【2013年】「泊まっていますか」の電話でドイツのホテルを飛び出した48歳——オランダ・元日の殺人

【2013年】「泊まっていますか」の電話でドイツのホテルを飛び出した48歳——オランダ・元日の殺人 未解決事件

2013年1月1日の朝、オランダ南部の町オスで、民家の私道に倒れて亡くなっている女性が見つかった。体には刃物による傷がいくつもあった。数日後に分かった身元は、100キロ以上離れた東部の町エンスヘーデに住む48歳、マルヤ・ナイホルト。

彼女はその3日前、国境を越えてドイツ側の町のホテルに泊まっていた※。大みそかの朝、自分を尋ねる電話があったと聞かされると、おびえてホテルを飛び出し、なじみのないはずの町オスへ列車で向かった。オランダで「元日の殺人」と呼ばれる事件を、海外掲示板の議論とあわせてまとめた。

※ 国境の行き来:オランダとドイツはシェンゲン協定の加盟国で、国境に検問はない。エンスヘーデと隣のドイツの町グローナウは数キロしか離れておらず、自転車でも行き来できる。

事件の概要

🗓️ 発生日:2012年12月31日の夜〜2013年1月1日の朝

🌫️ 場所:オランダ南部・北ブラバント州オス。隣のベルヘム村へ向かう通り、ベルヘムセウェフ沿いの民家の私道

👤 被害者:マルヤ・ナイホルト(48歳)。ドイツ国境に近い東部の町エンスヘーデに住んでいた

🔍 状況:ドイツ側のホテルに滞在中、自分を尋ねる電話があったと知らされて飛び出し、列車でオスへ。大みそかの町で人に電話を借り、泊まる場所を尋ね歩いた

🕯️ 結末:元日の午前6時55分の目撃を最後に足取りが途絶え、午前10時すぎに遺体で見つかった。凶器と自転車は見つかっていない。2026年10月時点で、犯人は分かっていない

マルヤはエンスヘーデで一人暮らしをしていた。長年のパートナーの男性とは、互いの空間を大切にしたいと、同じ地区で別々に暮らしていた。家族や知人によれば優しく才能のある女性だったが、若いころから心の病に苦しみ、統合失調症などと診断されて何度か入院もしていた。最後の数か月は、ペンテコステ派※の教会の集まりに熱心に通っていた。

※ ペンテコステ派:聖霊の働きを重んじるプロテスタントの一派。祈りによる癒やしや、熱のこもった礼拝を特徴とする教会が多い。

パートナーが友人と花火で騒ぐ大みそかを、彼女はここ数年、家族のもとで過ごしていた。2012年も父親を訪ねると彼に話していた。事件はやがてコールドケースになったが、2020年秋、元警察官でデータサイエンスの研究者でもあるペーター・デ・コックが、市民の調査集団「ビューロー・デュパン」※を立ち上げ、警察・検察と協力して調べ直している。

※ ビューロー・デュパン:エドガー・アラン・ポーの小説の探偵オーギュスト・デュパンにちなむ名前。捜査記録をそのまま見られる立場ではなく、警察から提供された一部の情報や関係者への聞き取りをもとに調べ、その過程をポッドキャストで発表している。

判明している事実

国境の町のホテルにかかってきた電話
12月29日、マルヤはグローナウのホテルに入った。オーナーはのちにビューロー・デュパンの取材に、日がたつにつれ「何かがおかしい」と感じるようになったと話している。彼女は「逃げてきた」と言い、神や司祭、悪魔の話をしていたという。30日には教会の知人に「私は難民になった。もうヨーロッパにはいられない。〇〇に知らせて。彼は私のために祈ってくれている」と送った(〇〇は教会で知り合った男性の名前。本記事では伏せる)。

オーナーによれば、31日の朝、ホテルに男の声で「マルヤ・ナイホルトという客は泊まっていますか」と電話があった。オーナーは客のことは教えられないと答えて切り、そのことを伝えると、彼女はおびえてすぐにホテルを出た。ただ、オーナーは何年もたってからの取材で、日付ははっきり覚えていないとも話している。後日、ポッドキャストのリスナーからは、2011年に出たオランダの犯罪小説に、マルヤに似た女性がグローナウの同じホテルに逃げ込む章があるという指摘も寄せられた。

駅から歩いて4分の店に着くまで2時間
31日の午前11時ごろ、マルヤは自転車とスーツケース、リュックを持ってエンスヘーデ駅にいた。家には帰らず、列車で2時間ほどのオスまで片道切符を買った。午後2時ごろオスに着いたが、駅から歩いて4分のカフェに入ったのは午後4時ごろ。そのあいだ「自分の電話は盗聴されている」と言って人から電話を借り、安く泊まれる場所を尋ねて回った。警察によれば「逃げていて、命の危険を感じている」とも話していた。

午後6時にカフェを出ると激しい雨が降り出し、夜通しやまなかった。8時半ごろには軽食店で店主に電話を借りた。店主は、彼女が混乱し、少しパニックになっていたと話している。9時ごろ店を出たあと、自転車は今も見つかっていない。

同じ日、教会で知り合ったあの男性にも電話があった。彼はビューロー・デュパンに「『ここにマリーという人がいて、あなたを探している』と電話があったが、代わるのは断った。何か嫌な感じがした」と話している。オスにはこの男性が住んでいたとされ、マルヤは彼を頼ったのではないかとみられているが、男性は彼女のことをほとんど知らなかったという。

夜明け前の目撃と、先に見つかったスーツケース
9時すぎにオス駅で見かけたという情報を最後に、足取りは6時間近く途絶える。次に姿が確認されたのは元日の午前3時ごろ。雨の中、幹線道路を車に向かって歩いていて、何台もの車が彼女をよけた。その後は隣のベルヘム村で何度も目撃され、疲れた様子で駅への道を尋ねていた。最後に防犯カメラに映ったのは6時半、オスへ戻る道の上。6時55分、その道の自転車用トンネルのあたりで見かけられたのが、生きている彼女の最後の姿だった。

7時すぎ、地元の男女が近くの公園で口の開いたスーツケースを見つけた。中身は散らばっていたが、一晩中の雨のわりにほとんど濡れていなかった。見つけた1人は数分後、のちに遺体が見つかる家の前を通ったが、何も目に入らなかったという。遺体が見つかったのは午前10時すぎ、家の前に停めた車の脇だった。現場に血は少なく、凶器はなかった。ノートパソコンは残されていた。

警察が探した「仮面の男」と車の中の男女
2013年4月、警察は1万5000ユーロの懸賞金をかけ、テレビの公開捜査番組で3組の人物に名乗り出るよう呼びかけた。午前4時半ごろ仮面をつけて現場の通りを歩いていた男、6時半ごろ車の中で言い争っていた男女、その朝オス駅のベンチにけがをした様子で座り、列車に乗っていった男性だ。決め手となる情報はなく、同じ年の12月、警察は捜査にいったん区切りをつけたと報じられた。2023年には新たに4人の目撃者が名乗り出て、うち1人は、遺体の見つかった場所に近い自転車橋のそばで、しきりに身ぶりをする男女を見たと話している。

通話記録に残っていた、本人の携帯からの着信
ビューロー・デュパンは警察から、番号を伏せて仮名化※した通話記録を受け取り、大学院生らと分析した。マルヤが少なくとも2台の携帯電話を使っていたこと、「9104」と記号を振られた電話がグローナウのホテルのものらしいことが浮かんだ。

※ 仮名化:電話番号を別の記号に置き換えること。データの中で同じ電話を追うことはできるが、それが誰の電話かは分からない。

最後の数日にホテルにかかった電話は3本。1本目は29日の朝、マルヤのチェックイン前。3本目は31日の午後1時前で、彼女はもうオスへ向かっていた。残る30日の10秒ほどの通話は、マルヤ本人のものとみられる携帯からだった。この分析の範囲では、滞在中のホテルへの着信は本人の携帯からの1本だけで、31日の朝に彼女をおびえさせたという電話は見つかっていない。

主な仮説

仮説1:病状が悪化するなかで、行きずりの犯行に遭った

スレでもっとも支持が多かった見方だ。「追われている」という訴えも、行き先の定まらない移動も、病状の悪化で説明がつく。そのうえで、雨の夜を一人で歩き回り、見知らぬ人に助けを求めていた女性が、たまたま出会った誰かに襲われたと考える。年越しの夜で、パーティー帰りの人も多かったはずだ。彼女が通っていたエンスヘーデの支援施設の牧師も、2013年に犯人は見知らぬ人物だと思うと話していた。ただ、通りすがりの犯行にしては傷が多すぎるという見方もある。

仮説2:彼女が恐れていた「追っ手」は実在した

マルヤは会う人ごとに「つけられている」と訴えていた。前述の牧師も「マルヤが命を脅かされていたことは知っていた」と語っている。誰かが彼女の携帯を手にしていれば、ホテルに電話をかけることもできた。一方でパートナーは「どこへ行っても誰かが見張っていると彼女は言ったが、そう信じる理由は見当たらなかった」と話す。行き先を次々に変える人を、痕跡も残さずに追い続けるのは難しいという指摘も多い。

仮説3:自ら傷つけた、あるいは事件ではない死

警察はビューロー・デュパンに、刃物による複数の傷のうち、命に関わる部分に達したものは一部だったと答えたという。浅い傷がいくつもあったと話す家族もいて、妄想の中で自分を傷つけたとみる人もいる。それでも、凶器が現場に無いこと、命を守ろうと逃げていた人が見知らぬ町の私道でそうするとは考えにくいことから、この説を退ける人が多い。警察も殺人事件として扱っている。

仮説4:別の場所で殺害され、私道に運ばれた

現場に血が少なく、遺体や持ち物の様子が不自然に見えることから、ビューロー・デュパンの調査員の一部は、遺体が後から運ばれたのではないかとみている。スーツケースは7時すぎには公園にあり、その直後に家の前を通った人も何も見ていない。一方で、一晩中の雨なら血は流れるし、暗い色の服なら薄暗い朝に見落としてもおかしくない。人目につきやすい民家の私道を遺棄の場所に選ぶだろうかという疑問も残る。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
いちばん引っかかるのは例の電話。知らされた彼女がなぜおびえたのかは、誰にも分からない。追われていると思ったのか。それとも自分でかけてみて、ホテルの答え方が完璧すぎたから「全部ばれてる」と感じたのか。妄想の中にいる人の考えは、外からは読めない。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
同意。義理の兄弟に統合失調症の人がいるけど、彼女の動きは症状がひどいときそのものに見える。つらいけど、そう考えると行動のほとんどに筋が通ってしまう。

3. 謎の名無しさん
不自然なことが多すぎて、ただの通り魔とは言いにくい。でも、ずっと追ってきた誰かが、たまたま行き着いた町の夜明けにようやく追いついた、というのも不自然。追っていたなら、なぜそこまで待ったのか。自分は「最悪の時間に最悪の場所にいた」説。

4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
自分も同じ考え。オランダは基本的に安全な国で、見知らぬ人がいきなり殺される事件はめったにない。ただ、自殺の線は薄いと思う。凶器は現場に無かったし、カバンの中身の散らばり方も、自然にこぼれたようには見えなかった。

5. 謎の名無しさん
「午前4時半ごろ、仮面をつけて通りを歩いていた男」って何……。雨の夜明け前にそんなのとすれ違ったら、それだけで心臓が止まる。

6. 謎の名無しさん(>>5への返信)
アメリカ人なら『13日の金曜日』のジェイソンを思い浮かべるだろうけど、オランダの南部ならたぶんDJのアンガーフィスト※のほう。ハードコアのイベントでは、ファンがあのホッケーマスクをかぶっているのをよく見かける。

※ アンガーフィスト:オランダのハードコア・テクノのDJ。ホッケーマスクをかぶってプレイするのがトレードマーク。

7. 謎の名無しさん
あの夜はオスのあたりでもレイブがあって、朝6時ごろに終わったものもあったらしい。仮面の男は、マスクのまま家に帰る途中だっただけかもしれない。もし犯人なら、彼女が最後に目撃される7時前まで、2時間半もあのあたりをうろついていたことになる。

8. 謎の名無しさん
ポッドキャストでのオーナーの話だと、電話の相手は「マルヤ・ナイホルトという客は泊まっていますか」と聞いてきて、オーナーはすぐに切ったそう。分かるのはオランダ人の男だったことだけ。なまりを覚えていれば、出身地まで絞れたかもしれないのに。

9. 謎の名無しさん(>>8への返信)
ホテルで働いてたけど、取り次ぐ前に必ずお客さんに確認するのが決まりだった。家庭内暴力から逃げている人もいるからね。オーナーの対応はまっとう。むしろ「泊まっているか」と探りを入れてくる電話のほうが不気味。

10. 謎の名無しさん
父親の家に行くつもりだった、という話は怪しい。エンスヘーデからの列車はオスの先まで走っていて、父親の住む町へ行くなら、もっと先で降りるのが自然。あそこで降りるのは、オスに用がある人だけだよ。

11. 謎の名無しさん(>>10への返信)
エンスヘーデ駅の窓口にいる姿が映像に残っていて、唇の動きを読める人が見たところ、オスまでの片道を頼んでいたらしい。最初から行き先は決めていたんだと思う。父親の話は、パートナーへの口実だったのかも。

12. 謎の名無しさん
気にかける人はたくさんいたし、オランダは心の病のケアが比較的しっかりした国のはず。それでもこれだけ苦しんでいたのがつらい。元警察官でデータサイエンティストという人が調べているなら、何か出てきそうな気がする。

13. 謎の名無しさん
夜明け前に誰かの車に乗せてもらって、車内で何かが起きたのかもしれない。そのあと彼女とスーツケースを別々の場所に捨てた。投げた拍子に開けば、中を漁られたようにも見える。

14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
スーツケースのほうが先にあった可能性は高いと思う。見つけた人は数分後に遺体の見つかった家の前を通っているのに、何も見ていない。すぐ前を通れば5メートルほどの距離で、見落とすとは思えない。

15. 謎の名無しさん
教会の男性が電話に出なかったのを責める人もいるけど、ポッドキャストを聞くと、彼女の気分の波はかなり激しかったみたい。知人に、1週間ほどのあいだに「悪魔だ」と責めるメールと「全部あなたのおかげ」と感謝するメールを送っていたくらい。付き合える限度はあるよ。

16. 謎の名無しさん
エリサ・ラムの事件を思い出した。ロサンゼルスのホテルの貯水槽で見つかった、旅行中のカナダ人大学生。マルヤの行動の大半は、重い心の病で説明がつくと思う。小説や教会に謎を探す必要はない。本当の謎は、彼女がどう亡くなったのか、それだけ。

17. 謎の名無しさん(>>16への返信)
ただ、エリサは病気の影響だったとかなりはっきりしているけど、マルヤはそう推測できるだけなんだよね。みんなが「不気味だ」と騒いで、ただただ悲しい出来事に謎を見てしまう。

18. 謎の名無しさん
いちばんぞっとしたのは小説の話。誰かがあの本を読んで、筋書きをなぞったんだろうか。それとも、マルヤ本人が読んでいたのかな。

19. 謎の名無しさん
もし彼女が小説を読んでいたとしても、わざとまねたとは限らないと思う。頭に残った筋書きと、実際に起きていることの区別がつかなくなっていたのかもしれない。同じホテルを選んだのも、それなら説明がつく。

20. 謎の名無しさん
通話記録の「仮名化」って、要は番号を伏せて「電話9104」みたいな記号に置き換えたデータってことか。持ち主は、知人の「何日の何時ごろ電話があった」という記憶と照らして、数独みたいに絞り込むんだろうね。

21. 謎の名無しさん
オーナーが日付をはっきり覚えていないなら、30日に本人の携帯からかかった短い電話こそが「泊まっていますか」の電話だったのかもしれない。旅の途中で携帯をなくして、拾った誰かがかけた可能性もある。

22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
でもオーナーは男の声だったと言ってるんだよね。彼女が別の携帯から声を変えてかけた、というのもありえる。ホテルが自分の居場所を漏らさないか、確かめたかったのかもしれない。

23. 謎の名無しさん
死因がはっきりしないのも気になる。警察は「刃物による複数の傷」という慎重な言い方で、命に関わる部分に届いた傷は一部だったらしい。一晩じゅう冷たい雨の中を歩いていたんだから、体力もかなり奪われていたはず。

24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
だからといって、自分で傷つけた説には無理がある。命を狙われていると逃げ回っていた人が、知らない町の私道で、というのが考えにくい。凶器も見つかっていないし。

25. 謎の名無しさん
気を引く細かい話が多すぎて、実際より複雑な事件に見えているだけな気がする。寒くて雨風の強い夜に、まともに考えられない状態で一晩さまよっていた。それだけで十分すぎるほど危険だよ。

26. 謎の名無しさん(>>25への返信)
でも、それで刃物の傷は説明できない。誰かが刃物を持ってそこにいたのは確か。それに、心の病がある人が「つけられている」と言っても、周りはまず信じない。だからこそ、本物の危険も見過ごされやすいと思う。

27. 謎の名無しさん
教会がどんな集まりだったのかが気になる。オランダにも「ペンテコステ教会」を名乗る保守的な福音派の団体はあるけど、宗派が多くて名前だけでは何とも言えない。弱っている人を祈りだけで何とかしようとする所だったなら心配だ。

28. 謎の名無しさん(>>27への返信)
少し調べた限りでは、おおむね普通の教会で、ところどころカルトっぽい雰囲気がある程度。彼女はかなりのめり込んでいて、「難民になった」というメッセージもこの教会の知人に送っている。

29. 謎の名無しさん
ビューロー・デュパンには、いろんな専門を持つ人が1000人以上協力しているらしい。いつか大きな進展か、逮捕の知らせを持ってここに戻ってきたい。

30. 謎の名無しさん
なぜよりによってオスだったのか。まったくの気まぐれか、教会の男性を最後の頼みの綱だと思っていたのか。パートナーも知人も「つけられている」という彼女の恐怖は知っていた。ただ、本当に誰かがつけていたのか。そこが分からない。

未解決の謎

この事件を難しくしているのは、謎の多くがマルヤ自身の心の状態と切り離せないことだ。ホテルを飛び出させた電話は、本当に外からかかってきたのか。オスを選んだのは、教会で知り合った男性に会うためだったのか。午後9時から翌午前3時近くまで、雨の夜をどこで過ごしたのか。自転車はどこへ消えたのか。どの問いも、「追われている」という恐怖が現実だったかどうかで、答えの意味が変わってしまう。

2026年、ビューロー・デュパンは新たな動きを伝えた。5月には、以前にも捜査線上に浮かんだことのある人物について新しい材料を得たと発表した。6月のポッドキャストでは、複数の証人が別々に、同じ男性の名前を挙げたと伝えている。地元局オムロップ・ブラバントによれば、これに対し警察は、その男性が犯人である可能性は「極めて低い」との見方を示した。一方で、情報は捜査に生かし、理由があれば捜査を再開するとしている。今回調べた範囲では、2026年10月の時点で逮捕や起訴の報道は見つからなかった。

「私は難民になった。もうヨーロッパにはいられない」。国境の町からそう書き送った女性は、その2日後、100キロ以上離れた町の私道で見つかった。彼女が何から逃げていたのか、最後の朝に誰と出会ったのか。その答えは、13年たった今も出ていない。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ/Bureau Dupin/オムロップ・ブラバント(2013〜2026年の報道)、NOS(2020年10月)、Univers(2022年10月)

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