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【2022年】「友達のところに行ってくる」——届いたばかりの携帯だけ持って消えた21歳

【2022年】「友達のところに行ってくる」——届いたばかりの携帯だけ持って消えた21歳 行方不明・失踪

2022年10月17日の夕方、アメリカ・ワシントン州スパナウェイの住宅街で、21歳の女性が「友達のところに行ってくる」と言って家を出た。持って出たのは、その日に郵便で届いたばかりの新しい携帯電話だけ。鍵も財布も身分証も、家に置いたままだった。彼女は友人宅にたどり着かなかった。

※ スパナウェイ:アメリカ・ワシントン州ピアース郡にある地域。州西部の都市タコマの南に隣接する郊外にあたる。

自宅から数百メートルも離れていない路肩の草むらで、その携帯電話は鳴り続けていた。犬を散歩させていた近所の男性が着信音に気づいて拾い上げ、電話の向こうにいた父親に「道に落ちていた」と告げる。リオ・ボイドさんの足取りは、そこで完全に途切れた。以来3年近く、彼女がどこへ向かったのかは分かっていない。

事件の概要

🗓️ 発生日:2022年10月17日

🌫️ 場所:アメリカ・ワシントン州ピアース郡スパナウェイ、フィールド・ロード沿いのモービルホームパーク

👤 被害者:リオ・ジーナ・ボイドさん(当時21歳)

🔍 状況:午後6時ごろ「友人を訪ねる」と言って自宅を出たまま行方不明。友人宅には到着していない

🕯️ 現在:自宅から約122メートルの路肩で携帯電話が発見された以外に手がかりなし。ピアース郡保安官事務所が捜査中

※ モービルホームパーク:移動可能な組み立て式住宅を並べた住宅地。アメリカでは低所得層向けの賃貸住宅地として広く見られる。

※ 郡保安官事務所:アメリカの郡単位で置かれる法執行機関。市警察が置かれていない郊外や未編入地域では、保安官事務所が事件捜査と巡回の両方を担う。

リオさんの名前は、両親が好きだったデュラン・デュランの楽曲「リオ」から取られた。両親は彼女が2歳のときに別居し、一度よりを戻したものの再び別れている。きょうだいとともに母クリスティさんのもとで過ごす時間が長かったが、失踪当時は父ブライアンさんとその新しい家族と暮らし、母はオレゴン州に住んでいた。

子どものころのリオさんは「明るくて、絵を描くのが好きな子」だったと母は振り返る。森を走り回り、いとこたちと釣りに出かけるのが好きだった。一方で注意欠如・多動症(ADHD)の診断を受けており、学校生活には苦労した。母が処方を受けさせても、父を含む親族の一部が「薬は必要ない」と言うため、服薬は生涯で3回ほど途切れたという。転校先でもなじめず、最終的に学校をやめている。失踪の少し前にはガラス細工を習い始め、父によれば「絵に情熱を持ち、その道の仕事を考えていた」。

判明している事実

新品の携帯は自宅の目と鼻の先に落ちていた
携帯電話が見つかったのは、フィールド・ロードの400番台ブロック、自宅からおよそ122メートル(400フィート)の地点だった。歩道でも車道の中央でもなく、路肩を外れた草むらの中。犬を散歩させていた近所の男性が鳴っている音に気づいて拾い、かけていた父ブライアンさんが応答を受けた。捜査当局は、この男性が失踪に関与しているとは考えていない。

鍵も財布も身分証も置いたまま
リオさんが持ち出したのは、その日に届いたばかりの携帯電話だけだった。鍵、身分証、財布はすべて自宅に残されていた。飼っていたピットブルの「ロスコ」も家に置かれたままで、伯父のチャド・ボイドさんは「両親に何も言わずにどこかへ行くような子ではないし、あの犬を置いていくはずがない」と語っている。

失踪の数日前に訴えていた不安
いなくなる数日前、リオさんは母に「見張られている気がする」「誰かに襲われそうな気がする」と話していた。近所のコンビニエンスストアから出たとき、トラックに乗った男たちにじっと見られ、「本当に嫌な感じがした」とも伝えている。母は父にこの話を伝えたが、父は「考えすぎだ」と受け止めたという。

防犯カメラからは何も出なかった
警察は198thアベニュー・コートEとフィールド・ロード周辺の住民・事業者に対し、10月17日午後4時から19日午後4時までの映像提供を呼びかけた。携帯電話の発見場所の向かいにある建物の防犯カメラ映像も解析されたが、手がかりは得られなかった。押収された携帯電話は鑑識に回されたが、そこから何か判明したかは公表されていない。

「家出」から「危険な行方不明者」へ
当初、リオさんは自らの意思で家を離れた「家出人」として扱われていた。母は早期の届け出を父に強く促したが、父は「そのうち帰ってくる」と当初は考えていたという。帰宅がないまま届け出が行われ、現在は身に危険が及んでいる可能性が高い「エンデンジャード・ミッシング」に分類されている。

※ エンデンジャード・ミッシング:アメリカの行方不明者分類の一つ。単なる家出や自発的な失踪ではなく、生命・身体に危険が及んでいる可能性があると判断された場合に用いられる区分。

主な仮説

仮説1:家を出た直後に、何者かに連れ去られた

携帯電話の落下地点が自宅から2ブロックほどしか離れていないことから、最も広く支持されているのがこの見方だ。友人宅を目指して歩き出してすぐ、誰かに呼び止められたか、車に乗せられたと考える。持ち物を落として消えたという状況は、自分の意思で立ち去ったのだとすれば説明が難しい。ただし、防犯カメラに不審な車両や人物が映っていたという発表はなく、裏づけとなる物証は今のところ公表されていない。

仮説2:精神的な不調や薬物の影響で、自ら姿を消した

失踪前に「見張られている」と繰り返し訴えていた点をとらえ、被害妄想が高じた末に自分から携帯を捨てて姿を消したのではないか、という見方もある。掲示板では「21歳は統合失調症の発症時期として珍しくない」「位置を追跡されると思い込んで携帯を手放した可能性がある」といった推測が出ていた。ただしリオさんにそうした診断があったという情報はなく、3年近く一切の目撃情報がない点をこの説だけでは説明しきれない。

仮説3:交友関係の周辺にいた人物が関わっている

リオさんは学校をやめたあと、飲酒や市販の咳止め薬の乱用を伴う交友関係に入っていったとされる。母クリスティさんはインタビューの中で、父の勤め先の関係者について、娘から薬物を渡され関係を迫られたと聞いたと述べており、失踪への関与を疑っていると語っている。ただしこれはあくまで母親が娘から聞いたという伝聞であり、捜査機関がこの人物を容疑者として扱っているという発表はない。実名も公表されていない。

仮説4:事故や不慮の事態に巻き込まれ、発見されていない

夕方6時ごろ、10月のワシントン州西部はすでに暗くなり始めている時間帯だ。徒歩で移動中に何らかの事故に遭った可能性も理屈の上では残る。ただしこの場合、自宅からわずか122メートルの地点で携帯を落としたきり本人が見つからないという点が最大の難点になる。周辺は捜索が行われており、通常であれば発見されていておかしくない距離である。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
友人宅にも着いていない、家にも帰ってこない、しかも新品の携帯を見知らぬ人が拾っている。ここまで条件が揃っていて父親がすぐに通報しなかったというのが、どうしても引っかかる。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
情報の大部分が母親側の証言だからバイアスはあると思う。ただそれを差し引いても、この両親が子どもへの向き合い方でまるで違っていたことは伝わってくる。

3. 謎の名無しさん(>>2への返信)
彼女が家を空けて数日戻らないのが初めてだったのかどうかが気になる。21歳で成人しているし、薬物との付き合いもあったのなら、父親が「またか」と受け取った可能性はある。

4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
それはむしろ逆じゃないかな。普段から連絡なしで何日も友人宅に泊まるような人ではなかったのなら、余計に警戒すべき場面だったはず。

5. 謎の名無しさん(>>4への返信)
海外の事件掲示板に立てられたスレッドは、最終目撃から一週間後の10月24日には存在している。通報まで何か月もかかったわけではないし、当日けんかして「友達のところに行く」と言って出たなら、最初から最悪を想像しなかったのも分からなくはない。

6. 謎の名無しさん
携帯が家のすぐ近くの草むらに落ちていたというのが、この事件の全てを物語っている気がする。友人宅へ向かうつもりだった人間が、出発して数分の地点で持ち物を落としたまま消えている。

7. 謎の名無しさん(>>6への返信)
落ちていたのが歩道でも車道の真ん中でもなく、路肩を外れた草の中というのが妙だと思う。逃げようとして落としたのか、車から投げ捨てられたのか。どちらにしても自分の意思で置いていったとは考えにくい。

8. 謎の名無しさん
鍵も身分証も財布も置いていったのに、届いたばかりの携帯だけ持って出た。本当にちょっと友達の家に寄るだけのつもりだったんだろうな。そこが一番つらい。

9. 謎の名無しさん
母親が手を尽くしていたのが伝わってくる。薬は要らないと周りが言い出す環境の中で、それでもどうにか娘を守ろうとしていた。その結末がこれというのは、あまりに救いがない。

10. 謎の名無しさん(>>9への返信)
父親を犯人扱いする気はまったくないけれど、親としての振る舞いには疑問が残る。娘が「見張られている気がする」と言ったのを「考えすぎ」で片づけたのは、後から見れば取り返しがつかない判断だった。

11. 謎の名無しさん
失踪の数日前、コンビニの前でトラックの男たちにじっと見られたという部分。普段なら薬物由来の被害妄想として片づけたくなるところだけど、この件に関しては本人の直感が当たっていたように思えてならない。

12. 謎の名無しさん
重い精神疾患があると、根拠のない被害妄想や監視されている感覚が出ることはある。ただこのケースでそこまでの診断があった様子はないし、妄想の一言で片づけてしまうのは危ういと思う。

13. 謎の名無しさん(>>12への返信)
21歳という年齢が統合失調症の発症時期として典型的なのは確か。携帯で居場所を追われると思い込んで自分から捨てた、という筋書きも一応は成立してしまう。

14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
その説を取るとしても、では本人はどこへ行ったのかという問題が残ってしまう。徒歩で家を出て、3年近く誰の目にも触れていないというのはさすがに無理がある。

15. 謎の名無しさん
大人の失踪は24時間待たないと通報できない、といまだに信じている人が多い。あれは完全な作り話で、実際には安全に懸念があるならすぐ届け出ていい。この誤解のせいで初動が遅れた例は山ほどある。

16. 謎の名無しさん
自分の住んでいる地域の警察も、公式サイトで「待つ必要はありません」と明記している。むしろ早く届け出たほうが動きやすいと書いてあるくらい。何十年も生き残っているひどい迷信だと思う。

17. 謎の名無しさん
犬の散歩中の人が着信音に気づいて拾ったという流れは、逆に言えばその携帯は鳴り続けていたということ。持ち去られてもいないし、電源を切られてもいない。慌てて手放されたように見える。

18. 謎の名無しさん
発見場所の向かいにある建物の防犯カメラまで解析して何も出てこなかった、というのが一番不気味に感じる。あれだけ近い場所なら、何かしら映っていてもよさそうなものなのに。

19. 謎の名無しさん
飼い犬を置いていったというのが自分には決定的に思える。ペットと暮らしている人間が、自分の意思で数年間そのままにするというのは想像しにくい。

20. 謎の名無しさん
家出扱いから危険な行方不明者に切り替わるまでの時間が、この手の事件ではいつも致命的になる。最初の数日で近隣の聞き込みができていたかどうかで、結果はまるで変わっていたはず。

21. 謎の名無しさん
母親が疑っていると語っている人物についての話は、あくまで娘から聞いたという伝聞にすぎない。気持ちは痛いほど分かるけれど、裏づけのない段階で断定的に語られるのは、捜査にとってもよくないと思う。

22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
同意する。ただ母親がそこまで公に語るということは、それだけ切羽詰まっているということでもある。3年近く何の進展もなければ、どこかに向けて声を上げたくもなる。

23. 謎の名無しさん
家を出たのが夕方6時で、10月のワシントン州西部ならもう日が落ちかけている時間帯。徒歩で移動していた若い女性が暗がりに入った、というだけで可能性の幅が一気に広がってしまう。

24. 謎の名無しさん
このあたりは幹線道路が近い。もし車で連れ去られたのだとしたら、数十分で全く別の郡まで移動できてしまう。捜索範囲が一気に広がって手がつけられなくなる典型的なパターンだと思う。

25. 謎の名無しさん
携帯が見つかったのが「2日後」なのか「その晩」なのか、資料によって食い違っている。こういう基本的な部分が揺れているのは、外から追っている人間にとってかなり厄介だ。

26. 謎の名無しさん(>>25への返信)
情報源がニュース記事、ポッドキャスト、家族の証言と混在しているから、ある程度は仕方ない面もある。ただ時系列がぶれているせいで、父親の対応が本当に遅かったのかどうかも外からは判断できなくなっている。

27. 謎の名無しさん
ガラス細工を習い始めていた、絵を描くのが好きだった、というくだりを読んで急に胸が痛くなった。この先の話をちゃんと持っていた人だったんだと、そこで分かってしまう。

28. 謎の名無しさん
デュラン・デュランの曲から名前をつけられた、という一節。失踪事件の記事ではこういう細部が一番残る。数字や地名ではなく、その人がどんな人だったかを思い出させてくれるから。

29. 謎の名無しさん
情報提供の受付番号が今も公開されているということは、捜査が閉じていないということでもある。近隣に住んでいて当時の映像が残っている人がいれば、まだできることはある。

30. 謎の名無しさん(>>29への返信)
3年前の記録がそのまま残っている可能性は正直低い。それでも当時撮って個人的に保存したままの映像がどこかに眠っていることはある。呼びかけを続ける意味は確かにあると思う。

未解決の謎

この事件で最も奇妙なのは、失踪の現場が自宅からあまりに近いことだ。約122メートル、歩いて2分もかからない距離で携帯電話は路肩の草むらに落ち、鳴り続けていた。そこから先の彼女の足取りは一切分かっていない。誰かに連れ去られたのだとすれば、それは夕方6時、住宅が並ぶ道路のすぐそばで起きたことになる。にもかかわらず、目撃者も、防犯カメラの手がかりも出てきていない。

もう一つ引っかかるのが、失踪の数日前に本人が繰り返していた不安の訴えだ。「見張られている気がする」「襲われそうな気がする」。この言葉は、当時は考えすぎとして受け流された。結果だけを見れば、彼女の感じていた何かが現実だったのか、それとも偶然の一致だったのかを判断する材料は、今も存在しない。

資料によって食い違う時系列も、この事件を見えにくくしている。携帯が見つかったのは失踪当夜だったのか、それとも父親が2日間かけ続けた末だったのか。どちらを取るかで、家族の対応の速さの評価も変わってしまう。情報の出どころがニュース記事、ポッドキャスト、家族の証言に分散していることが、そのまま事件像のぼやけにつながっている。

リオ・ジーナ・ボイドさんは失踪当時21歳、生きていれば現在25歳前後になる。ピアース郡保安官事務所は今も情報提供を受け付けており、事件は未解決のままだ。持ち出されたのは、届いたばかりの携帯電話ひとつ。それが自宅のすぐそばに落ちていたという事実だけが、3年近く動かないまま残されている。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレKOMO News

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