2026-08

行方不明・失踪

【2002年】ブルーシートで隠された白いキャデラック——消えたナンバープレートと娘の家までの1マイル

2002年8月24日、土曜日の朝9時30分。ミズーリ州カンザスシティ※で、71歳のシャーリー・マキューンは自宅の私道から車を出した。行き先は娘の家。距離にして約8マイル、車で15分から20分の道のりだった。彼女はそこに着かなかった。※ カン...
行方不明・失踪

【2020年】「午前9時、ピハ・ロードで携帯が最後に反応した」黒砂の海へ向かった18歳の6時間

「母さんに、あのビーチの黒い砂を持って帰るよ」——18歳のフランス人青年がそう約束していた海岸は、彼が最後に向かった場所だった。2020年3月7日の未明、ニュージーランド最大の都市オークランド※の郊外にある下宿を出たエロイ・ジャン・ロランは...
行方不明・失踪

【2006年】「この事件はもうコールドケースではない」オーランドで消えた24歳、20年目のDNA

2006年1月24日の朝、フロリダ州オーランド※の集合住宅から、24歳の女性が出勤の支度をしたまま姿を消した。ジェニファー・ケッシー。二日後、彼女の車は自宅から1.6キロほど離れた別の集合住宅の駐車場に停められた状態で見つかる。その駐車場を...
未解決事件

【2016年】感謝祭前夜に消えた高校生——遺骨に残された2か所の損傷が自死説を覆した

2016年11月23日、感謝祭※の前夜。テキサス州の北の端、人口2000人あまりの町カナディアンで、高校の最上級生※だったトーマス・ブラウンが消息を絶った。遺骨が見つかったのは、2年以上が過ぎた2019年のことである。当初の判断は自死。だが...
行方不明・失踪

【2005年】ブルックリンの公園のベンチで見つかった人、20年経っても名前が分からない

2005年11月6日、ニューヨーク市ブルックリンの小さな公園で、ベンチにもたれかかるような姿勢の人が見つかった。検視局の記録では、この人の死後経過時間※は「recent(ごく最近)」とされている。つまり、亡くなってから発見されるまでにほとん...
未解決事件

【1989年】母の遺体が見つかった2日後、450km離れた公園のトイレで泣いていた赤ん坊2人

1989年8月、アメリカ・カリフォルニア州ベーカーズフィールド。28歳のマリーナ・ラモスは、1歳を少し過ぎたエリザベスと、生後2か月のジャスミンを連れて町を出た。同行していたのは「フェルナンド」と名乗る男だった。いとこには「フェルナンドの住...
未解決事件

【1967年】「待ち伏せされた」と語った保安官——半世紀後に当局が示した別の見立て

1967年、アメリカ・テネシー州の田舎道。夜明け前の暗い時間に、保安官※の車が路肩に止まっていた。助手席には妻が乗っていて、すでに息がなかった。運転席の保安官も顔を撃たれて負傷していたが、命は助かった。彼は「自分が潰そうとしていた組織の連中...
行方不明・失踪

【2023年】アムステルダムで倒れた男性、伝えられる言葉は「違う」と「そう」の二つだけ

2023年5月10日、オランダ・アムステルダムの路上で、一人の男性が倒れた。運び込まれた病院で脳出血ないし脳卒中と診断され、必要な治療は済んだ。だが彼には失語症※が残った。自分の名前も、住所も、家族の連絡先も、本人の口からは出てこない。倒れ...
怖い話・心霊

「数えれば三人、なのに四人いた」1916年の南極から百年、生還者だけが感じる四人目とは

南極の氷の山を三人で越えていたはずなのに、三人とも「四人目がいた」と感じていた——1916年、アーネスト・シャクルトン一行が生還後に語ったこの奇妙な記憶は、のちに詩人T・S・エリオットの手で『荒地』※の一節になり、さらに百年後、「第三の男現...
行方不明・失踪

【2023年】「犬2匹を残し、エンジンはかかったまま」息子に会う9時間半の道で消えた父親

2023年11月4日の夜、アメリカ・ルイジアナ州の小さな町から1台の白いピックアップトラックが出発した。運転していたのは建設作業員のジャレッド・マカロック、33歳。目的地は約1,000キロ先、少年拘置施設にいる10代の息子のもとだった。走行...