19. 謎の名無しさん
皮肉なことに、このサブで読んだ中でも指折りに謎の少ない話だと思う。まとめをけなしているんじゃなくて、文章はすばらしかった。ただ自分には、他殺ではなく自殺としか思えないというだけ。

20. 謎の名無しさん
ニューヨーカーの記事を読んだのを覚えている。失われた文書に競売、謎のアメリカ人と、何もかもが推理小説から抜け出してきたような話だった。興味の尽きない人だったと思う。安らかに。

21. 謎の名無しさん
追い詰められて、疑心暗鬼の中に少しずつ沈んでいく姿が浮かんでくる。悲しいけど、こういうことは誰もが願うほど珍しくはないんだろう。何かに執着しすぎるのは、本当に危うい状態だと昔から思っている。

22. 謎の名無しさん
コナン・ドイル先生、安らかに。あなたならこの実話をきっと気に入ったでしょうね。自分の作品の研究家が、自分の作品みたいな謎を残して亡くなったなんて。

23. 謎の名無しさん(>>22への返信)
本当に気に入ったかは怪しいと思う。ドイル本人は、実際の冤罪事件の調査に乗り出したこともある人だ。自分の手紙の行方をめぐる騒ぎの中で熱心な研究者が亡くなったと知ったら、面白がるより心を痛めるんじゃないかな。

24. 謎の名無しさん
全然知らなかった。ちょうど同じ頃、友人から借りたアーサー王の本の著者名で「ランセリン・グリーン」が頭に残っていたのに。その本はうちの犬がかじってしまって、弁償する羽目になったんだ。

25. 謎の名無しさん(>>24への返信)
その本を書いたのは、たぶんお父さんのロジャー・ランセリン・グリーンのほうだよ。アーサー王やロビン・フッド、ギリシャ神話を子ども向けに語り直した学者で、自分も子どもの頃にその人のロビン・フッドの本を持っていた。

26. 謎の名無しさん
ランセリン・グリーンという名前に聞き覚えがあって調べたら、父親のロジャーが、子どもの頃に大好きだった本を何冊も書いた作家だった。親子そろって、本と物語に縁の深い一家だったんだな。

27. 謎の名無しさん
よくまとまった記事だった。結局その文書は、本当にドイルの人物像を大きく塗り替えるようなものだったの? 中身が何だったのか気になる。

28. 謎の名無しさん(>>27への返信)
グリーン本人は、私信や未発表の原稿など、ドイル像を変えかねないものが入っていると信じていたらしい。でも、ほかのドイル研究者によると、大英図書館に入った分だけで伝記に必要なものはそろっていたそうだ。

29. 謎の名無しさん
BBCドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』のマーク・ゲイティスが脚本を書いて自ら出演する、風変わりなブラックコメディみたいな話だ。でも現実の出来事だから、気が滅入るけれどいちばんありそうな説明は、心の調子を崩して自ら命を絶ったということだと思う。誰かを陥れる計画なら、ホームズの大ファンがこんな穴だらけの筋書きにはしない。彼は物語を作っていたんじゃなく、思い込みの世界の中で生きていたんだろう。

30. 謎の名無しさん(>>29への返信)
同感。レレンバーグ氏が同じ時期にロンドンにいたことを怪しむ人もいるけど、ロンドンが舞台のシリーズの大ファンがロンドンにいるのは珍しい偶然じゃない。むしろ彼が来ていると耳にしたグリーンが、追い詰められた頭で「やっぱり狙われている」と受け取ったと考えるほうが自然だ。

未解決の謎

この件に答えが出ないのは、死因審問が評決保留に終わったとおり、他殺とも自殺とも言い切れるだけの証拠がないからだ。争った跡も侵入の形跡もなく、動機のある人物も見当たらない。一方で、専門家が自殺としては極めてまれで難しいと指摘する方法が使われ、書き置きはなかった。それを確かめる手がかりになるはずの現場は、警察が来る前に乱されていた。

コメント欄の大勢は自殺説に傾いていた。ただ、「ソア橋」をなぞって誰かに罪を着せようとしたのか、本当に尾行されていると信じたまま亡くなったのか、その答えは本人の頭の中にしかない。少なくとも元スレで確認できる限り、「謎のアメリカ人」とされた研究者の関与を示す証拠は何もなく、同氏はグリーン氏の思い込みの中で悪役を割り振られた人物として語られている。

そしてこの話には、ホームズ作品にもない皮肉な結末がある。グリーン氏が何としても守ろうとした文書の多くは、彼の死後、結局は大英図書館に収まり、そこには伝記に必要なものもそろっていたという。彼が恐れた最悪の事態は、いちばん大事な部分では起きなかった。それを知ることのないまま、ホームズに生涯を捧げた研究者は、自らが愛した物語さながらの謎を残して世を去った。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレThe New Yorker「Mysterious Circumstances」The GuardianWikipedia

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