【2022年】「ハッピー・イースター」の封筒とピンクの袋——22年ぶりに戻ったダーウィンのノートの謎

図書館の床に置かれたピンクのギフトバッグと、青い保存箱の上の古い革装のノート 未解決事件

2022年3月9日、イギリスのケンブリッジ大学図書館。4階にある図書館長室の前の床に、鮮やかなピンク色のギフトバッグが置かれていた。中に入っていたのは、2001年から行方が分からなくなっていたチャールズ・ダーウィンのノート2冊。進化論の着想を描いた「生命の樹」のスケッチで知られ、価値は数百万ポンド(数億円)にのぼるとみられる。ノートはまとめて食品用のラップできつく巻かれ、添えられた茶封筒には「Librarian / Happy Easter / X」(館長さんへ/ハッピー・イースター/X)とだけ印字されていた※。

※ X:英語圏で手紙やメッセージの最後に添える「X」はキスの印。親しい相手への「愛を込めて」くらいの軽い結びの言葉。

20年近く「広い館内のどこかにしまい違えただけ」と考えられていたノートは、2020年にようやく盗難として警察に届けられ、世界中に情報提供が呼びかけられた。その15か月後、誰かが防犯カメラのない場所を選んで、そっと返しに来たことになる。持ち出したのは誰で、なぜ今になって返したのか。返却から4年半がたったいまも、その答えは出ていない。

事件の概要

🗓️ 発生日:2000年9月に撮影のため収蔵庫から出され、2001年1月の定期点検で所在不明が判明/2022年3月9日に匿名で返却

🌫️ 場所:イギリス・ケンブリッジ大学図書館(返却されたのは17階建てのタワーの4階、図書館長室の前)

👤 失われたもの:ダーウィンが1837〜38年に使った「ノートB」「ノートC」の2冊。はがきほどの大きさの革装の手帳

🔍 状況:20年近く館内での置き違えと考えられていたが、2020年に盗難の可能性が高いと判断。警察に届け出て国際刑事警察機構(インターポール)にも通報し、同年11月に世界へ情報提供を呼びかけた

🕯️ その後:ノートは傷みもなく戻り、2022年7月から図書館の展示で公開された。持ち出した人物も、返した人物も分かっていない

ダーウィンは測量船ビーグル号での世界一周(ガラパゴス諸島にも立ち寄った)から帰国したあと、1830年代後半に「生き物の種は少しずつ変わっていくのではないか」という考えを小さなノートに書きためていった。消えた2冊はその一部で、ノートBには、1本の幹から枝が分かれていく簡単な樹形図と、その上に書かれた「I think(私はこう考える)」という一言がある。この発想が、20年余りのちの1859年に出版された『種の起源』へとつながった。

ノートを所蔵していたケンブリッジ大学図書館は、イギリスで出版された本を1部ずつ受け取る権利をもつ「法定納本図書館」※のひとつで、書籍・地図・手稿などおよそ1,000万点を抱える。ダーウィンの手紙や原稿をまとめた「ダーウィン・アーカイブ」もここにある。2020年の時点で中身はデジタル化されて公開されており、行方が分からなかったのは、ダーウィン本人が書き込んだ実物のほうだった。

※ 法定納本図書館:出版社が新しく出した本を納める決まりになっている図書館。イギリスでは大英図書館を含む6館が指定されていて、蔵書は年々ふくれ上がっていく。

判明している事実

最後に確認されたのは2000年の写真撮影
2冊は専用の青い保存箱に収められ、とくに貴重な資料を置く特別収蔵庫で保管されていた。2000年9月、写真撮影のために収蔵庫から出され、撮影は同年11月に終わる。ところが2001年1月の定期点検で、小箱が元の場所に戻っていないことが分かった。歴代の図書館長は「膨大な書庫のどこかにしまい違えたのだろう」と考え、その後も捜したが、見つからなかった。

2020年、「盗まれた可能性が高い」と結論
2020年の初め、ジェシカ・ガードナー図書館長は図書館史上最大の捜索を指示した。189箱あるダーウィン・アーカイブを1箱残らず調べても、ノートは出てこない。図書館は文化財の盗難に詳しい専門家と相談して「盗まれた可能性が高い」と結論づけ、ケンブリッジシャー警察に届け出た。ノートはインターポールの盗難美術品データベースにも登録され、同年11月24日、『種の起源』の出版日にちなむ「進化の日」に、世界へ情報提供が呼びかけられた。ガードナー館長は当時、「20年前はセキュリティの方針が違った。今なら、これほど重要な資料が見当たらなければ、すぐに盗難の可能性として届け出て、大がかりな捜索を始める」と語っている。

4階の床に置かれたピンクのギフトバッグ
呼びかけから15か月後の2022年3月9日、ギフトバッグは4階の図書館長室の前、誰でも立ち入れる場所の床に置かれていた。その一角には防犯カメラが無かった。中身は、ノートがもともと収められていた青い保存箱と、図書館長宛ての無地の茶封筒。封筒には「Librarian / Happy Easter / X」と印字され、ノート2冊はまとめてラップできつく巻かれていた。ガードナー館長は「震えました。でも、開けるまでは100%本物とは言い切れないので、慎重でもありました」と振り返る。

開封まで5日、インクと紙で本物と確認
警察の許可が出てラップを外せたのは、見つけてから5日後だった。ノートBの「生命の樹」のページには茶色と灰色の2種類のインクが使われていて、こうした違いをそれらしく偽造するのは難しい。金具の付け根に残る銅の細かなかけらや、紙の種類も手がかりになり、図書館の研究者たちは本物だと確認した。ガードナー館長によれば「あるべきページはすべてそろっている」。ほとんど手で触れられた形跡がなく、湿気にさらされた様子もない。「どこにあったにせよ、大切に保管されていたのは明らか」だという。取材に応じた館長は笑顔が止まらず、「無事で、状態もいい。帰ってきたんです」と喜びを語った。

警察の捜査は「継続中」のまま
図書館は、建物の表と裏、専門の閲覧室、収蔵庫を映す防犯カメラの映像を警察に提出した。ケンブリッジシャー警察は返却の発表時、「捜査は継続しており、いくつかの線を追っている」として改めて情報提供を呼びかけた。ノートは2022年7月9日に始まった無料の展示「ダーウィン・イン・カンバセーション」で公開され、展示は翌年ニューヨーク公共図書館へ巡回すると発表された。持ち出した人物や返した人物が特定されたという報道は、2026年10月の時点で見当たらない。

主な仮説

仮説1:持っていた人が亡くなり、遺品を整理した家族が返した

スレッドでいちばん多くの賛同を集めた説。持ち主が亡くなり、家を片づけていた家族がノートを見つけ、故人の名誉を守るために名前を伏せて返した。本人が死の間際に打ち明けた、という筋書きも出ていた。22年という長さと、突然戻ってきたことの両方を説明できる。反論は、遺品から出てきたはがき大の古い手帳を、家族がダーウィンのノートだと気づけるのか、という点。気づいたとしても、防犯カメラのない一角をわざわざ選ぶだろうか、という疑問も出ている。

仮説2:持ち出した本人が、騒ぎで売るに売れなくなって返した

2020年の呼びかけは世界中で報じられ、ノートはインターポールのデータベースにも載った。こうなると、まともな市場で売ることはまず不可能だ。持ち出した本人が、手元に置いておく危険のほうが大きいと考え、ほとぼりが冷めるのを待ってから返した、という見方。呼びかけから15か月という間隔も、様子をうかがっていたと考えれば不自然ではない。ただ、この説だと、20年近く誰にも気づかれずに持ち続けた理由と、「ハッピー・イースター」と添えた茶目っ気が、うまく結びつかない。

仮説3:館内のどこかに紛れていて、見つけた人が名乗らずに戻した

そもそも盗まれていなかった、という説にも根強い支持がある。資料は1,000万点、大学にはほかにも100を超える図書館がある。どこかに紛れていたノートを誰かがたまたま見つけたのなら、元の青い箱に入ったままだったことや、良い状態だったことの説明がつく。一方で、図書館は2020年に過去最大の捜索をしており、置き違えたくらいで大きな処分は受けない、という図書館員の声もあった。正直に届け出れば済む話を、なぜラップで包んで匿名で置いていったのかは説明しにくい。

仮説4:研究や記念のつもりで持ち帰った人が、返す機会を探していた

売るためではなく、じっくり調べたい、あるいはただ持っていたいという思いから、誰かが記録を残さずに持ち出した、という説。あとで返すつもりがずるずると先延ばしになり、2020年の報道で事の大きさに気づいた。ノートが丁寧に扱われ、ページが1枚も欠けていなかったことは、この説と相性がいい。ただ、それなら行方不明が分かった2001年や、捜索が行われるたびに戻す機会はあったはずで、なぜ20年以上も黙っていたのかという疑問が残る。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
たぶん持っていた人が亡くなって、家を片づけていた家族が見つけたんだと思う。それで、名前を出さずに図書館へ返した。いちばん地味だけど、いちばんありそうな話。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
それだ。遺品整理をしていると、とんでもない物が出てくるからね。聞いた話だけど、ある家族は故人の段ボール箱からウラン鉱石を見つけたらしい。1950年代の終わりにアメリカ西部でウラン探しをしていたんだとか。当時は観光がてらのレジャーだったそうだ。

3. 謎の名無しさん
最初に浮かんだのも、古い家を片づけていた家族が見つけたって線だった。間違ってるかもしれないけど、泥棒が22年たって急に良心に目覚めた、というのは時間の流れとしてどうも腑に落ちない。

4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
どっちの説明でも驚かないな。若いころに盗んだはいいけど、捕まらずに売りさばくのは無理だと気づいて、どうしていいか分からないまま20年抱えていた。で、返すのがいちばん安全だと悟った。人は22年もあれば変わるよ。

5. 謎の名無しさん
22年たって、たまたま返ってきたわけじゃないと思う。図書館が世界に呼びかけたのが返却の15か月前。持ち出した本人でも、相続した人でも、自分が何を持っているかは分かっていたはず。ニュースを見て手放したくなり、ほとぼりが冷めるのを待ったら15か月かかった、ってところだろう。

6. 謎の名無しさん
警察に届けたときのやりとりを想像すると、ちょっと笑える。
「なくなったことに気づいたのはいつですか?」
「ええと、20年くらい前ですね」

7. 謎の名無しさん
このノート、延滞料はいくらになるんだろう。……いや、友達に頼まれて聞いてるだけなんだけど。

8. 謎の名無しさん(>>7への返信)
あの図書館はもう延滞料を取っていないよ(ソース:そこで働いてる)。なので、お友達のところに請求書が届く心配はない。

9. 謎の名無しさん
「帰ってきた」って言い方がいいよね。図書館の人って本当に最高だ。館長さんの喜び方がまったく作り物じゃなくて、読んでいてこっちまで嬉しくなった。

10. 謎の名無しさん
ケンブリッジ大学図書館は法定納本図書館で、資料は1,000万点を超える。しかも大学には本館のほかに100を超える図書館があって、どこかに間違って返された可能性もある。20年探して出てこなければ「もう館内には無い」と考えるのは、かなり妥当だと思う。

11. 謎の名無しさん(>>10への返信)
私が勤めていたのは6,500点しかない小さな図書館だったけど、全部の棚卸しに少なくとも丸1日、ときには2日かかった。それが1,000万点あって、なくなったのははがき大の2冊。想像してみてほしい。

12. 謎の名無しさん
実は誰も盗んでいないんじゃないかな。別の部署のミスで館内の違う場所にしまい込まれ、ミスをした人はクビが怖くて言い出せなかった。盗難として届けられたのは2020年で、そこへコロナ禍が重なって、こっそり戻す機会もなかった。15か月たってようやく返しに来た。置き場所を心得ていたのも、建物に慣れた人ならではだと思う。

13. 謎の名無しさん(>>12への返信)
かなりいい線だと思う。正式に「行方不明」扱いになってからの期間は意外と短いし、わざと持ち出したのなら反省が早すぎる。ノートが最高の状態だったのも、図書館の中にあったと考えれば当然だよね。私の一票は「置き違え、コロナ禍の間に発見、すぐ返却」。

14. 謎の名無しさん
置き違えた人がクビを恐れて戻した、という説には反対。資料を置き違えたくらいでクビになるとは思えないし、見つけたら上司に報告して、みんなで喜んで終わりだ。何年も繰り返し捜索していたんだから、知らない職員がいたとも考えにくい。ついでに言うと、ノートが見当たらないと分かったころ、館内では大がかりな工事をしていたらしい。

15. 謎の名無しさん
誰かが記録を残さずに「ちょっと借りる」つもりで持ち出したんじゃないかな。返す気は十分あったのに、忘れたか、後回しにし続けた。で、行方不明のニュースを見て「やばっ」となった。そんなところだと思う。

16. 謎の名無しさん
英ガーディアン紙にあった館長の言葉がちょっと面白かった。「今なら、すぐに盗難の可能性として届け出て、大がかりな捜索を始める」。いや、そうであってほしいよ。当時は「どこかにあるはず」と思い込んで、警察を呼ぶ気まずさを避けたかったのかもね。

17. 謎の名無しさん(>>16への返信)
貴重書担当の司書だけど、置き違えは本当によくある。私も、さっき見たはずのボンベルク版タルムード※を3週間探し回ったことがある。貴重書はとくに見つけにくい。背の見た目がどれも同じで書名も書いていないし、特製の箱に入っていることも多くて、これがまた悪夢なんだ。

※ ボンベルク版タルムード:16世紀にヴェネツィアの印刷業者ダニエル・ボンベルクが出版した、ユダヤ教の聖典タルムードの刊本。全巻がそろった最初の印刷版として知られる貴重書。

18. 謎の名無しさん(>>17への返信)
貴重書でもそうなのは分かったけど、これは値段のつけようがない一級の資料だよ。貸し出しできる本じゃないし、保存のためにも警備のためにも別に管理しているはず。記録も残さずに持ち出せること自体、奇妙だと思う。

19. 謎の名無しさん
誰かが亡くなって家族が見つけたか、本人が死の床で打ち明けたんじゃないかな。匿名なのは、盗んだ人の評判を守るため。地域の名士だったとか、正直な人として通っていたとか、そういう人の思い出を汚したくなかったのかも。私だって、ダーウィンのノートを盗んだ一家として世界中のニュースに名前が出るのはごめんだ。

20. 謎の名無しさん
生物学者だけど、同僚にこの「生命の樹」のタトゥーを入れている人が少なくとも2人はいる。それくらい象徴的な絵なんだ。ダーウィンは膨大な書き物を残したけど、このノートはその中でも大事な一部。無事に帰ってきてよかった。

21. 謎の名無しさん
いちばんありそうなのは、ロバート・ラングドン※が謎解きの手がかりに持ち出して、また世界を救い終わったから返しに来た、ってやつだな。

※ ロバート・ラングドン:ダン・ブラウンの小説『ダ・ヴィンチ・コード』などの主人公。美術品や古い文書に隠された暗号を手がかりに、世界を揺るがす陰謀を解いていくハーバード大学の教授。

22. 謎の名無しさん
盗んだのは歴史家だった、と思いたい。ノートは大事に扱われていたみたいだし。たいていの人なら売り払うところだけど、ダーウィンを研究していた誰かだったんじゃないかな。

23. 謎の名無しさん(>>22への返信)
図書館で資料の保存修復をしている者です。乾燥していて、極端な熱や光に当たらなければ、ノートはほぼ問題なくもちます。元の専用の保存箱に入ったままだったなら、なおさら。誰かの家に何十年置かれていて、まったく傷んでいなくても不思議じゃありません。

24. 謎の名無しさん
いい話だなあ。とくに「ハッピー・イースター」の一言がいい。礼儀正しい泥棒はいつだって歓迎だよ。

25. 謎の名無しさん(>>24への返信)
わかる。イースターは復活の祭りで、失われた大切なものが奇跡のように戻ってくる話でもある。だから私は、礼儀正しくて、しかも演出のセンスが抜群の泥棒だったと信じることにする。

26. 謎の名無しさん
盗んだ人か買った人に、宗教がらみの思惑があったんじゃないかと思ってしまう。ダーウィンの考えに今でも腹を立てる人はいる。本人のメモを調べ上げて、事実の食い違いを見つけようとした誰か、という線は捨てきれない。

27. 謎の名無しさん(>>26への返信)
さすがにそれは考えすぎじゃない? 矛盾を探すのが目的なら、見つけた時点で大々的に発表しているはず。20年以上も黙って持ち続けて、最後はページを1枚も欠かさず、きれいなまま返すなんて、ダーウィンを嫌う人のやり方とは思えない。

28. 謎の名無しさん
誰かが重い病気で余命を告げられたんじゃないかな。死ぬ前に片をつけておきたかった。22年も黙っていた理由も、急に返してきた理由も、それならどちらも説明がつく。

29. 謎の名無しさん
ボストンに住んでいるけど、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館※から盗まれた絵も、いつかこんなふうに返ってこないかとずっと思っている。レンブラントの『ガリラヤの海の嵐』とか。望み薄だけど、もっと不思議なことだって起きるからね。

※ イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館:米ボストンの美術館。1990年3月、警官を装った2人組にレンブラントやフェルメールの作品など13点を盗まれた。作品はいまも見つかっていない。

30. 謎の名無しさん(>>1への返信)
私は、盗んだ本人が返しに来たと思う。家族なら、自分が何を見つけたのかまず分からない。分かったとしても、あちこちに問い合わせて直接返しに行くはず。こんな人目を避けたやり方を選ぶのは、持ち出した本人くらいだよ。

未解決の謎

ノートは戻った。けれど、事件のほうは何ひとつ片づいていない。2000年11月に撮影を終えたあと、2冊は20年以上どこにあり、なぜ2022年3月になって戻ってきたのか。ガードナー館長自身が「いったいどこにあったのだろうと思う」と口にしている。分かっているのは、どこかで湿気を避けて大切に保管されていたらしい、ということだけだ。

返し方にも、引っかかる点がある。返却者は、ノートが収められていた元の青い保存箱を手放さずに持っていた。置き場所には、誰でも立ち入れる場所の中から防犯カメラのない一角を選んだ。そして、3月9日の時点でイースター(2022年は4月17日)まではまだひと月以上あったのに、「ハッピー・イースター」と書き添えた。イースターの「復活」に引っかけたのか、深い意味はないのか。前もって場所を確かめていたようにも見えるが、それが誰なのかを示す材料は公表されていない。

有力とされる説には、どれも説明しきれない部分が残る。家族が遺品から見つけたのなら、なぜカメラのない場所を選べたのか。持ち出した本人なら、なぜ20年近く黙っていられたのか。館内に紛れていただけなら、過去最大の捜索で見つからなかったことと折り合いがつかない。

ケンブリッジシャー警察は返却の時点で「捜査は継続している」としたが、その後、誰かが特定されたという発表は出ていない。2001年に盗難として届け出ていれば、人の記憶も記録も、もっと多く残っていたはずだ。進化論の出発点を記したノートは、20年あまりをどこで過ごしたのかについては何も語らないまま、図書館に戻った。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ / BBC News / The Guardian(2020年11月24日) / ケンブリッジ大学の発表(2020年11月・2022年4月)

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