2006年1月3日の夜、米カリフォルニア州の山あいの小さな町ウェルドンで、銀行の仕事を終えて車で帰る途中の女性が、見知らぬピックアップトラックにつけ回された。あおりながらぴたりと後ろに付き、前に出ては急ブレーキを踏む。ようやく振り切ったと思って家に着くと、トラックはそこにもいた。
トラックはいったん走り去ったが、その夜のうちに何度も戻ってきて、家の窓にライトを点滅させた。同居していた恋人のデール・ヘイ(34歳)は、自分のジープで出ていき、それきり帰らなかった。自宅から1.6キロ足らずの場所で、運転席で撃たれて亡くなっているのが見つかったのだ。犯人もトラックも、20年たった今も分かっていない。海外掲示板の議論をまとめた。
事件の概要
🗓️ 発生日:2006年1月3日の夜
🌫️ 場所:米カリフォルニア州カーン郡ウェルドン。自宅から1マイル(約1.6キロ)足らずの道路脇
👤 被害者:デール・ヘイ(当時34歳)。恋人のデイナ・ドスタル、自分の幼い息子と3人で暮らしていた
🔍 状況:仕事帰りのデイナの車をつけ回したピックアップトラックが自宅の前に現れ、窓にライトを点滅させては走り去ることを繰り返した。デールはジープに乗って出ていった
🕯️ 結末:フェンスにぶつかって止まったジープの運転席で、頭を撃たれて死亡しているのが見つかった。犯人は特定されておらず、2026年10月時点で逮捕の報道はない
ウェルドンは、カリフォルニア州の内陸の都市ベーカーズフィールドから東へ車で1時間ほど、カーン・バレーの山々に囲まれた牧場町だ。人口は2,700人に満たず、地元のテレビ局は「人より牛のほうが多い町」と紹介している。昼間はそれなりににぎやかだが、夜になると街灯もない道が暗闇の中にどこまでも続く。
デイナは、近くの町レイク・イザベラの銀行に勤めていた。「ああいう町では、何も起きないものなんです。みんな顔見知りで、出入りする道も限られている。周りを山に囲まれて逃げ場がないのに、誰がここで犯罪をしようと思うのか」。事件の13年後、地元局KGETの取材に、デイナは当時の感覚をこう語っている。
判明している事実
止まりかけのトラックを追い越したことから始まった
その日、デイナはいつものようにケルソー・クリーク・ロードを通って家へ向かっていた。日はすでに沈んでいた。「トラックが1台、止まっているみたいだったんです。のろのろ動いてはいたけど、ほとんど止まっているようだった。近づいても進まないので、追い越しました。カーブをいくつか曲がり始めたところで、バックミラーにまぶしいライトが映っているのに気づいたんです」
暗くて、運転席の人物の姿は見えなかった。「後ろからライトを浴びせられて、何も見えなかった。それでうんとスピードを落としたら、トラックが私を抜いていって、目の前で急ブレーキを踏んだんです。猫とネズミの追いかけっこみたいでした。少しスピードを上げると、すぐ真後ろに付いてくる。落とすと、今度は抜かずに、ずっと後ろにいるんです」
家の前に現れ、窓にライトを点滅させた
デイナはどうにか振り切ったと思って家に帰った。ところが、門をくぐるとき、ライトがこちらの家に向けられているのが見えたという。デールに言われて門を開けに出てきた息子は「あの車は、ぼくを見たらすぐに行っちゃった」と振り返っている。家に入ったデイナは、取り乱しながらデールに出来事を話した。
それでも、騒ぎはすぐに収まったように思えた。デールは夕食を作り、デイナは着替えて洗濯を始めた。いつもと変わらない夜だった。しばらくして、車がまた家の前に来て止まった。デールが外に出ると、車は走り去った。家に戻ったデールは、おびえるというよりいら立った様子で「表の窓にライトをチカチカさせていた。家をからかうみたいに。ずっと照らすんじゃなくて、点滅させていた」と話したという。
10分ほどたつと、またヘッドライトが窓に差し込んだ。洗濯物を片づけていたデイナが部屋に戻ると、デールの姿はなかった。息子によれば、デールはジープに乗って出ていった。トラックは誰かが外に出てくると走り去るのを繰り返していたため、デールはその後を追ったとみられている。
自宅から1.6キロ足らず、フェンスにぶつかって止まったジープ
デイナと息子は、デールの帰りを待ちながら映画を見ていた。2人とも、まさか相手とやり合うようなことになるとは思っていなかった。それでも、映画がずいぶん進んでも帰ってこない。30分ほど待ったところで、2人はデイナの車で捜しに出た。1マイル(約1.6キロ)も走らないうちに、フェンスにぶつかって止まっているデールのジープを見つけた。
デールは運転席に座ったまま亡くなっていた。死因は交通事故ではなく、頭部への1発の銃弾だった。デイナによれば、捜査側の説明は二転三転したという。「警察は『まぐれ当たりだ』と言ったかと思えば、次の瞬間には『腕の立つ人間の仕業に違いない、ジープに弾の傷ひとつないから』と言うんです。とても混乱しました」
トラックは角ばった形で、荷台に明るい色のシェル
目撃されたのは、明るい色のフルサイズのピックアップトラックだ。角ばった形で、古い型のフォードかシボレーの可能性があり、荷台には車体より明るい色のキャンパーシェル※が載っていたとされる。車高を上げた改造はされていなかったようだ。シェルは事件のあとで外された可能性もあると元スレの投稿者は書いている。運転していた人物の特徴は、まったく分かっていない。
※ キャンパーシェル:ピックアップトラックの荷台にかぶせる、屋根と窓の付いたカバー。米国の田舎では荷物を雨風から守るために付けている車が多い。
13年間、捜査は動いていなかった
デイナによれば、捜査では交際関係や薬物、銃のトラブルといった、殺人事件でまず疑われる線が調べられたが、何も出てこず、そのまま止まってしまったという。デイナも息子も、デールに敵はおらず、その夜のデールに相手の心当たりがあるような様子はなかったと話している。
事件から13年後、デールの娘ケリー・ハリソンは、自分から郡の保安官事務所※に問い合わせた。返ってきたのは「現在この事件は捜査されておらず、2006年以降に新しい情報は入っていない」という答えだった。ケリーは「自分が動かなければ誰も調べてくれないとは思っていなかった」と話している。元スレによれば、Facebookページ「Justice For Dale Hay」には、2018年に担当の刑事が付いたと書かれているという。
※ 保安官事務所:市の警察がない郡部で、警察の役割を担う郡の機関。ウェルドンのような小さな町の事件は、カーン郡保安官事務所が捜査する。
主な仮説
仮説1:追い越されて逆上した、行きずりの人物
もっとも素直な見方は、デイナにのろのろ運転を追い越されたことに腹を立てた人物が、あおり運転をエスカレートさせたというものだ。ライトを当てては走り去る行動は、相手を怒らせて楽しんでいるようにも見える。最初に追いかけてきたのがデールで、追い詰められたと感じた犯人が撃った、という筋書きになる。デイナ自身も、のちに「標的はデールではなく私だったのかもしれない。あの男を怒らせたのは私なのに」と、長く自分を責めてきたと語っている。ただ、たまたま行き合った相手の家にまで何度も戻ってくるのは、ふつうのあおり運転の域を大きく超えている。
仮説2:見られたくない何かを、見られたと思い込んだ
暗い山道で、トラックはほとんど止まっていた。そこで何をしていたのか、と考える人も多い。人目のない場所で見られたくないことをしていた人物が、横を追い越していったデイナに見られたと思い込み、家を突き止めて様子をうかがっていた、という説だ。そうだとすれば、追ってきたデールを撃ったのは口封じや逃走のためだったことになる。ただ、当日その付近で別の事件が起きていたかどうかは報じられておらず、裏づけはない。
仮説3:デール本人を狙った犯行
弾が車体に1発も当たっていないこと、家の中の人を外に誘い出すようなライトの使い方から、最初からデールを狙っていたのではないかという見方もある。娘のケリーも「心の底では、偶然だったとは思えない。でも証拠はないし、警察にも偶然だったと裏づける証拠はない」と話している。一方で、デールには知られた敵がいなかった。それに、つけ回されたのはまずデイナの車だった。デールが警察を呼ばずに自分で追ってくると、犯人が前もって読めたとは考えにくい。
仮説4:人違い
犯人が別の誰かの車や家と取り違えていた、という可能性も挙げられている。山道で誰かを待ち伏せしていたところに、似た車のデイナが通りかかったのかもしれない。ただ、人違いなら、家の前で幼い息子の姿を見た時点で間違いに気づいてもよさそうなものだ。それでも戻ってきたことの説明はつかない。
海外の反応
1. 謎の名無しさん
何度でも言う。誰かにつけられていると思ったら、絶対に家に帰っちゃだめ。いちばん近い警察署か消防署まで走ること。家を知られた時点で、相手はいつでも戻ってこられるようになる。
2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
本当にそうなんだけど、彼女は怖くて仕方なくて、とにかくデールのいる家に、安全な場所に帰りたかったんだと思う。それに、あんな小さな町じゃ、夜に巡回している警官なんてほとんどいなかったんじゃないかな。
3. 謎の名無しさん(>>1への返信)
彼女の肩を持つと、本人は振り切ったと思っていたんだよね。まだ近くにいると気づいたのは、門をくぐって家の前まで来てからだった。そこから警察署まで走り直すのは難しいよ。
4. 謎の名無しさん
道路で人がどこまでおかしくなれるか、甘く見ちゃいけない。高校生のとき、友だちが高速で他の車の前にうっかり割り込んだら、何キロも暗い中をつけてきた。コンビニの駐車場で友だちが「なんでついてくるんだ」と詰め寄ったら、相手は上着の中に手を入れたまま、黙ってこっちをにらんでた。銃を持っているみたいに。たまたま近くに警察がいて助かったけど、今思えばあれは最悪の行動だった。
5. 謎の名無しさん
銃を積んだ車で、知らない女性の家までつけてきた男だよ。これが最後だったとは思えないし、最初だったとも思えない。
6. 謎の名無しさん(>>5への返信)
たぶん、それまでの相手は家に閉じこもって終わりだったんだと思う。本気で追い払おうと追いかけてきたのがデールが初めてで、そのせいで撃たれたんじゃないかな。
7. 謎の名無しさん
銃は最初から車にあったのか、それとも行ったり来たりするあいだに家まで取りに戻ったのか。戻ってくるまで10分ほどしかなかったなら、取りに行ったとしても家はすぐ近くになる。最初から持っていたと考えるほうが自然だと思う。
8. 謎の名無しさん(>>7への返信)
あれだけ家族を挑発していたんだから、最初から持っていたはず。キレた勢いのあおり運転じゃなくて、相手が出てくるのを待つゲームだったんだよ。ライトをずっと照らすんじゃなく「点滅させていた」っていうのが、いちばんぞっとする。
9. 謎の名無しさん
いろんな方向に転がりうる事件だね。デイナに目をつけた見知らぬ誰か、デールに用があった誰か、悪ふざけのつもりがデールに詰め寄られて引っ込みがつかなくなった誰か。こういう小さな町でどんな噂が流れているのか、すごく知りたい。
10. 謎の名無しさん
人口2,700人足らずの町なんだから、当時その特徴のトラックを持っていた住民を洗い出せなかったのかな。キャンパーシェルまで載ってる角ばったトラックなら、数は限られそうだけど。
11. 謎の名無しさん(>>10への返信)
住民とは限らないよ。通りすがりの人間なら、通報があったころにはもう谷の外に出ていたはず。それに、荷台のシェルなんて外せば普通のトラックになる。古いフォードやシボレーのピックアップなんて、あのあたりでは珍しくもない車だし。
12. 謎の名無しさん
証拠になりそうなのは、彼の命を奪った弾くらいだろうね。どんな銃か、せめて種類だけでも分かっているんだろうか。警察が「まぐれ当たり」と言ったり「腕の立つやつ」と言ったりしたって話を読むと、それすらはっきりしないのかと心配になる。
13. 謎の名無しさん
誰も触れていないのが不思議なんだけど、そもそもトラックは何をしていたんだろう。暗い山道で、ほとんど止まっていたんだよね。投稿者は「不審な様子だった」と書いているけど、本人の証言では止まりかけていたというだけ。そこで何があったのかが、すべての出発点な気がする。
14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
同じことを考えてた。見られたくない何かをしていて、横を抜けていった車に見られたと思い込んだのかもしれない。それなら顔を見られまいとライトを浴びせ続けたのも、家を確かめに来たのも説明がつく。本人は何も見ていないのに、相手だけがそう思い込んでいた、ということは十分ありうる。
15. 謎の名無しさん
深読みしすぎだと思う。単純に、あおり運転が行きすぎただけの事件じゃないかな。追い越されたのが気に入らなかった、それだけのことで人を殺す人間は実際にいる。
16. 謎の名無しさん(>>15への返信)
でも、わざとのろのろ走って追い越させて、それから後ろにぴったり付くって、最初からケンカを売る相手を探していたように見える。オーストラリアに住んでるから分からないんだけど、アメリカでは車に銃を積んで走るのは普通なの? 逆にデールに追いかけられて、怖くなって撃ったのかもしれない。
17. 謎の名無しさん
カリフォルニアは銃の規制が厳しい州だけど、牧場の多い山あいの町なら、猟銃を持っている家は珍しくない。ただ、見知らぬ女性をつけ回すのにそれを持ち出すのは、どう考えてもまともじゃない。
18. 謎の名無しさん
この男を「ストーカー」と呼ぶのはちょっと違う気がする。理由もなく見知らぬ人の家まで来てこんなことをする人間は、ただただ危険。見かけたらすぐ警察を呼ぶべき相手だよ。
19. 謎の名無しさん
悲しい事件だけど、まともじゃない相手には向かっていくな、という話でもあると思う。自分も絡まれたときは、腕力で勝てそうでも、黙ってその場を離れるようにしてきた。悔しいけど、武器を持った人間は何をするか分からない。そのおかげで、今も生きてる。
20. 謎の名無しさん(>>19への返信)
理屈ではそうなんだけど、家には子どもがいて、何度も窓にライトを当てられて、恋人は怖がっている。自分がデールでも、たぶん外に出ていったと思う。彼を責める気にはなれないよ。
21. 謎の名無しさん
まるでスピルバーグの映画『激突!』だね。自分も夜の田舎道で、6マイル(約10キロ)くらい後ろにぴったり付かれたことがある。家を知られたくなくて、自宅の前を通り過ぎて、開いているバーを目指して走った。そうしたら急にパトランプが光って、本物のパトカーだった。助かったけど、あれが警官じゃなかったらと思うと今でも怖い。
22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
家の前を通り過ぎたのは本当に正しい判断だと思う。この事件の犯人がいちばん欲しかったのは、たぶん彼女の家がどこかという情報だった。それを渡してしまったら、あとは相手の好きなときに戻ってこられる。
23. 謎の名無しさん
世の中には、一度だけ人を殺して、何事もなかったように普通の生活に戻っていく人間がいると思う。ジョニー・キャッシュの歌に、死ぬのを見たいがためにリノで男を撃った、って一節があるけど、あれみたいなやつ。
24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
もし本当にこの一度きりなら、手がかりはほとんど残らない。逆に、同じことを何度もしていたなら、谷のあたりで「ライトを当てられた」「家までつけられた」という通報がほかにも出ていたはず。そういう話が聞こえてこないのも引っかかる。
25. 謎の名無しさん
娘さんの「心の底では、偶然だったとは思えない」という言葉が気になる。弾が車体に1発も当たらずに頭に命中しているのも、行きずりの人間にしてはできすぎている気がする。
26. 謎の名無しさん(>>25への返信)
でも、デールが警察を呼ばずに自分で追いかけてくるなんて、犯人にどうやって読めたの? わざわざ先にデイナの車をつけ回して、通報される理由を与えたのもおかしい。もしもの話が多すぎる。デールに敵はいなかったという家族の話を、自分はそのまま信じるよ。
27. 謎の名無しさん
ナンバーを控えていれば、とどうしても思ってしまう。でも、暗闇で後ろからハイビームを浴びせられ続けていたら、ナンバーなんて見えるわけがない。彼女を責めるのは酷だと思う。
28. 謎の名無しさん
一人でアメリカを何度も車で横断してきた女です。こっちが十分に間をあけて追い越しただけで、激怒する人は本当にいる。カリフォルニアのフリーウェイで、急ブレーキを踏んだあげく、車から降りてこようとした人もいた。何が引き金になるのか、いまだに分からない。
29. 謎の名無しさん
カーン郡に住んでるけど、この事件は一度も聞いたことがなかった。家族を守ろうとした、何の罪もない人が殺されたなんて、本当にやりきれない。子どもたちが答えにたどり着ける日が来てほしい。
30. 謎の名無しさん
人違いだった可能性も、ずっと頭から離れない。どの説にしても、あの夜トラックに乗っていた人間は、今もどこかで暮らしているかもしれない。誰かが口を開かない限り、このまま終わってしまうんだろうね。
未解決の謎
この事件が解けない最大の理由は、手がかりの少なさだろう。現場は街灯もない夜の山道で、目撃者はいない。トラックの運転手の姿は誰も見ておらず、ナンバーも分かっていない。残っているのは、角ばった明るい色のトラックと、荷台のシェルという、当時の谷では決して珍しくなかったはずの特徴だけだ。2019年の地元局の報道は、保安官事務所の人手不足と新しい事件の多さに触れ、解決には誰かが情報を寄せるしかないだろうと伝えていた。
答えの出ていない問いは多い。トラックは、なぜ暗い道でほとんど止まっていたのか。追い越されただけの相手の家に、なぜ何度も戻ってきたのか。窓にライトを点滅させたのは、家の中の誰かを外へ呼び出すためだったのか。捜査側が「まぐれ当たり」と「腕の立つ人間」のあいだで揺れたように、撃った人物が何者なのか、その輪郭さえ定まっていない。
今回調べた範囲では、2026年10月の時点で、逮捕や新しい証拠を伝える報道は見つからなかった。未解決事件をまとめる米国のデータベースには、いまも「デール・ヘイ・ジュニア、34歳、銃による死亡、カーン郡保安官事務所」とだけ記されている。
恋人の帰り道に始まった追いかけっこは、その夜のうちに自宅から1.6キロ足らずの道路脇で終わった。デールの子どもたちはすでに大人になり、父親の死の理由を今も探し続けている。
出典:Reddit r/UnresolvedMysteries 元スレ/KGET 17「Murder Mystery in the Kern Mountains」(2019年1月3日)/ベーカーズフィールド・カリフォルニアン「Deputies seek vehicle in killing」


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