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【1986年】「叔母に会いに行くだけ」と幼い兄弟を連れ出した父、40年消えたまま

【1986年】「叔母に会いに行くだけ」と幼い兄弟を連れ出した父、40年消えたまま 行方不明・失踪

1986年10月9日の朝、母ルース・アン・パーカーは出勤前に2人の幼い息子をぎゅっと抱きしめてキスをした。3歳のCJと2歳のビリー。父親が「コネチカットの叔母に会いに連れて行く」と言ったからだ。数日で帰ってくると信じて見送った――それが、彼女が我が子を見た最後になった。父親は子どもたちを連れたまま、文字どおり世界から消えた。離婚調停の最初の審理を5日後に控えた、その直前のことだった。

※ 離婚調停:夫婦が裁判所を通じて離婚や子どもの親権などの条件を話し合う手続き。この事件では父親が突然離婚を申し立て、初回審理の直前に失踪している。

事件の概要

🗓️ 連れ去り:1986年10月9日

🌫️ 場所:アメリカ・ニューイングランド地方(後にオクラホマ州へ)

👤 被害者:CJ・ヴォセラー(当時3歳)/ビリー・ヴォセラー(当時2歳)/連れ去ったのは父チャールズ・ヴォセラー

🔍 状況:父が「叔母に会いに」と兄弟を連れ出したまま帰らず、以後40年近く全員が消息不明

🕯️ 現状:確認された目撃は1987年が最後。父は2006年末にオクラホマ州にいたとされるが、それ以降は不明

母ルースは数年前、雑誌の文通欄でチャールズと知り合った。彼は知的で誠実、「質素な暮らし」を大切にする人物を装っていた。2人は結婚して2児をもうけ、チャールズが古い家を買っては手直しして売る仕事のため、ニューイングランドの田舎を転々として暮らした。育児はほぼルースが1人で担い、その間にチャールズは少しずつ無口で支配的になっていった。彼女を友人や家族から引き離し、お金の出入りを細かく管理するようになっていたという。

判明している事実

連れ去りは入念に計画されていた
チャールズが姿を消した数日後、ルースは恐ろしい事実を知る。彼はすでに不動産事務所をたたみ、銀行口座を空にし、家財を売り払い、CJとビリーの写真をすべて持ち去っていた。母親の財布に入っていた写真までなくなっていた。これは衝動的な家出ではなく、周到に準備された連れ去りだった。

写真がないせいで捜索は難航した
当時、親による子の連れ去りは緊急性の高い犯罪とは見なされていなかった。警察の動きは鈍く、ルースは「写真がなければ息子たちを見つけるのは難しい」とまで言われたという。手がかりになったのは、同僚が会社のピクニックで撮っていたわずか13秒のホームビデオ。そこに写るCJとビリーの粗い静止画が、ようやく手配書に使われた。

1987年に父は連邦手配された
1987年、チャールズは親権妨害の罪で告発され、連邦逮捕状が出された。複数の州で目撃情報が相次ぐ。同年、オクラホマ州スティルウェルの女性が、手配書から兄弟に気づいた。彼女は「チャーリー・ウィルソン」と名乗る恋人が、子どもたちを外と接触させずに自宅学習させていると通報した。

通報直後に父はすべてを焼いて逃走した
当局が動く前に、チャールズは家と車に火を放って再び逃走した。この1987年の逃走以降、CJとビリーの確実な目撃情報はひとつもない。チャールズ自身は2006年末までオクラホマ州にいたとされるが、それ以降は彼の行方も、息子たちの行方も、まったく分かっていない。

主な仮説

仮説1:父が別人として息子たちを育てている

チャールズは初めから子どもを自分だけのものにする計画だったとみる説。写真をすべて奪ったのは、手配書や牛乳パックの行方不明広告に顔を載せられないようにし、兄弟の身元を消すためだったと考えられる。彼は母親が亡くなったと偽り、別の名前で2人を育てた可能性がある。実際ルースは、息子たちの飼い猫が生きていたのにチャールズが「死んだ」と偽って葬式まで演じたことを後に知り、これは「母は死んだ」と子どもに信じ込ませる予行演習だったのではと語っている。

仮説2:海外へ逃れて暮らしている

偽の身元で生き続けるのは、本人確認が厳格になった現代のアメリカでは1980年代よりはるかに難しい。だが1987年の逃走後すぐにアメリカを離れ、行政の監視がゆるい国へ渡っていれば、3人で目立たずに暮らし続けることもありうる。チャールズが詐欺師的な手際の持ち主で、女性を信じ込ませ書類を偽造する能力があったことも、この説を後押しする。

仮説3:兄弟はすでに亡くなっている(最悪の事態)

淡々と語られる最も重い可能性。チャールズが幼児2人の育児に行き詰まり、あるいは成長した息子が出自に疑問を持ち始めるのを恐れて、どこかの時点で手にかけたとする見方。1987年の逃走時に家を焼いたことから、その焼け跡を心配する声もある。一方で、彼が両親と比較的良好な関係を保っていたことから「親の手前、子を殺すとは考えにくい」と反論する人も少なくない。

仮説4:祖父母など家族が関与した

チャールズは一人っ子で、両親の前では「良い息子」を演じる必要があった。逃亡生活を続けるうえで、彼の両親が何らかの形で手助けしたのではという見方。ただし父親の訃報記事にチャールズの名も孫たちの名も一切登場しないことから、家族が距離を置いていた可能性も指摘されており、関与の度合いははっきりしない。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
資料を読むと、チャールズは前にも2回結婚していて、最初の妻には「子どもがいなくて運が良かったな、いたら全部奪ってやったのに」と言い放ったらしい。ぞっとする。兄弟が無事でいてほしいけど、本当に最悪の想像をしてしまう。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
それより少しマシな話だけど、彼は連れ去りの何か月も前から妻名義を共有口座から外し、車のローンの自動引き落としを止めていた。連れ去りの頃には車が差し押さえ寸前で、しかも妻はそれに気づいてすらいなかった。何もかも計画的すぎる。

3. 謎の名無しさん(>>2への返信)
彼女が本当に気の毒でならない。世界が崩れ落ちた上に、自分の夫のことを何も分かっていなかったと思い知るなんて、想像もできない。

4. 謎の名無しさん
子どもの写真を全部持ち去った。母親の財布の中の写真までだ。どこまで非道な男なんだ。手配書すら作れないようにするためだろうけど、執念がおかしい。

5. 謎の名無しさん
悪意ある計画をこれだけ長く隠し通せる人間がいるのが理解できない。これほど他人を欺き続けるには、相当な二面性と、静かな侮蔑と傲慢さが要る。

6. 謎の名無しさん(>>5への返信)
そんなにうまく隠せていたかな。妻は彼が支配的で危険だとは感じていたはず。隠せていたのは「連れ去って消える」という最終的な計画の部分だけだと思う。

7. 謎の名無しさん(>>6への返信)
そこは同意。誰も彼が善人だなんて思っていなかった。ただ、まさかここまでの計画を温めているとは、誰一人見抜けなかったということだよね。

8. 謎の名無しさん
1980年代に偽の身元で生きるのは今より格段に簡単だった。とくに本人が「自分の身元が偽物だ」と知らなければ、本人は何も取り繕う必要がないから余計にバレない。怖い話だ。

9. 謎の名無しさん(>>8への返信)
当時なら、幼児用に少しだけ生年の近い死亡児の出生証明書を用意して、州境を越え、就職時に社会保障番号を申請する――それで「母を亡くした普通の兄弟」が出来上がる。自分が行方不明児だなんて夢にも思わずにね。

10. 謎の名無しさん
写真を全部奪ったのは、ただの嫌がらせだと思っていた。でも子どもたちを匿名化するためだと考えると、すべて筋が通ってしまう。それがまた恐ろしい。

11. 謎の名無しさん
顔を牛乳パックや新聞に載せられないようにするためでもあるよね。当時はそれが行方不明児を探す主要な手段だったわけだから、写真を消すのは致命的に効く。

12. 謎の名無しさん
情報量の多いまとめサイトを見つけた。チャールズの両親が果たした役割についても触れている。これまで読んだ中でも屈指の、本当におぞましい人物だと思う。

13. 謎の名無しさん(>>12への返信)
彼は両親とそれなりに近い関係だったみたいだから、個人的には子どもを殺したとは思いきれない。一人っ子で、親の前では良く見せたい人間だったはず。むしろ両親が手助けした可能性すらあると思う。

14. 謎の名無しさん
チャールズの父親の訃報記事を見たけど、彼の名前も孫たちの名前も一切出てこない。明らかに意図的だ。生きていたとしても、葬儀に顔を出す危険は冒さなかっただろうね。

15. 謎の名無しさん
この事件をよく考える。母親が本当に気の毒だ。個人的には、一度目撃された後に兄弟は殺されてしまったのではと思っている。あくまで推測だけど、その後の足取りがあまりに途切れすぎている。

16. 謎の名無しさん
なぜこの事件がマデリン・マクカーンのように知られていないのか分からない。父親の計画性には、ほかにない不気味さがある。自分の生い立ちに違和感を持つ男性が見れば、DNA鑑定を試す気になるかもしれないのに。

※ マデリン・マクカーン:2007年にポルトガルで失踪したイギリス人の幼女。世界的に大きく報じられた行方不明事件の代表例として、ここでは「広く知られた事件」の比較対象に挙げられている。

17. 謎の名無しさん
チャーリーは詐欺師だった。子どもたちにはきっと作り話の生い立ちを用意し、自分を信じ込む女性を見つけ、書類を偽造する手段も持っていた。殺したと決めつけるのは早い。ただ偽の身元で育てた可能性も同じくらいある。

18. 謎の名無しさん
本当に悲しい話。2人が生きていて、いつかDNA鑑定サービスを使ってくれることを願う。母ルースはソーシャルワーカーで、子どもに関わる仕事をしていたと読んだ。どうか再会できますように。

19. 謎の名無しさん
母親には何社かのDNAサービスに登録してほしい。兄弟のどちらかが母方のルーツに興味を持ったとき、つながる確率が少しでも上がるように。彼女の長い闘いに胸が痛む。

20. 謎の名無しさん
母親に息子たちの写真は残っているのかな。一枚でもまともな正面の顔写真があれば、今の顔認識技術はかなり有効に使えるはずなのに。

21. 謎の名無しさん(>>20への返信)
父親が全部持って行ってしまった。手元にあるのは1本のビデオから取った静止画だけ。それでも、正面からの良いショットがあれば手がかりにはなりうると思う。

22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
最初に手配書を作れなかっただけで、その後は母方の祖父母や親戚から数枚の写真を集められたみたい。だから資料サイトには複数の写真が載っている。あの状況でよく集めたと思う。

23. 謎の名無しさん
1987年に捕まりかけて家を焼いたのが事実なら、警察は子どもたちが火事に巻き込まれた可能性を考えたのだろうか。あの後、3人がそろって目撃された確かな情報はあるのか気になる。

24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
自分も同じことを考えた。当時の消防や警察が焼け跡を徹底的に調べていてほしい。あの火事以降に確かな目撃がないとすると、嫌な想像をしてしまう。どうか杞憂であってほしいけど。

25. 謎の名無しさん
あるとき育児に疲れ、邪魔だと思ったのかもしれない。2人が大人になっていれば、不自然な子ども時代や母方の家族について疑問を持ったはず。その前に手をかけたと考えるほうが、残念ながら自然に思えてしまう。

26. 謎の名無しさん(>>25への返信)
なぜ殺したと思うの。彼は手がかりを消して子どもを独り占めするために、ここまで計画したわけで。連れ去りが目的なら、生かしておく動機のほうがあるんじゃないかな。

27. 謎の名無しさん
1987年に新しい恋人をすぐ見つけた点が引っかかる。42歳を過ぎて初めて幼児2人をワンオペで育てる生活が、彼の思い描いた人生だったとは思えない。だから別の州で母親役を担う女性を探したのだろう。

28. 謎の名無しさん
似た事件で、母親が42年間も子どもを偽の身元で育てていたケースがある。隣人の通報で発覚するまで誰も気づかず、その子の人生は表向きごく普通に見えたという。だから生存説も決して荒唐無稽ではない。

29. 謎の名無しさん(>>28への返信)
その例は希望になるね。生きていれば今ごろ40代。どこかで普通に暮らしていて、ふとした拍子に自分のルーツを調べる日が来るかもしれない。そう思いたい。

30. 謎の名無しさん
この事件は地元で、よく考えるケースのひとつ。母親が深く関わったポッドキャストも丁寧な内容だった。いつか解決してほしい。あの父親には相応の報いを受けてほしいと、心から思う。

未解決の謎

連れ去りから40年近く。CJは43歳、ビリーは41歳になっているはずだ。生きていれば父チャールズは83歳になる。だが3人がそろって確実に目撃されたのは1987年が最後で、その後の足取りは深い霧の中に消えている。なぜこれほど長く、誰一人見つからないのか。

最大の謎は、彼らが今どこで、どんな状態でいるのかという一点に尽きる。母ルースは、チャールズが偽の身元で2人を育て、「お前たちの母は死んだ」と信じ込ませたと考えている。生きた猫の葬式まで演じたという逸話は、その推測に不気味な重みを与える。もしそれが事実なら、CJとビリーは今この瞬間も、自分が行方不明児であることも、母が探し続けていることも知らないまま、別の名前で生きているのかもしれない。

一方で、計画性の高さと逃走時の放火から、最悪の結末を案じる声も消えない。生存説も悲観説も、いずれも決め手を欠いたまま並んでいる。確かなのは、母ルースが30年以上たった今もDNAデータベースに登録し、息子たちがいつか同じことをしてくれる日を待ち続けているという事実だけだ。どこかで別の名前を名乗る40代の男性が、ふと自分の出自に違和感を覚え、そのデータをたどる――その細い糸が、いまだ解かれない謎を解く唯一の鍵なのかもしれない。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ