「何のせいなのかは言えない。でも、何のせいでないかは言える」。1977年2月、米テキサス州ダラス近郊の湖畔の小屋で、20代の男性が薬の過剰摂取で亡くなっているのが見つかった。その5日前に離婚が成立したばかりの元妻が、翌日、自宅の金庫からこの一文を含む遺言を見つけ出す。全財産を元妻に遺す、という内容だった。
元妻の名はテリ・ホフマン。ダラスで瞑想や生まれ変わりを教え、何百人もの若者を集めた精神修養団体の創始者だった。この死を皮切りに、1990年までの13年あまりのあいだに、彼女の夫や信者、その家族が次々と亡くなっていく。自殺、溺死、崖からの転落、殺人、そして失踪。何人かは亡くなる前に、全財産を彼女に遺すという遺言を書いたり、彼女を生命保険の受取人にしたりしていた。それでもテリは、どの死についても罪に問われていない。元スレの投稿と、その後の報道で確かめられたことをまとめた。
事件の概要
🗓️ 発生日:1977年2月1日(最初の死)〜1990年11月(最後の死)
🌫️ 場所:米テキサス州ダラスとその近郊が中心。ハワイやシカゴなどでも
👤 亡くなった人:テリ・ホフマン(1938年生まれ)の精神修養団体「コンシャス・デベロップメント」の信者や家族、テリの夫たち。元スレは10人の死と1人の失踪を挙げる
🔍 状況:複数の人が、全財産をテリに遺す遺言を残すか、テリを生命保険の受取人にしていた
🕯️ 結末:ダラス地区検事局が4年捜査したが、テリを死に結びつける証拠は見つからず起訴なし。テリは別件の破産詐欺で服役し、2015年10月に77歳で亡くなったとされる
テリは1938年、テキサス州の貧しい家庭に生まれた。母親を結核で亡くし、9歳で孤児院に預けられ、11歳でダラスの夫婦の養子になる。元スレによれば、4歳のころ木陰で休んでいると、ローブをまとった3人の男が現れて「おまえは何にでもなれる」と告げた、と語っていた。のちには16世紀スペインの聖女の生まれ変わりを自任した。15歳で駆け落ちして結婚し、3人の子をもうけ、一家はダラス郊外の町ファーマーズ・ブランチに移った。1960年代後半には瞑想や輪廻転生を教える講師になり、過去と未来が見え、病を癒やせる人として知られていった。
1974年、テリは団体を「コンシャス・デベロップメント・オブ・ボディ・マインド・アンド・ソウル(身体と心と魂の意識的な成長)」の名で法人にし、教えを収めたテープや冊子を売った。集まったのは、薬物に手を出した若者や大学を辞めた若者、生きる目的を探す人たちが中心だった。当時の米国ではニューエイジ※と呼ばれる精神文化が広がり、こうした勉強会や「先生」は珍しくなかった。弟子たちはテリをキリストのようにあがめ、大切な持ち物を差し出した。個別の「相談」は1時間50〜100ドル。トラック運転手だった最初の夫の稼ぎは、週に100ドルほどだったという。
※ ニューエイジ:1960〜70年代の米国で広まった精神文化。東洋の瞑想や輪廻転生、超能力、宝石の力などを取り入れ、教会の外で「心の成長」を求める人たちが各地で勉強会を開いた。
判明している事実
離婚の5日後に見つかった元夫と、金庫の遺言
1971年に最初の夫と離婚したテリは、13歳年下の弟子グレン・クーリー(当時20歳)と再婚した。グレンは大学を辞め、テリの宝石の店で働いた。テリは、自分が力を込めたアクセサリーには身を守る力があると言い、「高価な品ほど、強い力が宿る」と説いていた。1976年の暮れ、グレンが母親に団体も結婚もやめたいと漏らすと、ほどなくテリの側から離婚を申し立てる。離婚は1977年1月27日に成立し、その5日後、両親が持つグレープバイン湖畔の小屋で亡くなっているグレンを、テリと団体の仲間2人が見つけた。精神安定剤の過剰摂取による自殺とされた。翌日、テリは自宅の金庫から遺言を見つけ出す。
「私グレン・クーリーは、動産も不動産も含め、すべての財産をテリ・クーリーに遺す。(中略)何のせいなのかは言えない。でも、何のせいでないかは言える。テリとの離婚のせいでも、昔の薬物のせいでも、うまく生きられないせいでもない。本当の理由は自分では分かっている。ただ、それを言い表す言葉がない」
グレンの家族は納得しなかった。遺産は3,000ドルに満たなかったが、家には8万5,000ドル相当の宝石づくりの道具や石があったはずだという。テリは「私はあの人を愛していただけ」と関わりを否定し、グレンは止めるのも聞かずにひとりで小屋へ向かい、生きている姿を見たのはそれが最後だったと説明した。ところが10年以上たって、団体の元講師の女性が、自分とテリはグレンが亡くなったとき小屋にいたと当局に打ち明ける。向かう車の中でテリは「グレンは次の段階へ行くの」と言い、着くとグレンが「命を絶つための薬をもう飲んだ」と話した、という。この証言は裏付けられなかった。
「ブラック・ロード」と瀉血、そして14歳の遺言
テリはグレンの死を、邪悪な力「ブラック・ロード(黒き主たち)」が自分たちを狙っている証拠だと説いた。ブラック・ロードは人の血に毒を流し込むとされ、仲間どうしで注射器を使って少しずつ血を抜く「瀉血※」まで始まる。離れる人も多かったが、残った人はテリの守りにいっそうすがった。そのひとりが、団体の書記兼会計を務め、家の信託財産で暮らしていたサンディ・クリーヴァーだ。サンディは14歳の娘デヴローがブラック・ロードに取りつかれていると信じ込み、テリも、デヴローは母親を霊的に攻撃する「強い負の存在」だと吹き込んだ。
※ 瀉血(しゃけつ):体から血を抜くこと。昔の欧米では治療として行われたが、ここでは「毒された血を抜く」儀式だった。
やがてサンディは、婚約者とのハワイ旅行にデヴローを誘う。母との仲を取り戻せると、デヴローは喜んでいたという。1979年2月25日、母娘はゴムボートを手に、浅く穏やかな入り江を歩いて、400ヤード(約370メートル)ほど先の波が激しく砕ける所まで進んだ。サンディによれば、波にのまれて2人は引き離された。サンディは助け出されたが、デヴローは数時間後に遺体で見つかる。ハワイへ向かう父親には、団体の関係者から、デヴローの遺言があると電話が入った。岩石のコレクションとバスケットボールの行き先に加え、12万5,000ドルの信託財産を含むすべてを「私にとって第二の母のような人」であるテリに遺す、と書かれ、団体の2人が証人になっていた。未成年の遺言※は無効だったが、父親はこのときから、サンディが娘を手にかけたのではないかと疑うようになった。
※ 未成年の遺言:テキサス州では、原則として18歳未満は遺言を作れない。
崖から落ちた車と、30万ドルの生命保険
1981年9月、今度はサンディが亡くなる。英語版の百科事典などによれば、コロラドへ出かけた旅の途中、家政婦のルイーズ・ワトソンと乗っていた車が、日中に高さ約140メートルの崖から転落したとされる。サンディは遺言でテリに財産を遺し、30万ドルの生命保険の受取人※もテリにしていた。遺言はサンディの兄弟が争い、和解で終わっている。また、元スレには出てこないが、1979年にはテリのひとり息子も、建設中の建物から転落して亡くなったとされる。
※ 生命保険の受取人:米国では、家族以外の友人や知人も受取人に指定できる。日本の保険会社は、原則として配偶者や近い親族に限ることが多い。
解剖で見つからなかった「末期の病」
元スレによれば、亡くなった人のうち2人は、家族に「末期の病気だ」と打ち明けていたが、解剖ではそうした病気は見つからなかった。1987年、信者のロビン・オットストットは、バナナの皮から肝炎がうつったと周りに話した2日後に、自ら命を絶ったとされる。同じ年の11月には、団体と関わりのあったメアリー・レヴィンソンがシカゴのホテルで薬物の過剰摂取により亡くなった。メアリーは亡くなる2週間前に、生命保険の受取人を元恋人に変えていた。そして1988年9月16日、テリの4人目の夫ドン・ホフマンが、ダラス近郊のホテルで薬物中毒により亡くなっているのが見つかる。家族は、ドンが「末期のがんだ」と語る映像を見つけたが、解剖でがんは見つからなかった。テリはドンの息子に、がんはブラック・ロードが隠していたのだと話したという。遺産を受け取ったのはテリひとりだった。
裏返しに畳まれたコートと、今も捜査が続く殺人
1987年12月には、団体のシカゴ支部で講座を任されていた短期大学の英語教師、チャールズ・サザーン・ジュニアが、「クリスマスのころインドへ行く」と母親に伝えたまま姿を消した。2週間ほど連絡がなく、両親が家に入ると、冬の帽子とコートが裏返しにきちんと畳まれ、儀式用の腰掛けに置かれていた。家には読み取るのもやっとの遺言らしきメモが2通あり、テリが遺言の執行役に指名され、「悪い影響の下に入ってしまい、自分で抗おうとしていた」と書かれていた。パスポートにインドへの入国の記録はなかったとされ、チャールズは今も見つかっていない。
1988年9月21日には、テリの側近グループにいたと報じられた41歳のジル・バウンズが、ダラスの自宅で殺害されているのが見つかった。ドンの死の数日後だった。ダラス警察は2024年にも、未解決の殺人として情報提供を呼びかけている。1990年11月には、大学教授のデイヴィッド・グッドマンと妻グレンダがダラスの自宅で亡くなっているのが見つかり、心中と判断された。夫妻は亡くなる少し前、テリに宛てて合わせて10万ドル近い小切手を切っていた。
主な仮説
ダラス地区検事局は1990年1月に刑事捜査を始めた。担当の検事補は、いわゆる「マインドコントロール」が法のうえで死の原因になりうるかの判断は難しいと語り、4年の捜査でもテリを死に結びつける証拠は見つからなかった。テリが刑務所に入ったのは別の罪で、1994年、破産手続きで財産を隠したとして、破産詐欺で禁錮16か月の判決を受けた(控訴審で有罪が覆されたとする資料もある)。
仮説1:テリ自身が手を下し、自殺や事故に見せかけた
遺族の多くが疑った筋だ。遺言を「見つけた」のはいつもテリか団体の周辺で、グレンの死は離婚成立の5日後、元講師は「小屋にいた」と証言した。ただ、死の舞台は湖畔、ハワイ、旅先の崖、ホテルと散らばり、テリが手を下したことを示す物証はどこにも出ていない。
仮説2:教えと恐怖で、信者を死へ追い込んだ
ブラック・ロードへの恐れと瀉血、テリだけが守ってくれるという教え。そこに「あなたは重い病気だ」という思い込みが重なれば、人は自分から死を選びかねない。解剖で見つからなかった「末期の病」は、誰かに信じ込まされた跡ではないか、という指摘もある。ただ、検事補が認めたように、これを罪に問うのは難しい。
仮説3:死は不幸の重なりで、テリはそれを財産に換えただけ
集まっていたのは、薬物の問題を抱えた若者や居場所をなくした人が多かった。何百人もいれば、13年のあいだに不幸な死が重なること自体はありえる、という見方だ。それでもテリが死を「ブラック・ロードの仕業」と説いて信者を引き止め、遺言や保険で財産を受け取ったことは変わらない。
仮説4:いくつかの死には、テリとは別の事情がある
すべてを一本の糸でつなぐ必要はない、という見方もある。ジル・バウンズの殺害で、テリが関わったことを示す証拠は公表されていない。チャールズ・サザーンが自分の意思で消えた可能性も残り、メアリー・レヴィンソンの保険金は元恋人に渡るよう変えられていた。「テリの周りの死」という枠が、ほかの可能性を見えにくくしている、という指摘だ。
海外の反応
1. 謎の名無しさん
こんな事件、初めて知った。グレンが死んだ時点で誰か止められなかったのかって、ずっと考えてた。
2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
テリ一家が住んでいたファーマーズ・ブランチに20年住んでたのに、こんな話は一度も聞いたことがなかった。気味が悪い。
3. 謎の名無しさん
ほぼ間違いなく、テリが全員殺したんだと思う。娘のことも、母親が先に溺れさせてからゴムボートの事故に見せかけたんだとしても驚かない。
4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
自分は、テリが直接手を下したとは思わない。本人たちを言いくるめて死を選ばせたか、薬を渡すくらいのことはしたんだろうけど。
5. 謎の名無しさん
よくまとまってる。ただ、元スレは最初、テリはグレンの「倍近い年上」って書いてたけど、20歳と33歳なら「10歳以上年上」だろ。
6. 謎の名無しさん(>>5への返信)
うるさいぞ、ブラック・ロードめ。おまえには今すぐ瀉血が必要だな。誰か注射器を消毒して持ってこい。
7. 謎の名無しさん
考えてみたら、女性の教祖って初めて聞いたかもしれない。カルトの指導者って、なんとなく男のイメージしかなかった。
8. 謎の名無しさん(>>7への返信)
実はけっこういるよ。オーストラリアのカルト「ザ・ファミリー」のアン・ハミルトン=バーン、古代の霊「ラムサ」を降ろすと称するJ・Z・ナイト、1997年に集団自殺したUFO信仰の団体ヘヴンズ・ゲートの共同創設者ボニー・ネトルズ。みんな女性だ。
9. 謎の名無しさん
テリのやり方で気になるのは、相手に病気を信じ込ませるところ。代理ミュンヒハウゼン症候群※みたいに、周りの人を「病人」にして、自分が救い手になる構図に見える。
※ 代理ミュンヒハウゼン症候群:周りの関心や同情を得るために、身近な人を病気に仕立てたり、実際に具合を悪くさせたりする行為。
10. 謎の名無しさん(>>9への返信)
末期の病気だと家族に打ち明けていた2人の解剖で、何も見つからなかったってあったよね。重い病気だと信じ込ませて、慈悲で死なせるような形に持っていったんじゃないか。
11. 謎の名無しさん
ちょっと調べたら、ブラック・ロードと戦う側近グループの名前が……待ってくれよ……「ホワイト・ブラザーフッド(白の兄弟団)」だった。こんなの作り話でも書けないって。
12. 謎の名無しさん(>>11への返信)
少なくとも『指輪物語』から拝借するセンスはあったわけだ。黒の主に白の何とか、まんまトールキンじゃないか。
13. 謎の名無しさん
ダーク・ヒストリーズっていうポッドキャストでも取り上げられてた。人が死んでるのを抜きにすれば、この人はライブRPG※の元祖みたいなものだと思う。
※ ライブRPG:参加者が衣装を着て登場人物になりきり、実際に体を動かして物語を演じる遊び。
14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
あの番組のベンは、いつもはきっちり原稿を読む人なのに、この回は「ここから少し妙な話になります」と言ったきり笑いが止まらなくなってた。
15. 謎の名無しさん
うちのきょうだいの友だちが、ジル・バウンズの友人だった。ダラスで殺されたときは本当に怖かったらしい。テリ・ホフマン本人も、うちから2本向こうの通りに住んでたんだ。
16. 謎の名無しさん
ジルが殺されたとき、彼女が関わってた「グループ」があるって噂になったのを覚えてる。ジルの事件は、ダラスの地元誌「D Magazine」が長い記事にしてたはず。
17. 謎の名無しさん
これだけ遺言が出てきたら、誰だってテリを真っ先に疑うよな。しかも妙に法律家っぽい言い回しなのが余計に怪しい。20代の若者や14歳が「動産も不動産も含め」なんて書くか?
18. 謎の名無しさん
14歳のころの自分が真っ先に気にしてたことといえば、いつ死んでもいいように身辺整理……なわけないだろ。岩石コレクションとバスケットボールの行き先まで決めた遺言を、14歳が書くかよ。
19. 謎の名無しさん
グレンの遺言は、自殺なら書いてもおかしくない。でも14歳が遺言を書く理由がないし、自分を「負の存在」呼ばわりした教祖に、なんで全財産を譲るんだ?
20. 謎の名無しさん
日本だと生命保険の受取人は家族にするのが普通だけど、アメリカは友人でも指定できるんだな。サンディの30万ドルが教祖に渡ったのも、そういう仕組みがあったからか。
21. 謎の名無しさん
冷静に言うと、集まってたのは薬物をやってた人や大学を辞めた人が多かったわけでしょ。何百人もいた集団で、13年で10人ほど亡くなるのが、そこまで異常なのかは分からない。
22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
人数だけならそうかもしれない。でも、遺言や保険で財産が同じ一人に流れ込む死がこれだけ重なるのは、偶然では説明がつかないよ。
23. 謎の名無しさん
本筋じゃないけど、4歳のとき木陰でローブの男3人に会った話が気になった。本当に誰かいたのか、思い込みか、作り話か。どっちにしても、2人目の夫を殺してないとは信じがたい。遺言も無理やり書かせたんだと思う。
24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
ローブの男たちは、想像力の豊かな子どもだっただけだと思う。つらい家で育った子が、自分は特別だと思える物語を作るのはよくあること。
25. 謎の名無しさん
こういう団体は少しずつおかしくなるんだよ。最初はちょっと変だけど理解できる範囲で、気づいたら瀉血までしてる。暴力をふるう相手との関係と同じで、寂しい人ほど抜け出せない。
26. 謎の名無しさん
テレビの『アンソルヴド・ミステリーズ』でチャールズ・サザーンの回を見た。最後に映るテリの写真が、あの番組全体でも指折りに不気味だった。
27. 謎の名無しさん(>>26への返信)
裏返しにきちんと畳まれたコートと帽子の話が一番ぞっとする。本人が覚悟して消えたのか、誰かがそう見せたのか、どっちにも読める。
28. 謎の名無しさん
自分用メモ:何があってもこういう集まりには入らないこと。「あなたは特別な人」と近づいてくる人ほど危ない。
29. 謎の名無しさん(>>28への返信)
何にも入っちゃだめだ。読書会にすらな。こっちが入るんじゃなくて、向こうをこっちに入れろ。それが一番安全。
30. 謎の名無しさん
結局テリが刑務所に入ったのは、人の死じゃなくて破産詐欺。アル・カポネが脱税で捕まったのと同じで、本丸には手が届かなかったわけだ。ジルを殺した犯人も、まだ捕まってない。
未解決の謎
一つひとつの死は、自殺、事故、殺人、失踪として扱われている。切り離せば、ありふれた悲劇にも見える。けれど並べると、その多くで、全財産をひとりの女性に遺す遺言や、彼女を受取人にした保険が死の前後に現れる。この形が13年くり返されたことが、今もこの事件を「未解決」にしている。
グレンは本当にひとりで小屋へ向かったのか。なぜ母娘は穏やかな入り江から、波の荒い沖まで進んだのか。解剖で何も見つからなかったのに「末期の病」を信じていた人たちは、誰からそう聞かされたのか。チャールズ・サザーンは、裏返しに畳んだコートを残してどこへ行ったのか。
テリは一連の死について一度も罪に問われないまま、2015年に亡くなったとされる。本人がいなくなった今、グレンの遺言にあった「本当の理由」を確かめる手立ては、ほとんど残っていない。それでもジル・バウンズの事件はダラス警察が今も捜査を続け、チャールズ・サザーンも行方不明のままだ。2026年10月の時点で、どちらも解決したという報道は見当たらない。
出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ/Unsolved Mysteries(チャールズ・サザーン)/参考:D Magazine、英語版ウィキペディア「Terri Hoffman」、ダラス警察(2024年)

コメント