【1950年】「もう会いたくない」と話していた男と夕食へ——ウェストポイントから消えた士官候補生

【1950年】「もう会いたくない」と話していた男と夕食へ——ウェストポイントから消えた士官候補生 行方不明・失踪

1950年1月14日の夕方、ニューヨーク州のウェストポイント陸軍士官学校で、21歳の士官候補生リチャード・コルヴィン・コックスが「9時ごろには戻る」と言い残して寮を出た。夕食の相手は、ドイツ駐留時代の知り合いだというトレンチコートの男。コックスはそのわずか1週間前、この男が殺人の話を自慢げに語るのにうんざりしていて、もう会いたくないと友人たちに打ち明けていた。

※ ウェストポイント陸軍士官学校:ニューヨーク州ウェストポイントにある米陸軍の士官学校。4年間の教育を経て、卒業生は陸軍の将校になる。

コックスはその夜、戻らなかった。ウェストポイント史上最大規模の捜索が行われ、FBIは数百件の情報を追ったが、足取りはつかめないまま。「ジョージ」と名乗ったとされる男の正体も、コックスがある晩に廊下で叫んだ「アリス」という名前の意味も、76年が過ぎた今も分かっていない。

事件の概要

🗓️ 発生日:1950年1月14日(土)午後6時18分ごろ(寮を出た時刻)

🌫️ 場所:米ニューヨーク州ウェストポイント(米陸軍士官学校の敷地内)

👤 失踪者:リチャード・コルヴィン・コックス(21歳・士官学校2年生)

🔍 状況:ドイツ時代の知り合いだという男と「敷地内のセイヤー・ホテルで夕食をとる」と告げ、制服姿で寮を出たまま戻らなかった

🕯️ 現状:大規模な捜索でも手がかりは見つからず、1957年に法的に死亡と認定。本人も遺体も見つかっていない

リチャード・コルヴィン・コックスは1928年、オハイオ州マンスフィールドで6人きょうだいの末っ子として生まれ、10歳で父親を亡くしている。地元では頭がよく、地域の活動にも積極的な若者として知られていた。1946年に18歳で陸軍に入隊し、翌1947年には第二次世界大戦後の占領下にあったドイツのコーブルクに駐留した。

帰国後にウェストポイントへの入学が決まり、長く付き合っていた恋人ベティ・ティモンズと婚約。士官学校でも成績は優秀で、同期からの人気も高かった。そんな順風満帆に見えた2年生の冬に、ひとりの男が現れる。

判明している事実

1月7日、「ドイツ時代の友人」を名乗る男
1950年1月7日(土)の午後4時45分ごろ、寮の当直をしていた候補生に男から電話が入った。男は「ジョージ」と名乗り、自分はドイツ時代の友人で、リチャード・コックスを夕食に連れていきたいと伝えてくれと言った。口ぶりは荒っぽく、無礼だったという。伝言を聞いたコックスは首をかしげ、ドイツにジョージという知り合いはいなかったと答えている(ただし当直の候補生はのちに、名前が本当に「ジョージ」だったかは自信がないと警察に話している)。午後5時半ごろ、今度はトレンチコートの男が寮に現れた。男は名乗らなかったが、顔を見たコックスは嬉しそうな様子で、2人は冗談を言い合いながら出ていったという。

酔って戻った夜、廊下で叫んだ「アリス」
戻った時刻ははっきりしないが、午後7時にはコックスは寮にいて、シャワーから出てきた友人と顔を合わせている。酔ってはいたが機嫌はよく、婚約者に宛てた手紙を読んでいるうちに、机に突っ伏して眠り込んでしまった。ところが夜10時半、消灯前の合図のラッパがスピーカーから流れると、突然跳ね起きて廊下へ飛び出し、「アリス!」と呼びながら、そこに誰がいるのかと叫んだ。ひどく取り乱した様子に驚いた友人たちが、部屋へ連れ戻している。のちに、帰営記録簿が誰か(おそらくコックス本人)によって書き換えられ、午後6時半の夕食前の整列に間に合ったように見せかけてあったことも分かった。発覚すれば名誉規律違反になる行為で、普段の彼からは考えにくいことだった。

※ 名誉規律(オナー・コード):ウェストポイントの候補生に課される規律。「嘘をつかない、ごまかさない、盗まない、それをする者を許さない」と定められており、違反すれば退学になることもある。

車の中のウイスキーと、男の「武勇伝」
翌朝、コックスが友人たちに話したところでは、男は夕食には連れていかず、2人は駐車場に停めた男の車の中でウイスキーを1本空けたのだという。男はボトルが空になるまでコックスを帰さず、日曜日にまた会う約束もしたという。コックスによると、男はドイツで知り合ったレンジャー部隊の兵士で、ドイツ兵を殺し、遺体を傷つけて「戦利品」にした話を自慢げに聞かせてきた。ドイツ人女性を妊娠させ、それを隠すために彼女を吊るして殺したとも語ったという。コックスは、あの悪趣味な話にはうんざりだ、もう会いたくない、と友人たちにこぼしていた。

※ レンジャー部隊:米陸軍の精鋭歩兵部隊。第二次世界大戦中にも編成され、奇襲や潜入といった危険な任務を担った。

1月14日、「9時ごろには戻る」
1週間後の1月14日(土)、コックスは友人と、ラトガース大学とのバスケットボールの試合を観に行った。その帰り道、寮の入口近くにトレンチコートの男が立っていた。コックスは友人を先に帰らせ、男と話し込んだ。友人の目には、コックスは再会を喜んではいないものの、怯えているというより、うっとうしがって嫌悪しているように見えたという。部屋に戻ったコックスは、敷地内のセイヤー・ホテルで男と夕食をとると告げ、規則どおり制服に着替えた。9時ごろには戻ると言って午後6時18分に部屋を出たのが、友人たちの見た最後の姿になった。日付が変わった午前1時半、ベッドが空のままなのに気づいた友人たちは学校側に知らせ、最後に一緒にいたのは殺人を自慢していた「ろくでもない男」だと訴えている。

史上最大の捜索と、置き去りの金時計
その後、ウェストポイント史上最大規模の捜索が行われた。敷地内はヘリコプターと地上の部隊で調べ上げられ、近くのラスク貯水池の底がさらわれ、池の水まで抜かれたが、何も出てこなかった。セイヤー・ホテルには、男が泊まった記録も、人相の似た客の記録もなかった。軍はコックスと同じ小隊にいた兵士やレンジャー部隊の兵士も洗ったが、ドイツでコックスと接点を持ちえた「ジョージ」は見つかっていない。コックスは3月に名簿から外され、無断離隊の扱いになった。部屋には、大切にしていた金の腕時計をはじめ、ほとんどの私物と現金100ドル(元スレの換算で今の1200ドルあまり)が残されていた。

主な仮説

仮説1:情報機関に引き抜かれた、あるいはソ連側に渡った

ドイツでコックスと一緒に勤務した男性の一人が当時ウェストポイントの近くに住んでいて、CIAの勧誘員だったのではないかとみられている。人相もジョージと一致していたことから、この男性が士官学校から抜け出す「出口」としてCIAの仕事を持ちかけたのではないか、と推測する人もいる。事件を追った本『Oblivion』(1996年)の著者は、コックスがヨーロッパでソ連の核科学者を国外へ逃がす工作に関わっていた、と情報源から聞いたと書いている。

1955年には、ドイツでソ連側に拘束されていたアメリカ人男性が、シベリアの労働収容所に「コックス」というアメリカ人がいると聞いた、と当局に話している。1950年代後半には、FBIの情報提供者が「R・C・マンスフィールド」と名乗る男から、本名はコックスだと打ち明けられたと報告した。マンスフィールドはコックスの故郷の町と同じ名前だが、この男の身元は突き止められていない。ただ、隠密に動かす人材を得るのに、FBIが乗り出すほどの騒ぎを起こす必要はないはずだ、という反論は根強い。

仮説2:ドイツ時代の「何か」を握られていた

ジョージはドイツ時代のコックスを知る人物で、何らかの仕返しのために現れたのではないかとする説。コックスに近い人たちは、彼がドイツ駐留中に、殺人の共犯をめぐる軍法会議で証人になったと周囲に話していた、と当局に伝えている。ただし本当にあったことなのかははっきりせず、元スレの投稿者も裏付けとなる記録は見つけられなかったという。

失踪から間もなく、コックスがドイツで知り合った女性に宛てて出そうとした手紙が、配達できずに戻ってきたことも分かっている。文面には写真に触れるくだりがあったが、写真はなくなっていたか、抜き取られていたようだった。のちに見つかったこの女性は、写真を見せられるまでコックスのことを覚えていなかった。とはいえ、1週間後に男と再会したときのコックスは、怯えるよりうんざりしている様子だったという。

仮説3:誰にも言えない関係を隠していた

ウェストポイントの心理学者が、コックスとジョージの会い方には同性愛的な含みがあるのではないかと助言したことから、FBIはコックスが同性愛者か両性愛者だった可能性も調べた。当時のアメリカでは同性愛は社会的に強く排斥され、軍でも発覚すれば除隊の対象になった。もしそうした事情があったのなら、その秘密をジョージに握られていたのではないか、という推測にもつながる。

ただし、裏付けになるものは何も出てこなかった。マンスフィールドの店で働いていた頃に男性との関係を見とがめられた、という噂も流れたが、又聞きの又聞きにすぎず、信用できる話とはみなされなかった。当時の彼を知る家族や友人も否定している。FBIと友人たちはコックスの写真を手にニューヨークのゲイバーを回ったが、見覚えのある客は一人もおらず、ジョージに似た男も見当たらなかった。この線の捜査はそこで打ち切られている。

仮説4:自分の意思で姿を消し、別の人生を選んだ

コックスの持ち物からは、婚約者と母親に宛てた、士官学校での生活への不満をつづった手紙が見つかっている。失踪から2年後の1952年には、コックスを昔から知る男性が、本人と出くわしたと証言した。「ディック・コックスか」(ディックはリチャードの愛称)と声をかけると男は認めたが、どこかぎこちなく、彼らしくないほど冷たい態度で、急に立ち去ったという。目撃場所は、故郷マンスフィールドだったとする資料と、ワシントンD.C.のバスターミナルだったとする資料があって食い違っている。別の知人も、遠目に歩き方でコックスだと分かったと、何十年も経ってから明かしている。

しかし、コックスは大切にしていた金時計も現金も置いたまま消えている。家族や友人たちも、彼は愛する人たちを苦しめてまで黙って去るような人間ではないと信じていた。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
名前だけは聞いたことがあったけど、中身は初めて知った。ジョージとの接触も、そのあとのリチャードの様子も、何から何までおかしい。車で酒を飲まされて、気持ち悪いと言っておきながら、また夕食に行く約束をしてる。なんで? 「アリス」と叫んで廊下に飛び出したとき、まだ夢の中にいたのかな。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
寝ぼけてただけなら、翌朝「アリスって誰だよ」と聞かれても笑い話で済ませればいい。それを友達にも最後まで答えなかったってことは、本人にとっては口にしたくない名前だったんだと思う。この事件でいちばんゾッとするのはそこ。

3. 謎の名無しさん
当時のドイツで、妊娠した女性が吊るされて死んでいたって報道がなかったのか気になる。あと、誰かジョージの似顔絵を描かせたりしなかったのかな。

4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
その話が本当なら、自殺として処理されて、家族も表に出さなかったのかもしれない。似顔絵のほうは、「人相は分かっている」って話ばかりで、肝心の人相がどこにも書かれてないんだよな。

5. 謎の名無しさん
帰営記録の書き換えがいちばん引っかかる。嘘がバレたら退学もありうる学校で、成績優秀で人望もあった候補生が、本当にそんな危ない橋を渡ったのか。もし本人がやったんだとしたら、あの晩のリチャードはそれだけ普段の彼じゃなかったってことだと思う。

6. 謎の名無しさん
政府が極秘の任務のために誰かを引き抜きたいなら、FBIが捜査に乗り出すような大騒ぎにならない、もっと目立たないやり方がいくらでもあると思うんだよな。

7. 謎の名無しさん(>>6への返信)
自分もそう思う。静かに姿を消せばいいのに、なんでこんな手の込んだ段取りを踏むのか。勧誘係だとしたら、なんで「殺人を自慢する男」として周りの記憶に残るような目立ち方をするのか。

8. 謎の名無しさん
そもそも、なんでウェストポイントの候補生なんだろう。宣伝工作に使うつもりでもなければ、彼に特別価値の高い技能があったようにも見えない。

9. 謎の名無しさん
使いたいなら、卒業まで待って情報部門に配属させて、そこから好きに動かせばいいだけの話。50年代なんだから、身元を隠して動くのもそこまで難しくなかったはず。

10. 謎の名無しさん
なぜか自分は、彼はスパイの仕事に引き抜かれたんだと本気で思ってる。家族をあんなふうに置き去りにするのはひどい話だけど、世の中にはそれができてしまう人も確かにいるから。

11. 謎の名無しさん(>>10への返信)
でも、これから隠密に動く人間にしては注目を集めすぎじゃない? CIAが欲しかったなら、ウェストポイントを穏便に辞めさせて、お母さんには「国務省の仕事でバージニアに引っ越す」とでも言わせればいい。大捜索もマスコミの騒ぎもいらない。亡命だとしても、まだ若くて階級も低いし、差し出せるものがあったとは思えない。

12. 謎の名無しさん
諜報機関には、こんな奇妙な大騒ぎを起こさずに人を引き抜く方法がちゃんとあるって(笑)。大戦が終わったばかりの時期なら、何か国語も話せて場数も踏んだ切れ者なんていくらでもいたはず。

13. 謎の名無しさん
スパイ説が笑われがちなのは分かる。でも、1955年に「ソ連の収容所にコックスというアメリカ人がいた」という話が出て、50年代の終わりには「本名はコックス」と名乗る男の話まで出てくる。一つ一つは弱くても、ここまで重なるとただの偶然とは言い切れない気がする。

14. 謎の名無しさん
3年前にも、レイ・カーティス・ヒッキングボサムっていう似たケースがあって、前に自分でまとめたことがある。自分の考えでは、コックスの件は連れ去りか亡命。ヒッキングボサムの件は、同じことを一度試して、しくじった前例だったんじゃないかと思ってる。

15. 謎の名無しさん
正直、これだけ時間がたっていて、しかも政府が何かを隠している可能性まであるとなると、この事件に決着がつく日は来ないと思う。

16. 謎の名無しさん
個人的には、ドイツで殺人がらみの軍法会議の証人になったって話がいちばん気になる。本当なら、ジョージは証言を根に持って会いに来た誰かだったのかもしれない。最初に冗談を言い合ってたのは、相手の目的に気づく前だったとか。

17. 謎の名無しさん(>>16への返信)
でもその話、本人が周りにそう話していたってだけで、スレ主が探しても裏付けの記録は見つからなかったらしい。軍が洗ってもジョージに当てはまる人物は出てこなかったし、筋書きとしては面白いけど土台がふわふわしすぎてる。

18. 謎の名無しさん
自分は1952年の目撃談が気になる。声をかけたら本人だと認めたのに、妙によそよそしくて、すぐ立ち去ったんでしょ。どこかで新しい人生を始めていて、昔の知り合いに見つかったのが気まずかったんだとしたら、あの態度にも説明がつく。

19. 謎の名無しさん
もしかして同性愛者であることを隠していて、あの男と新しい人生を始めるために一緒に出ていった、ってことはない?

20. 謎の名無しさん(>>19への返信)
それか、あの男と何かしら関係を持ってしまっていて、それをネタに脅されていたとか。拒まれた男が逆上して手をかけた、みたいな線もありうる。リチャードの話が本当なら、あの男は完全にどうかしてるし。

21. 謎の名無しさん
自分は同性愛説がいちばんありそうだと思う。そういう事情を抱えた人が、手紙の中で相手を女性の名前で呼ぶのは珍しいことじゃなかった。「アリス」もそれかもしれない。一緒に逃げたか、あの男に殺されたか、どちらかじゃないかな。

22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
この説は全然ピンとこない。2人がそういう関係で、しかも(たぶん)愛し合ってたなら、なんでコックスは友達に「あいつは人殺しだ」なんて話す? そもそも恋愛関係をうかがわせるものって何かある? 2回会ったってことだけでしょ?

23. 謎の名無しさん(>>22への返信)
噂を立てられないように、わざと距離を置いてみせたんじゃない?「あいつ本当に気味が悪い、一緒にいたくもない」みたいに。まあ分からないけど。それにしても、トレンチコートの男ってのがいちいち不気味すぎる。

24. 謎の名無しさん(>>22への返信)
なぜそう言ったのかは分からない。でも、自分らしく生きることが許されなかった時代には、好きな相手をわざと悪く言うのが相手を守る手段でもあった。会えて喜んでいたのに、酔いがさめるにつれて自分の気持ちに耐えられなくなった、というのもありうる。殺人の話自体は本当だったのかもしれないしね。当時のFBIがこの線を調べたってことは、同時代の人たちも何かを感じ取っていたんだと思う。

25. 謎の名無しさん(>>21への返信)
両方だった可能性もある。フィルビーの一件を見れば、当時の情報機関が、同性愛を隠していた人間を引き入れたり、それをネタに脅したりしていたって話も出てくるし、スパイ説と重なっていても不思議じゃない。

※ キム・フィルビー:英国の情報機関の幹部でありながら、長年ソ連に機密を流していた二重スパイ。1963年にソ連へ亡命した。

26. 謎の名無しさん
不思議な事件だよね。事件に巻き込まれていないといいけど、正直あまりいい状況には見えない。ウェストポイントはハドソン川沿いの山あいで、冬の夜はかなり冷え込むし、川も深い。近くに住んでる身としては、夕食のあとに何かの事故に遭った可能性も捨てきれない。同性愛説もありうると思う。50年代に、しかも国内屈指の厳しい名門校でそれを抱えていたら、どれだけ苦しかったか。

27. 謎の名無しさん(>>26への返信)
事故の線は自分も一度は考えたけど、敷地も貯水池もあれだけ調べて何も出てこなかったんだよね。コックスは男と夕食に行くと言って出ていってるし、あの晩ひとりで川べりをうろついていたとは、ちょっと考えにくい気がする。

28. 謎の名無しさん
手がかりはリチャードのドイツ時代にあると思う。ジョージはCIAの工作員っぽくない。工作員ならあんなに目立つ真似はしないはずで、むしろゆすり屋に近い。海外で人に知られたくないことをして、それを握られていたんじゃないか。潜入工作に入った説は、自分にはいちばん信じにくい。そういう人生の始まりにしては混乱しすぎてる。

29. 謎の名無しさん
ロナルド・タメンの事件を思い出した。どちらも将来のある若者が、寮から出ていったきり戻らなかった。3年違いで、しかもどっちもオハイオが絡んでるっていうのが妙に引っかかる。関係はないんだろうけど。

※ ロナルド・タメン:1953年4月、米オハイオ州のマイアミ大学で、2年生のロナルド・タメンが寮の部屋に明かりをつけたまま、財布や車の鍵を残して姿を消した未解決の失踪事件。

30. 謎の名無しさん
お母さんはリチャードが10歳のときに夫を亡くして、今度はその末っ子が消えた。1957年に死亡と認定されても、亡くなるまで答えを探し続けたっていう話がいちばんこたえる。金時計も現金も置いていった子が、母親にこんな思いをさせてまで自分から消えたとは、自分にはどうしても思えない。

未解決の謎

ジョージとは何者だったのか。最初の訪問のとき、コックスはなぜ男の顔を見て嬉しそうにしたのか。翌朝には嫌悪感をあらわにし、もう会いたくないとまで言っていたのに、なぜ1週間後には制服に着替えて夕食に出かけたのか。この事件の謎の多くは、この男と過ごした数時間に集中している。

「アリス」も答えの出ない謎のひとつだ。夜のラッパで跳ね起きて叫んだその名前について、コックスは友人たちに何も説明しなかった。帰営記録を書き換えたのが本人だったとすれば、名誉規律を重んじる優等生が危ない橋を渡ってまで隠したかったものは何だったのか。ドイツで何があったのかが分かれば、ほかの謎もまとめて解けるのかもしれないが、その肝心の部分がいちばん見えない。

コックスは1957年に法的に死亡と認定され、婚約者のベティは1960年に結婚した。母親は、息子の身に何が起きたのかを自分が亡くなるまで探し続けた。元スレによれば、2026年の時点でこの事件に新しい情報はなく、積極的な捜査も行われていない。ウェストポイントから姿を消して見つかっていない候補生は、今もコックスただ一人だという。スパイ説、恐喝説、秘めた関係、新しい人生——どの説も一部の事実には当てはまるのに、別の事実とはかみ合わない。「9時ごろには戻る」と言って寮を出た21歳の候補生は、ついに戻ってこなかった。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ

Comments