1980年9月13日の土曜日、午後1時ごろ。アイオワ州ウィリアムズバーグ近郊、アマナ・コロニー※のホリデイ・インで働く客室係が、260号室の扉をノックした。チェックアウトの時刻はとっくに過ぎている。返事はない。何度か叩き、部屋に電話も入れた。ノブは回らない。それでも、扉ごしにテレビの音だけがはっきりと聞こえていた。
※ アマナ・コロニー:アイオワ州東部にある七つの集落の総称。19世紀半ばにドイツ系の宗教共同体が築いた土地で、事件当時から工芸品と郷土料理で知られる観光地だった。
客室係はフロントに戻ってパスキー※を借り、扉を開けた。カーテンは窓を完全に覆っていて、室内は昼でも暗い。ベッドの上に、二人分の足が見えた。彼女は支配人を呼び、支配人が警察に通報した。宿泊していたのはローズ・バーカート(22歳)とロジャー・アトキソン(32歳)。二人はベッドの上で並んで倒れていた。それから45年、この事件で逮捕された人間は一人もいない。
※ パスキー:客室係や支配人が持つ、複数の客室を開けられる合鍵。当時のホテルでは金属製の鍵が使われており、宿泊客の鍵とは別に管理されていた。
事件の概要
🗓️ 発生日:1980年9月12日(金)夜から13日(土)未明にかけてとみられる
🌫️ 場所:アイオワ州ウィリアムズバーグ近郊、アマナ・コロニーのホリデイ・イン 260号室
👤 被害者:ローズ・バーカート(22歳)/ロジャー・アトキソン(32歳)
🔍 状況:斧または手斧に似た、刃渡り約9センチの刃物で襲われた。室内は物色され、現金が抜き取られていた。凶器は現場から見つかっていない
🕯️ 発見/結末:9月13日午後1時ごろ、客室係が発見。捜査は継続中だが、45年経った現在も未解決
二人はミズーリ州セントジョセフ周辺の出身で、この旅行の時点で関係を持っていた。ローズ・バーカートは2歳の娘を一人で育てる母親だった。ミズーリ州サバンナの老人ホームで看護助手として働き、正式な看護師を目指して学校に戻ろうとしていたところだったと報じられている。ロジャー・アトキソンは電話工事の技術者で、ベトナム戦争期に2年間、海軍で医療関係の任務に就いた経歴があった。除隊後に高校時代からの恋人マーセラと結婚し、殺害された時点で結婚7年目だった。二人が知り合ったきっかけは、ロジャーがローズの自宅に電話を設置したことだったとされる。
ローズは9月10日に娘を職場の友人に預け、ミズーリ州カホーカでロジャーと合流した。12日の夕方、二人はローズの車でアイオワへ向かい、午後7時40分ごろに260号室の鍵を受け取っている。ホテルはその週末、葬儀業者の大会で満室だった。二人が泊まれたのは直前のキャンセルが出たからだという。午後8時ごろ、ローズは娘を預けた友人シャーリーに電話をかけたが、相手は不在で通じなかった。8時半にシャーリーが折り返したときには、260号室は誰も出なかった。分かっている中で、これが二人の最後の消息である。
判明している事実
ベッドの上の二人と、消えた凶器
二人はベッドの上で並んで倒れていた。斧または手斧に似た、刃渡り約9センチの刃物で、主に後頭部を繰り返し打たれている。ロジャーの手には防御創※と考えられる傷があり、襲われた時点で意識があり、抵抗したか身を守ろうとしたことを示している。二人とも性的暴行を受けた痕跡はなかった。そして凶器は、現場にも周辺にも残されていなかった。ホテルの客室に斧が備え付けられているはずはないので、犯人はそれを持ち込み、そのまま持ち去ったことになる。
※ 防御創:襲われた側が刃物を手で受け止めたり、腕で頭をかばったりしたときにできる傷。手のひら・指・前腕にできることが多く、被害者が抵抗した証拠として扱われる。
こじ開けられた形跡のない扉
扉には侵入の痕跡がなかった。このホテルは客室が建物の内側の廊下に面していて、駐車場から直接部屋に入ることはできない造りだった。しかも260号室はフロントから見て建物の反対側の端にある。ホテル自体は州間高速道路のすぐ脇に建っていた。発見時、テレビはついたままで、カーテンは窓を覆い切っていた。満室だったにもかかわらず、聞き込みを受けた宿泊客・従業員の中に、悲鳴や争う音を聞いたという者も、不審な人物を見たという者もいなかった。
荒らされた室内と、抜き取られた200ドル
室内は物色されていた。二人の荷物は化粧台やテレビの前の床に散乱し、財布の中身は抜き出されて床に投げ出されていた。奪われた現金はおよそ200ドル(現在の価値でおよそ800ドル)とされる。一方で、ローズの車は駐車場に停められたまま残されていた。彼女の財布は枕元に置かれており、そこには血が付いていた。ローズの所持品からは部分指紋が採取されている。ベッドの脇には椅子が2脚引き寄せられ、そのうち1脚には白いタオルが座面と背もたれを覆うように掛けられていた。床には石けんの削りかすが散らばっていた。
浴室に残された、意味の分からない痕跡
浴室では、洗面台に血の跡があり、その中に血の付いた白いタオルが残されていた。洗面台の上には歯磨き粉のチューブが置かれ、中身が浴槽に絞り出されていた。そして浴室側の扉の裏には、光の当たり方によってだけ浮かび上がる「This」という一語が残っていた。捜査当局は石けんで書かれたものと見ている。もっと長い文章が書かれ、拭き取られた結果この一語だけが残ったとする報道もある。
2015年に見つかった、身元不明の男性のDNA
2015年の再捜査で、浴室にあったタオルの1枚から、それまで特定されていなかった男性のDNAが検出された。ただし現在も決め手にはなっていない。今回の元スレッドの投稿者が2025年にアイオワ郡保安官事務所へ問い合わせたところ、「不完全なDNAプロファイルがあり、それは容疑者のものかもしれない。特定の人物が該当するかしないかを判断できる程度の情報はあるが、親族をたどる検索に使えるだけの情報はない。技術の進歩を待っている状態だ」という回答が返ってきたという。
主な仮説
仮説1:二人を知っている誰かによる犯行
捜査当局が長く有力視してきたのはこの線だった。ロジャーが既婚者であることも、二人の関係も、セントジョセフでは半ば公然の事実だったと当時の保安官は語っている。ロジャーの勤務先の同僚たちは、二人がその週末をアマナで過ごすことまで知っていたとされる。つまり「どこにいるか」を知り得た人間は決して少なくない。名前が繰り返し挙がってきたのは、ロジャーの妻マーセラ、ローズにつきまとっていたとされる元交際相手(報道では「ダニー」と呼ばれている)、そしてロジャーの同僚たちである。ただしマーセラは犯行時、ミズーリで子守をしていたというアリバイがあり、元交際相手についても報道は「確固たるアリバイがあり、ポリグラフ検査も通過した」と伝えている。いずれの人物も起訴されておらず、犯人と断定できる材料は今日まで一切公表されていない。あくまで当時の関心の所在として記録に残っている、という以上のことは言えない。
仮説2:物取りが暴走した
現金が抜き取られ、財布の中身が床にばらまかれ、荷物が引っかき回されている以上、金目当ての犯行という筋書きは無視できない。だがこの説には引っかかる点がいくつもある。まず、車は駐車場に残されている。持ち出せば足がつくとはいえ、金に困った人間の行動としては中途半端だ。何より、犯人は凶器を持ち込んでいる。強盗が偶然そこにあった物で相手を襲ったのではなく、刃物を用意して部屋に入ったことになる。そのうえ、抜き取られた現金は200ドルほどだった。危険と手間に対して、あまりに割が合わない。
仮説3:ホテルを渡り歩く同一犯
この事件が奇妙な広がりを持つのは、よく似た事件が他にもあるからだ。同じ1980年の6月25日、イリノイ州ゲイルズバーグのホテルで25歳の男性ウィリアム・カイルが後頭部を斧のような刃物で繰り返し打たれて殺害されている。凶器は見つかっていない。そして現場の床、遺体の足元に歯磨き粉が絞り出されていた。さらに1970年10月、ミシシッピ州メリディアンのホテルで殺害された23歳のジャック・マクドナルドの事件でも、同種の刃物が使われ、便器に歯磨き粉が絞り出されていたとされる。2020年、FBIはこの3件の共通点――州間高速沿いのホテル、似た凶器、歯磨き粉――を並べたVICAP警報を出し、類似事件の情報提供を呼びかけた。3件をつなぐ人物として一時名前が挙がったのは、ゲイルズバーグの事件当夜に現場周辺で目撃されたレイムンド・エスパルサという男性だった。ただし彼は起訴されたことがなく、アイオワ郡保安官事務所は「エスパルサは我々のDNAと一致しない」と明言している。
仮説4:現場の奇妙な痕跡は、事件とは別の何か
歯磨き粉も、石けんの削りかすも、扉の「This」も、すべてが犯人の残したものとは限らない。歯磨き粉は残量の少ないチューブを強く押しただけで飛び散る。扉の文字は前の宿泊客の落書きが拭き残されただけかもしれない。逆に、犯人がわざと残した可能性もある。ゲイルズバーグの事件は3か月前に地元紙で報じられており、その記事を読んだ人間が、捜査を別の方向へ向けるために同じ細部を再現することは理屈のうえでは可能だ。この見方に立つと、3件の共通点は「同一犯の署名」ではなく「模倣」ということになり、事件は再び振り出しに戻る。
海外の反応
1. 謎の名無しさん
事件の概要だけ読むと痴情のもつれで片付きそうなのに、現場の細部がひとつも噛み合わない。歯磨き粉と石けんの削りかす、あれをどう説明するかで仮説が全部ひっくり返る。
2. 謎の名無しさん
一番引っかかるのは凶器が出てこないことだ。斧なり手斧なりをホテルの部屋まで持ち込んで、そのまま持ち帰っている。その場の勢いでどうにかなった話ではなく、来る前から用意していたということになる。
3. 謎の名無しさん
バーテンダーも元交際相手もポリグラフで容疑が晴れた扱いになっているけど、あの検査に証明力がないことは今では専門機関がはっきり言っている。1980年代の「シロ」判定を、今の基準のまま信じるのは危ないと思う。
4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
バーテンダーのくだり、当時の記事の書き方だと「9回目でようやく通過したと結論づけた」らしい。9回。それはもう通過じゃなくて、通るまで続けただけなのでは。
5. 謎の名無しさん(>>3への返信)
訓練すれば通せることも実証されているし、逆に無実の人が緊張だけで引っかかることもある。当時ポリグラフ一本で候補から外された人物が、実は本命だった可能性は普通に残っていると思う。
6. 謎の名無しさん
三件とも歯磨き粉が出てくるというのが異常に具体的すぎる。これがなければ別々の事件だと思ったはずで、この一点だけで同一犯の線を捨てられなくなっている。
7. 謎の名無しさん(>>6への返信)
ただ、その線で名前が挙がった男性は保安官事務所が現場のDNAと一致しないと明言している。状況としてのつながりは濃いのに、一番具体的だった候補が物証で否定されているという厄介な状態。
8. 謎の名無しさん
読みながら結論が三回変わった。葬儀業者の大会で満室のホテルという時点で妙だし、次はバーテンダー、次は妻の叔父が連続殺人犯、最後は歯磨き粉。情報が出るたびに犯人像が丸ごと入れ替わる。
9. 謎の名無しさん
椅子にタオルが掛けてあったというのが気になる。二人が第三者を部屋に招いていて、その相手が凶行に及んだ、という筋書きも一応は成立してしまう。
10. 謎の名無しさん(>>9への返信)
自分は逆で、犯行後に犯人が腰かけた跡だと思っている。財布の中身を床にばらまいて調べているし、あの状態のベッドには座りたくない。だから椅子を引っ張ってきた、という順番。
11. 謎の名無しさん
駐車場のトラックで寝起きしていたバーテンダーが、翌日に給料も置いて姿を消した、というのは確かに引っかかる。ただこのホテルは客室が内廊下に面していて、外から人の出入りが見える造りではないらしい。
12. 謎の名無しさん(>>11への返信)
自分が見たものが何だったのか、事件を知って初めて分かる場合もある。犯人でなくても「自分が疑われる」と考えて逃げる人はいるし、住所不定なら余計にそう判断しそう。
13. 謎の名無しさん
別々の三人が、それぞれ独立に、殺害現場で歯磨き粉を絞り出すという偶然が起きるとは思えない。凶器の形状も似ていて、どれも州間高速沿いのホテル。もう署名みたいなものだと思っている。
14. 謎の名無しさん
奪われたのが約200ドル、という数字が妙に具体的なのが気になる。彼が財布にいくら入れていたか、誰がどうやって把握していたんだろう。旅行中に使った分と区別できるものなんだろうか。
15. 謎の名無しさん(>>14への返信)
当時の報道がそう書いた、というだけで根拠まではたどれないんだよね。給料を受け取った直後で金額を誰かに話していた、くらいの説明なら分かるけど、そこまで書いてある記事は見当たらない。
16. 謎の名無しさん
アイオワ在住。90年代に十代だった頃、あの辺りの友人たちはまだあのホテルを「殺人ホテル」と呼んでいた。事件当時は生まれてもいない世代なのに。建物はその後プール施設になって、数年前に閉鎖された。
17. 謎の名無しさん
死亡推定時刻が公表されていないのが引っかかる。8時前後の電話が最後の消息で、発見は翌日の午後1時。満室のホテルで、その十数時間ずっと誰も何も聞いていないというのは無理がある。
18. 謎の名無しさん
しかも満室の理由が葬儀業者の大会というのが、なんとも言えない偶然。廊下を挟んだ向こうに何十人も泊まっていて、それでも証言がひとつも出てこない。この事件で一番不気味なのはそこかもしれない。
19. 謎の名無しさん
気になる点を並べる。大会の夕食会と時間が重なっていたなら、客が部屋を空けていた時間帯があったはず。テレビは廊下まで聞こえる音量だったのに苦情が出ていない。椅子に血が付いていないのは、後から動かされたと考えるほうが自然。
20. 謎の名無しさん(>>19への返信)
タオルの説明も、後から動かした説なら通る。犯人が洗面所で手を洗い、濡れたタオルを椅子に広げて乾かした。浴室のラックに掛けるより早く乾くし、あの位置に掛ける理由としては一番現実的だと思う。
21. 謎の名無しさん
凶器の選び方に個人的な恨みを感じる。ホテルの部屋に斧が転がっているわけがないので、犯人は持ち込んでいる。それは計画性と、相手を確実に仕留めるつもりだったことの両方を意味している。
22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
そこは同意しかねる。ホテルを狙う人間なら音の出ない道具を選ぶのは合理的で、銃より刃物のほうが室内では確実だという判断はありうる。持ち込んだという事実だけでは、面識の有無までは決まらない。
23. 謎の名無しさん
成人二人を一人で制圧できるものだろうか。片方に手を出した時点でもう一方は逃げるか抵抗するはずで、それが起きた形跡が乏しいのが不自然に思える。二人組だった可能性は捨てきれない。
24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
二人組なら、椅子が2脚引き寄せられていたことの説明もつく。面識のある人物の線でいくなら、つきまとっていたという元交際相手が一番筋は通る。ただし彼にはアリバイがあって、立件はされていない。
25. 謎の名無しさん
あまり語られない候補として、勤務先の同僚たちがいると思う。二人の関係を知っていた人間が身近に複数いたわけで。あと細かい話だけど、歯磨き粉は衣類に付いた血の染み抜きに使われることがあるらしい。
26. 謎の名無しさん(>>25への返信)
弟さんも同僚のうちの一人を疑っていたという話がある。嫉妬なのか別の理由なのかは分からないけれど、被害者の職場周辺は当時どこまで洗われたんだろうか。
27. 謎の名無しさん
アマナ・コロニーって、1850年代に共同体が築いた集落がそのまま観光地になったような土地なんだよね。何十年か前に行ったことがあるけれど、この事件の内容とまるで結びつかない。
28. 謎の名無しさん(>>27への返信)
その落差も含めて後味が悪い。読み終わってから、次にホテルに泊まるときは扉の鍵を二度確認しそうだなと思ってしまった。
29. 謎の名無しさん
歯磨き粉、事件と無関係の可能性はないだろうか。残り少ないチューブを強く押して飛び散らせた経験は誰にでもある。扉の「This」も、前の宿泊客の落書きが拭き残されていただけかもしれない。
30. 謎の名無しさん(>>29への返信)
量と場所を考えると事故というのは苦しい。浴槽の中にまとまった量が出ているし、同じことが別の州の現場でも起きている。ただ扉の文字については、前の客の可能性を否定する材料もないと思う。
未解決の謎
この事件が45年間解けないのは、手がかりが足りないからではない。むしろ多すぎて、どれを軸に据えるかで犯人像が正反対になってしまうからだ。ベッドの脇に引き寄せられた2脚の椅子、血の付いた財布、抜き取られた200ドル――ここまでなら「二人を知っていて、二人に用があった誰か」の犯行として読める。だが浴槽の歯磨き粉、床の石けんの削りかす、扉に残った「This」の一語を並べた瞬間、その読み方は崩れる。関係者による怨恨の犯行は、ふつうこんな痕跡を残さない。
逆に、州をまたいでホテルを渡り歩く人物という見方に立つと、今度は室内の様子が説明しづらくなる。犯人は施錠された部屋にどうやって入ったのか。侵入の形跡はなく、客室は建物の内側からしか行けない造りで、260号室はフロントから最も遠い一角にあった。扉を開けさせた人物だったのか、鍵を持っていたのか、それとも扉が施錠されていなかっただけなのか。どれも決め手を欠いたまま今日に至っている。
そして、この事件で最も奇妙なのは音の不在かもしれない。ホテルは満室だった。ロジャーの手には抵抗の跡がある。それでも、悲鳴を聞いたという証言も、廊下で誰かとすれ違ったという証言も、ついに出てこなかった。ローズが友人に電話をかけた午後8時から、翌日の午後1時までの十数時間に何が起きたのかを語れる人間は、今のところ犯人しかいない。
望みが完全に絶たれたわけではない。2015年に見つかった男性のDNAは、いま保安官事務所の手元にある。断片的すぎて親族をたどる検索には使えないが、「この人物かどうか」を確かめるには足りる。つまり、照合すべき名前さえ挙がれば決着はつく。ローズ・バーカートが残した2歳の娘は、いまでは母親が亡くなった年齢の倍を生きている。母親の身に何が起きたのかについて、彼女がまだ受け取っていない答えが、その断片の中に残っている。


Comments