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「誰かに追われている」と漏らした夜、警官を撃った男が土手を駆け下りて消えた——15年目の行方

「誰かに追われている」と漏らした夜、警官を撃った男が土手を駆け下りて消えた——15年目の行方 行方不明・失踪

2011年1月23日の夜、オレゴン州の海沿いの町で、一人の男が交通違反の停止をきっかけに警官を撃ち、パトカー3台に追われるカーチェイスの末にクラッシュした。彼は土手を駆け下り、暗い森の中へと姿を消した——それきり15年、消防ボランティアだったデイビッド・ダーラムは今も見つかっていない。生きて逃げ延びたのか、それともあの夜の原野で息絶えたのか。FBIが5万ドルの懸賞金を掲げてなお、答えは闇の中にある。

事件の概要

🗓️ 発生日:2011年1月23日 夜

🌫️ 場所:米オレゴン州リンカーンシティ〜ウォルドポート(ハイウェイ101号線沿い)

👤 人物:デイビッド・ダーラム(当時43歳、消防ボランティア兼造園業)

🔍 状況:交通違反の停止中に警官を銃撃、カーチェイスの末クラッシュし、土手を駆け下りて森へ消えた

🕯️ 現状:15年経つも発見されず、FBIが懸賞金を5万ドルまで増額

デイビッド・ダーラムは当時43歳、消防ボランティアであり造園業も営む、地域では知られた顔だった。だが肩を負傷して処方された鎮痛剤を服用するようになってから、その人柄は徐々に変わっていったという。事件当夜、彼は海辺の集まりに顔を出していたが、様子はどこかおかしく、妄想じみた言動が目立った。友人の一人には「誰かに追われている」と打ち明けていたという。

集まりを後にしたダーラムは、リンカーンシティのコンビニの防犯カメラに映っていた。1984年式のダッジのSUVに給油し、自作の迷彩服を着ていた。その約30分後、彼はハイウェイ101号線で速度超過のため車を停められる。応対した警官の記憶では、ダーラムは落ち着いていて礼儀正しく、カリフォルニアの軍基地へ向かうところだと話していた。だが次の瞬間、彼は銃を抜いた。

判明している事実

交通停止から一転、警官を銃撃
速度超過で車を停められたダーラムは、対応したスティーブン・ドッズ巡査(当時45歳)に向けて突然発砲し、3発を撃ち込んだ。重傷を負いながらもドッズは無線で応援を要請。ダーラムはそのまま南へ逃走し、追跡するパトカーや通行人にまで発砲しながらハイウェイ101号線を走り抜けた。

スパイクストリップで車が停止
非番だった警官がスパイクストリップを仕掛け、ダーラムの車のタイヤはすべて破損した。車はウォルドポートのすぐ北でガードレールに突っ込んで停止する。停車の直前、ダーラムは飼い犬を車外へ放り出した。撃ち合いになれば犬まで撃たれると考えたのだろう、と捜査陣は見ている。

※ スパイクストリップ:路上に敷いて逃走車のタイヤをパンクさせ、走行不能にするための警察用装備。

土手を駆け下り森へ消えた
事故に遭いながらもダーラムは車から抜け出し、土手を駆け下りて捜査員の視界から森の中へと消えた。この一部始終は複数のパトカーのダッシュカメラに記録されている。FBIも加わって大規模な捜索が始まり、殺人未遂などの容疑で逮捕状が出された。

犬は三日後に無事保護、本人は痕跡なし
捜索3日目、車から放り出された犬が元気な姿で見つかった。しかしダーラム本人の痕跡は何一つ出てこなかった。捜索の最中には、北ウォルドポートの半島から何者かに発砲されたと訴える漁師も現れ、警察はこれをダーラムの犯行と見ている。

自宅にはサバイバル装備とギリースーツ
SWATチームがポートランド近郊ソーヴィー島の自宅を張り込んだ末に踏み込むと、中には荷造りされたサバイバル装備、高性能ライフル、ナイフ、大量の弾薬、そしてギリースーツがあった。事件の数週間前から彼は所有物を次々に売り払っており、近所にはカリブ海へ移り住むつもりだと話していたという。

※ ギリースーツ:草木や枝に擬態して全身を覆う偽装用の服。狙撃兵やハンターが景色に溶け込むために着用する。

主な仮説

仮説1:森の中で力尽きた説

もっとも多く支持されているのが、国有林の奥で低体温症に陥ったか、追い詰められて自ら命を絶ったという見方だ。事故で頭を打っていれば朦朧としてさまよった可能性もある。密生した植生の中では、数メートル先の遺体すら見落とされることは珍しくない。だからこそ、これだけ捜しても見つからないのだと考えれば筋は通る。

仮説2:入り江や川で溺死した説

彼が逃げ込んだのは砂地と民家の並ぶ半島で、片側には冷たい潮の流れる川、反対側は警官で塞がれていた。逃げ場を失ったダーラムがアルシー湾や川を泳いで渡ろうとして流された、という説だ。1月の水温を考えれば、たとえ泳ぎ切れても低体温症のリスクは跳ね上がる。遺体が海へ運ばれたのなら、見つからないのも説明がつく。

仮説3:捜索網をかいくぐって生存している説

一方で、熟練のアウトドアマンだった彼があの森を知り尽くし、ギリースーツで身を隠して捜索の輪をすり抜けたと考える人も少なくない。犬をわざわざ逃がすほど冷静な判断ができていたことも、単なる錯乱状態ではなかった証拠だと指摘される。FBIが年を追うごとに懸賞金を引き上げている事実も、当局が生存の可能性を捨てていないことをうかがわせる。

仮説4:国外へ逃亡した説

事件前、ダーラムは友人たちに国を離れるつもりだと語り、タイやカリブ海を候補に挙げていた。過去にタイや中米へ渡航した経歴もある。所持品を売り払っていたのも、逃亡資金づくりだったのかもしれない。ただし、オレゴンとカリフォルニアの州境の検問所に彼の姿がカメラに映ることはなく、この説を裏づける物証は今のところ出ていない。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
まず間違いなく森か海で死んで、遺体が見つかっていないだけだと思う。オレゴン沿岸は崖だらけだし、1月の悪天候の中を出歩く人なんてほとんどいない。ホームレスとして生きている可能性もゼロじゃないけど、それなら15年も職質を受けずに済むとは思えないんだよね。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
うちの高校の同級生は10年近く行方をくらませていたよ。2003年に消えて2012年にひょっこり現れた。しかも実家から車で30分の距離。偽名を使って、酔っ払い以外では一度も捕まらなかったらしい。

3. 謎の名無しさん(>>2への返信)
まあ可能性はあるけど、警官を殺そうとした男と、ただ家出しただけの少年とじゃ、警察の本気度が全然違うでしょ。追う側の執念が桁違いだと思うよ。

4. 謎の名無しさん
この手のスレって、すぐ「寒さで死んだ」「どこかの水に落ちた」って結論に飛びつく人が多い気がする。実際そういうケースもあるけど、生き延びて別の土地で全く違う人生を送っていた例だって何度もある。「まだ危険人物が生きている」という怖さから目をそらしたいだけなんじゃないかな。

5. 謎の名無しさん(>>4への返信)
彼らは「見えない人々」と呼ばれるくらいだからね。よほど大きな事件を起こさない限り、街中にいながら何年でも社会から消えていられる。ただ、それでもダーラムに関しては寒さと雨でオレゴンの原野で死んだ可能性が圧倒的に高いと思う。

6. 謎の名無しさん
みんな「自動的に死んだと決めつけている」わけじゃなくて、これはオッカムの剃刀の話だよ。指名手配犯が15年逃げ切るのは不可能じゃないけど、かなり難しい。しかも舞台は原野と厳しい気候のオレゴン。仮定が少ない答え、つまり死亡説のほうが現実に近い。アルカトラズの脱獄と同じ構図だと思う。

7. 謎の名無しさん
とんでもない話だ。撃たれた警官が生き延びてくれて本当によかったし、あの状況でも自分の犬だけは撃たせまいと車から放り出したというのが、なんとも言えない気持ちにさせる。

8. 謎の名無しさん(>>7への返信)
しかもその警官、その後ちゃんと職務に完全復帰したんだよ。顔に銃弾を受けて生き延びた上で現場に戻るなんて、並の精神力じゃないと思う。

9. 謎の名無しさん
たぶん国有林に入って低体温症で死んだか、自ら命を絶ったんだと思う。オレゴン沿岸の冬は比較的穏やかとはいえ、夜には氷点下まで下がることもある。いくら熟練のアウトドアマンでも、装備なしであの状況で暖を取るのは難しい。車の事故で頭を打っていたら、朦朧としながら森をさまよってさらに傷を負った可能性もある。

10. 謎の名無しさん
仮に火を起こせたとしても、あれだけの捜索の最中なら煙で見つかっていたはず。だから俺も同意見で、どこかで丸まったまま寒さで力尽きたんだと思う。

11. 謎の名無しさん
どこかの水に落ちて溺れた可能性はないのかな。あの一帯には川も湖もあるわけだし、暗闇の中を逃げていたなら足を踏み外してもおかしくないと思う。

12. 謎の名無しさん(>>11への返信)
十分あり得ると思う。むしろ他の説と同じくらい可能性は高い。シウスロー川が国有林を貫いて流れているし、点在する湖や池もある。暗闇の中どこかに落ちて溺れたとしても不思議じゃない。

13. 謎の名無しさん
このダーラムの件が興味深いのは、警察が直後から大規模な捜索を始めているところ。犬を使って、SWATが一軒一軒回って、森まで捜したんだ。それだけ早く動いたなら、普通は何かしら痕跡が見つかりそうなものなのに。

14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
いい投稿だね。昔リンカーンシティによく行っていたのに、この事件は初めて知ったよ。自死じゃないかと思うけど、あの辺は身を隠せる原野がいくらでもある。ただ生きているならとっくに姿を現していそうな気もする。精神を病んでいた人間が、犬だけは逃がすという妙に理性的な行動を取るのが不思議でならない。

15. 謎の名無しさん
森ってのは本当に広いんだよ。逃げ込む場所も、隠れる場所も、はまり込んで動けなくなる場所も、何なら動物に食われる場所も、いくらでもある。人ひとり消えるには十分すぎる広さだ。

16. 謎の名無しさん
彼の自作の迷彩服って、全身を覆うギリースーツだったのかな。もし本当に大規模な捜索網をかいくぐったのなら、この男は職業を間違えていたとしか思えないよ。

17. 謎の名無しさん(>>16への返信)
ギリースーツも持っていたし、自作のものもあった。ただ一部は市販品を買っていたみたいだよ。装備はかなり本格的にそろえていたらしい。

18. 謎の名無しさん(>>17への返信)
土手を転げ落ちて、撃ち合いになる覚悟でいたのに、捜査員がすぐそばを歩いていた……そんな光景を想像してしまう。妙な話だけど、自死した人が木の上で見つかる例は統計的にも意外と多いらしい。

19. 謎の名無しさん
彼はまだ弾の入った銃を持っていたはずだ。実際、北ウォルドポートの半島から何者かに撃たれたと通報した漁師がいて、警察はそれをダーラムだと見ている。少なくとも消えた直後はまだ生きて動いていたことになる。

20. 謎の名無しさん
ダーラムが停車させられたのは1月23日の夜11時ごろで、追跡のあと姿を消した。気になってウォルドポート近くの気象を調べてみたら、翌24日は10マイル北のニューポート空港で48°F、風は弱く降水なし、午前2時に45°Fまで下がってから昼前に55°Fまで上がっている。濡れさえしなければ低体温症で死ぬ可能性は低い。ただ湾や海を泳いで渡ろうとしたなら話は別で、水中での低体温リスクは桁違いに跳ね上がる。

21. 謎の名無しさん
あんな森で遺体を見つけるのは本当に難しいと思う。オレゴン沿岸の森はとにかく密林で、いきなり尾根や崖が現れる。俺は熟練者でも道を外れないようにしているくらいだ。家族のためにも見つかってほしい。何かが引き金になって精神を病んでしまったのが、そしてそこに鎮痛剤が絡んでいたのが、ただただ悲しい。

22. 謎の名無しさん
15年経っても浮上していないなら、泳いで渡ろうとして流されたんだと思う。あくまで俺の意見だけどね。

23. 謎の名無しさん(>>22への返信)
ほぼその通りだと思う。ジョン・リストみたいに何十年も逃げ切った人間は例外中の例外だ。大半の逃亡者はすぐ捕まるか、死ぬかのどちらか。ハリウッド映画の「逃亡者」ですら、結局は顔を覚えられないこと、誰も気に留めないことに賭けているだけ。運が味方し続けないと成立しないんだよ。

24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
それに、1971年ならまだ姿を消すのは簡単だった。でもスマホもSNSもあって、何もかもデジタルの痕跡が残る今の時代に消え続けるのは、当時とは比べものにならないほど難しい。

25. 謎の名無しさん
多くの人が言っているように、自分も自死を思い浮かべてしまう。迷彩を着ていたことが、遺体の発見をさらに難しくしたはずだ。あらかじめ死ぬつもりで「引っ越す」と周囲に言っていたのか、それともドッズ巡査との一件のあとに衝動的に決めたのか。鎮痛剤がきっかけになったらしいのが、本当にやりきれない。

26. 謎の名無しさん
これは俺のお気に入りのミステリーの一つ。でも一番あり得るのは溺死だと思う。もし水に入ったのなら、まず助からなかったはずだ。

27. 謎の名無しさん(>>26への返信)
あと、彼が逃げ込んだ場所を地図で見てほしい。砂地と民家の並ぶ半島に閉じ込められていたんだ。片側には橋の架かった冷たい潮の川が流れ、反対側は警官だらけの道路で塞がれていた。森の側には逃げていない。おそらく川を泳いで渡ろうとして溺れたんだと思う。それでも何も見つからないのは妙だけどね。逃走用の荷物を持って車から降りたのかどうかで、いつも考えが揺れる。

28. 謎の名無しさん
面白い事件だよね。逃走の前、彼は友人たちに国を出ることを考えていると話していた。確かタイとカリブ海を候補に挙げていたはず。そのあと精神的な発作のようなものを起こして、あの警官との一件、追跡、地上捜索へとつながった。熟練のサバイバリストであの森を知り尽くしていたなら、捜索網を完全にかわすのもあり得なくはない。FBIがここ数年で懸賞金を上げ続けているのは、まだどこかに生きていると考える理由があるからだろう。俺が賭けるなら、彼は今もこの国か、あるいは口にしていた別の国で、社会から離れて生きているほうに張るよ。

29. 謎の名無しさん
FBIが2017年に1万ドル、2023年に5万ドルへ懸賞金を引き上げたという事実が、俺にはずっと引っかかっている。本当に死んだと確信しているなら、時間が経つほど額を上げる意味は薄いはずだ。捜査当局は生存の可能性を、俺たちが思うより高く見積もっているのかもしれない。

30. 謎の名無しさん
結局のところ、無事だった犬だけが真実を知っているのかもしれないね。撃たれるのを恐れて主人が車から放り出した相棒が三日後に生きて見つかって、当の本人は15年間どこにもいない。死んだにしても、逃げ延びたにしても、あの土手を駆け下りた背中を最後に、誰もその後を知らないというのが何より薄気味悪い。

未解決の謎

デイビッド・ダーラムの事件が薄気味悪いのは、これだけの条件がそろっていながら何一つ決着していない点にある。撃たれた警官は一命を取り留めて職務に復帰し、車から放り出された犬は三日後に無事保護された。事件の一部始終はダッシュカメラに残り、逮捕状も懸賞金も出そろっている。それでも、肝心のダーラム本人だけが、あの土手を駆け下りた背中を最後に、15年間どこにも現れない。

死亡説を取れば、これほど早く始まった捜索でなぜ痕跡ひとつ出ないのかが引っかかる。生存説を取れば、スマホもSNSもある時代に、指名手配犯が15年間も一度も足がつかずにいられるのかという壁にぶつかる。どちらの説にも、決定的な一手が欠けているのだ。

熟練のサバイバリストが自ら望んで消えたのか、それとも冷たいオレゴンの原野が彼を飲み込んだのか。FBIが懸賞金を5万ドルまで積み増した今も、その答えを知るのは、無事に見つかったあの犬だけなのかもしれない。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ