モンタナ州ビュート。住人同士が顔見知りという小さな町で、ある住人が長年ずっと心に引っかかっている2つの事件がある。2011年と2012年、わずか1年のあいだに、車で2時間とかからない距離の2か所で、バラバラにされた男性の遺体が相次いで見つかったのだ。被害者はいずれも40代後半。発見場所は人里離れたマクドナルド峠※と、ビュート郊外の林道だった。両事件とも、いまだ誰一人として逮捕されていない。これは無関係な偶然なのか、それとも同じ手によるものなのか——。
※ マクドナルド峠:モンタナ州都ヘレナとビュート方面を結ぶUS12号線上の峠。標高の高い山がちな地域で、周囲は人通りの少ない山林地帯。
事件の概要
🗓️ 発生:2011年10月(クライツの遺体発見)/2012年6月(カナダの両脚発見)
🌫️ 場所:モンタナ州ビュート周辺の山間部(マクドナルド峠・モールトン貯水池ロード)
👤 被害者:ジョン・”マイク”・クライツ(48)/マイケル・ウェイン・カナダ(46)
🔍 状況:1年以内・車で2時間圏内の2か所で、切断された男性の遺体が相次いで発見
🕯️ 現状:両事件とも逮捕者なし。2件が関連しているのかは不明
投稿者はビュートで生まれ育った。誰もが互いを知る小さな町で起きた2つの事件は、どうしても無関係とは思えないという。切断という極端な手口、40代後半という年齢、そして近接した発見場所。状況だけを並べれば不気味なほど符合する。だが、両者を直接結びつける物証は、これまで何ひとつ公表されていない。
判明している事実
2011年10月・マクドナルド峠で見つかった遺体
2011年6月から行方不明だった当時48歳のジョン・”マイク”・クライツは、同年10月、森林局の作業員によって発見された。US12号線沿いのマクドナルド峠から投げ捨てられたとみられる複数のゴミ袋には結束バンドがかけられ、中には切断された遺体が収められていた。頭蓋骨は、同じ峠を数マイル下った地点で別に見つかっている。
浮かんでは消えた隣人の容疑
捜査当局は当初、クライツと以前からトラブルを抱え、失踪の数日前に本人と会っていたとされる隣人を有力容疑者とみていた。だが容疑は最終的に取り下げられる。海外の反応によれば、その隣人は事件の9年後に一度逮捕されたものの、陪審の評決がまとまらず、州は再審理を断念したという。
2012年6月・林道に置かれた両脚
翌2012年6月、ビュートから車で20分ほどのモールトン貯水池ロードという林道で、ハイキング中の男性2人が道端の袋を発見する。中には男性のものとみられる切断された両脚が入っていた。残りの部位は、現在に至るまで一度も発見されていない。
11年を経た身元の特定
長く身元不明だったこの被害者は、2023年になってようやく当時46歳のマイケル・ウェイン・カナダと判明した。生前は流れ者で、失踪前は地元の食料品店で働いていたとされる。身元は判明したものの、逮捕につながる有力な手がかりは依然として得られていない。
2人の被害者に共通すること
2人はともに40代後半の男性で、遺体はいずれも切断されていた。発見はわずか1年のあいだに相次ぎ、2か所は車で2時間とかからない距離にある。一方で、両者を直接結びつける物証は、これまで公表されていない。
主な仮説
仮説1:同一犯による連続殺人説
投稿者がもっとも気にかけているのがこの可能性だ。切断という極端な手口、40代後半という被害者の年齢、そして車で2時間圏内という距離。これだけ条件が重なれば、同じ人物の犯行を疑うのは自然だという声は多い。「遺体の切断は、誰にとっても初めての一歩としてはあまりに過激だ。それを2人の別人が、同じ時期に同じ地域でやってのけたと考えるほうが不自然だ」というわけである。
仮説2:別々の犯行が偶然重なった説
一方で、関連を否定する見方も根強い。切断は遺体の運搬を容易にするための手段としてさほど珍しくなく、遺棄に使われたUS12号線はモンタナを600マイル(約970キロ)も横断する幹線道路だ。別々の街の犯人が、それぞれ「どの町とも結びつかない山奥」を選んだ結果、たまたま近い場所に行き着いた——その程度の偶然は十分あり得る、という指摘である。
仮説3:第2の事件は模倣犯説
両者を「無関係」と「同一犯」の中間でつなぐのがこの見方だ。1件目の犯人が逮捕されずに済んだことを知った別の人物が、同じ手口を模倣した——という筋書きである。地理的・手口的な共通点は説明できるが、2件のあいだに直接の物的なつながりは必要としない。
仮説4:第1の事件は隣人による単独犯行説
クライツの事件に限れば、容疑者は最初から隣人ひとりに絞られていた。逮捕、評決不一致、再審理見送りという経緯は、「証拠が足りなかっただけで犯人はこの人物だ」という状況を示唆するとも読める。もしこれが正しければ、クライツの事件はカナダの事件とは無関係の、私怨による個別の犯行ということになる。
海外の反応
1. 謎の名無しさん
これだけ人里離れた場所で、偶然見つかったということは、まだ発見されていない遺体がほかにもあるんじゃないかと考えてしまう。見つかったのは、たまたま人が通りかかったケースばかりだ。陰気な話で申し訳ないけど、正直それが頭をよぎる。
2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
似た事件を思い出した。仕事を探している身寄りのない中年男性を農作業の求人で釣って、金を奪って殺していた男がいた。手伝わされていた甥が耐えきれず警察に駆け込んで、ようやく発覚したんだ。
3. 謎の名無しさん
遺体の切断自体は、実はそれほど珍しくない。多くの場合、運びやすくするためにやられる。硬直した大人の男性を丸ごと抱えて運ぶのは本当に大変で、袋に分けたほうがずっと楽だからだ。1件目の犯人は、おそらく例の隣人だと思う。証拠不足で逮捕できないだけの「明らかな容疑者」がいる事件は、世の中に山ほどある。
4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
葬儀の仕事をしている立場から言わせてもらうと、その点は少し違う。死後硬直した遺体は、硬いからこそ逆に運びやすい。足を持ち上げれば、脚も腰も板のように一緒についてくるんだ。もちろん体格や体重の影響は大きいけどね。(殺人犯ではなく納棺師です、念のため)
5. 謎の名無しさん(>>4への返信)
「この人、分かってるな…殺人犯であって納棺師じゃないだろ」なんて茶化したくなるけど、その道の専門家がいると一気に話の解像度が上がる。怖いような頼もしいような。
6. 謎の名無しさん
興味深いのは、2人とも「マイク」と呼ばれていた可能性があることだ。偶然にしては、少しだけ引っかかる。
7. 謎の名無しさん(>>6への返信)
そうかな? マイク(マイケル)は、その世代のアメリカ人男性で一番ありふれた名前だよ。たまたま被るのは、むしろ自然だと思う。
8. 謎の名無しさん(>>7への返信)
一理ある。ただ最初のマイクは本名がマイケルですらなくて、愛称として使っていただけなんだ。もし同一犯だとしたら、被害者の選び方と何か関係があるのかと、つい考えてしまう。
9. 謎の名無しさん
切断されていたという一点だけでは、関連があるとは到底言えない。交通量の多い幹線道路から投げ捨てるのと、地元の人間しか知らない林道に捨てるのとでは、想定される犯人像がまるで違う。
10. 謎の名無しさん
検視官が骨に残った痕から、同じ刃物で切断されたのかどうか判別できないんだろうか。それが分かれば、一気に話が進むのに。
11. 謎の名無しさん(>>10への返信)
切断事件ではかなり一般的に調べられる点だよ。骨の損傷はノギスで計測して記録される。ただし、それをやるのは医師か法医人類学者の場合で、郡の検視官止まりだと、そこまで踏み込まないこともある。
12. 謎の名無しさん
袋に詰めて人里離れた場所に捨てるという手口自体は、特別ユニークなものじゃない。私は両者とも無関係だと思う。むしろ2件目は、1件目の犯人が捕まらなかったのを知って真似た、という可能性すらある。
13. 謎の名無しさん
捨てるだけならともかく、切断となると道具も、作業できる場所も、最後までやり切る神経も要る。そんなことができる人間が、そう何人もいるとは思えないんだが。
14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
それが、思っているより多いんだ。1年ほど前にもフロリダで、70代の男が妻を殺してチェーンソーを買い、アパートの中で切断した事件があった。ギャンブル依存の女が夫を殺して逃避行の末、バーで知り合った女性になりすまそうとした事件もある。残念ながら、例は尽きない。
15. 謎の名無しさん
確かに、殺人犯にとっても切断はかなり踏み込んだ行為だ。ただモンタナの田舎には、大型獣を解体する猟師や牧場主が少なくない。技術も道具も持っている人間は、都市部よりむしろ多いのかもしれない。
16. 謎の名無しさん
クライツの隣人は事件の9年後に逮捕されたが、陪審の評決が割れ、州は再審理を見送った。これは「無実」というより「合理的な疑いを超えて立証するには証拠が足りないが、犯人はこいつだ」という状況に聞こえる。もしそうなら、2件は無関係ということになる。
17. 謎の名無しさん
そもそもこのハイウェイ、調べたらモンタナを600マイルも横断しているらしい。別々の街の犯人が、それぞれ「どの町とも結びつかない山奥に捨てよう」と考えて同じ道沿いに遺棄した——その程度の偶然は、これだけ長い道なら十分あり得ると思う。
18. 謎の名無しさん
モンタナはそもそも殺人発生率が低くて、犯罪が集中している地域というものがない。人口比でワシントン州が32位、モンタナが37位だが、シアトル1都市の年間殺人件数が、モンタナ州全体を上回るほどだ。
19. 謎の名無しさん
2か所はそこまで近いわけでもないし、モンタナ全体でも殺人は年に数十件はある。別々に起きたと考えるのは、そんなに無理筋じゃないと思うけどな。
20. 謎の名無しさん(>>19への返信)
ただ、その数十件の多くはビリングスのような大きな街や居留地で起きていて、しかも比較的最近の傾向なんだ。ビュート周辺の小さな町では、こういう事件はそうそう起きない。
21. 謎の名無しさん
どちらも痛ましい事件だ。とはいえ、切断と距離の近さだけで関連があると断言はできないと思う。唯一の容疑者は有罪にならず、もう一方には容疑者すらいない。それより、カナダさんの残りの遺体は、一体どこへ行ってしまったんだろう。
22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
私もそれをよく考える。あの両脚は、私の家から20分とかからない場所で見つかった。しかも、まるで誰かに見つけてほしかったかのように、わざとらしいほど目立つ場所に置かれていたんだ。胴体も頭部も、いまだにこの近くのどこかにあると思うと、ぞっとする。
23. 謎の名無しさん
捜査陣は、2つの事件で使われたゴミ袋に共通点がないか調べたんだろうか。袋のメーカーや種類、結束バンドを使っているか、それともねじって縛っただけか——そういう細部にこそ、手がかりが眠っている気がする。
24. 謎の名無しさん
1年以内・車で2時間圏内で起きた切断事件は、本来なら自動的に事件横断の照合がかかるべき案件だ。ただ管轄が違うと、情報が共有されにくい。遺棄の手口を見るかぎり、犯人は時間をかけて作業できる私的な空間——ガレージや地下室、作業小屋を持つ地元の人間だろう。流れ者ではないはずだ。
25. 謎の名無しさん
遠くに捨てるつもりで計画していたなら、硬直した遺体を助手席に乗せて運ぶより、袋をいくつかトランクに積むほうがずっと現実的だ。切断は、その合理性を突き詰めた末の選択だった可能性がある。
26. 謎の名無しさん
この山々に、まだ見つかっていない遺体がいくつ眠っているんだろう。偶然通りかかった人がいなければ、この2件すら永遠に闇に埋もれていたかもしれない。そう考えると、背筋が寒くなる。
27. 謎の名無しさん(>>25への返信)
その理屈でいくと、2件目は必ずしも同一犯やプロの仕業である必要すらないんだよな。大の大人を丸ごと運ぶ体力がなかった、ただそれだけの人物でも成立してしまう。だからこそ、この種の事件は厄介なんだ。
28. 謎の名無しさん
結局のところ、2つの事件で骨に残った刃物の痕を、実際に突き合わせたのかが気になる。もし切り口がまったく違う道具によるものなら、別々の人間による犯行の可能性が、ぐっと高くなるはずだ。
29. 謎の名無しさん
カナダさんは流れ者で、失踪前は地元の食料品店で働いていたという。情報が少なく、身元判明まで11年もかかった。クライツさんともども、せめて真相だけでも明らかになってほしい。
30. 謎の名無しさん(>>29への返信)
名前が分かるまで11年というのが、何より重い。身元すら定まらなければ、交友関係も生前の足取りもたどれず、容疑者の候補すら絞れない。身元判明が2023年というのは、捜査がようやく出発点に立てた、ということなのかもしれない。
未解決の謎
2つの事件をめぐる最大の謎は、これらが同じ手によるものなのか、それとも不気味な偶然が重なっただけなのか、という一点に尽きる。切断された遺体、40代後半という被害者の年齢、車で2時間圏内という距離——状況証拠は「つながり」を示唆するように見える。しかし懐疑的な声が指摘するように、切断は運搬のための手段としてさほど珍しくなく、600マイルにわたる幹線道路は、別々の犯人が偶然選びうる遺棄ルートでもある。クライツの事件は隣人という明確な容疑者がいながら立証に至らず、カナダの事件はそもそも容疑者すら浮かんでいない。両者を結ぶ物証は、いまのところ何ひとつ公表されていない。
もし手がかりがあるとすれば、それは遺体を包んでいた袋や結束バンドに残された痕跡だろう。コメントでも繰り返し指摘されたように、骨に刻まれた刃物の痕を突き合わせれば、同じ道具が使われたかどうかが分かる可能性がある。包装材に残された微量の皮膚片からタッチDNA※を採取できれば、犯人像に一歩近づけるかもしれない。だが、それらの照合結果が公表されることはなく、2つの「マイク」を結ぶ線も、断ち切る線も、いまだ引かれないまま、モンタナの山あいに静かに残されている。
※ タッチDNA:物に触れた際に皮膚から移る、ごく微量の細胞から採取するDNA。近年は解析技術が向上し、わずかな付着物からでも個人を特定できる場合がある。
