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【2020年】シカゴ郊外で消えた弁護士——「ウイルスにかかった」が最後のテキストになった6年の沈黙

【2020年】シカゴ郊外で消えた弁護士——「ウイルスにかかった」が最後のテキストになった6年の沈黙 行方不明・失踪

2020年3月、イリノイ州ワキガンで刑事弁護を生業としていた弁護士バリー・ボーチェスが、ある夜のテキストを最後に忽然と姿を消した。妻に送られた最後のメッセージは「上の方に泊まる、ウイルスにかかった」というもの。直後に電話の電源は切られ、二度と起動することはなかった。それから6年、捜査陣は数千時間と数百本のリードを費やしながら、ついに遺体すら見つけられないままこう結論づけた——「殺害された可能性が極めて高い」と。

※ ワキガン(Waukegan):シカゴから北へ約60kmに位置するイリノイ州レイク郡の都市。郡庁所在地で、シカゴ郊外の中ではやや治安の悪い中所得層エリアとされる。

※ 上の方(up north):シカゴエリアでは「家族で毎年通うウィスコンシン州側の別荘地」を指す決まり文句で、単に「北の方」を意味する一般語ではない。

事件の概要

🗓️ 発生日:2020年3月24日

🌫️ 場所:米イリノイ州ワキガン(シカゴ北郊・レイク郡)

👤 被害者:バリー・ボーチェス(65歳・刑事弁護士)

🔍 状況:早朝、別居中の妻宅から事務所へ出勤後に消息を絶つ。当夜23時頃、最後のテキストを送って電源オフ

🕯️ 発見/結末:愛車のシボレー・タホは事務所から約3km離れた路上で発見。本人は6年経った今も行方不明

失踪当時、米国はちょうど新型コロナウイルスの第一波に呑まれかけていた時期で、イリノイ州知事が外出制限令を出した3日後の出来事だった。ボーチェスは長年、地元ワキガンで刑事弁護を専門にしてきた古参弁護士で、妻ベアタとは別居していたものの完全な離婚には至っておらず、夜は妻宅で過ごすことも多かったという。アンティオックにあった彼の自宅は、失踪からわずか3か月後に売却されている。

※ アンティオック(Antioch):ワキガンからさらに北西、ウィスコンシン州境に近い小さな町。ボーチェスはそこに別宅を持ち、平日は仕事に近い妻宅で過ごす二拠点生活だった。

判明している事実

最後のテキストは23時の「ウイルス」
3月24日夜、約9時間の空白の後、ボーチェスから妻ベアタに「今夜は上の方に泊まる、明日説明する」とメッセージが届いた。問い詰める妻に対し彼は「ウイルスにかかったから家族から離れる必要がある」と返信。短い絵文字のやり取りと「おやすみ」を最後に、電話は電源オフのまま二度と再起動されなかった。

放置されたシボレー・タホ
2015年型の愛車は、彼の法律事務所から約3km離れたワキガン市内の路上に駐車された状態で発見された。車内に争った形跡はなく、周辺に防犯カメラの死角となるブロックが選ばれていた点に捜査陣は注目している。

翌日のカレンダーには空白
失踪翌日、事務所の共同経営者が彼のスケジュール帳を確認したところ、その日のアポイントメントは一切記載されていなかった。妻には「クライアントと会う」と伝えて家を出ていたにもかかわらず、である。

「身の危険を感じていた」周辺証言
警察が家族・知人を聞き取った結果、失踪前後の数日にボーチェス本人から連絡を受けていた複数の人物が「会話の内容から、彼が誰かに脅かされているように感じた」と証言した。捜査責任者は「この事件にはいくつもの不可解な特徴がある」と公表時にコメントしている。

FBIの一時介入と6年後の結論
失踪から半年後の2020年9月、FBIが技術支援目的で一時的に捜査に加わったが、現在は手を引いている。レイク郡保安官事務所は2026年4月、6年の節目にあわせて「ボーチェス氏は殺害された可能性が高い」と初めて公式に表明した。ただし物的証拠は依然として公開されていない

主な仮説

仮説1:依頼人絡みの組織犯罪による消失

ワキガンで刑事弁護を専門としていたボーチェスは、地元では「ロシア系マフィアの民事案件を扱ったことがある」と囁かれる人物だった。妻も「夫の依頼人の種類を不安に思っていた」と地元紙に語っており、犯罪組織との接触が引き金になった可能性が指摘されている。

仮説2:「ウイルス」テキストは犯人のなりすまし

2020年3月の段階では一般人がコロナ検査を受ける手段はほぼ存在せず、ボーチェス自身が「ウイルスにかかった」と確信できる根拠はなかった。捜査側の現時点での評価も「あのテキストは、犯人が翌朝までの時間稼ぎに彼の電話を使って送った可能性が高い」というもの。電話の電源が即オフされた事実とも符合する。

仮説3:本人による意図的失踪または自殺

別居中の妻との関係、65歳という年齢、近づく引退——個人的なストレスが頂点に達し、人里離れた森や湖で自ら命を絶った可能性を指摘する声もある。ただし、車を3km離れた死角に停めるという「計画性」が単独行動と整合しないため、支持は少ない。

仮説4:証人保護プログラム入り

地元ネット界隈ではかなり前から囁かれている説。重要な依頼人情報を司法当局に提供する見返りに、政府主導で身元を消されたというもの。FBIが一時介入したという事実と、6年経っても物証が一切公開されない点を根拠にする。とはいえ警察が「殺害の可能性が高い」と発表した今、説としての勢いは弱まりつつある。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
「ウイルス」って——2020年3月だぞ、コロナのことに決まってるじゃん。投稿者さん大丈夫か?と思ったけどよく考えたら時期感覚って本当に飛ぶよな、こっちも一瞬「あれ何の話だっけ」ってなった。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
いやでもこの事件、ウイルスがどうこうより遥かに変なポイントが山ほどあるんだわ。そこに気を取られてる場合じゃない。

3. 謎の名無しさん(>>2への返信)
それな。そもそもカバーストーリーとして相当出来が悪い。2020年3月時点で検査キットなんて一般人は手に入らなかったし、奥さんは「夫が誰と接触してたか」も大体把握してたはず。「ウイルス」だけ言って電源切るとか、自主隔離の説明としては逆に怪しすぎる。

4. 謎の名無しさん
イリノイ州民として補足しとくと、彼が消えた3月24日の時点で州全体のコロナ陽性者は3000人未満だったんだよ。地元じゃまだ「あの人がかかった」って噂が流れる程度のレア度。だから「ウイルスにかかった」って言われたら追跡できそうなレベル。

5. 謎の名無しさん(>>4への返信)
レイク郡住民だけど、コロナがちゃんと地元で意識され始めたのって、彼が消えてから2週間くらい経ってからじゃない? あのタイミングで「ウイルス」って単語を出してくる方が違和感あった。

6. 謎の名無しさん
誰かが彼の電話を持ってて、奥さんに「今夜は探さなくていい」と思わせるためだけにあのテキストを送った——これが一番すんなり腑に落ちる説。直後に電源を切ったのも、それ以上やり取りされたらボロが出るからだ。

7. 謎の名無しさん
コミュニティの同郷だ、よろしく。価値ある情報は持ってないけど、ボーチェスがワキガンの刑事弁護士で、奥さんが「あの人の依頼人の種類が怖かった」と話してたのは知ってる。昔別の弁護士の下で働いてた時、ボスがよく言ってた——「ロシア系マフィアにだけは関わるな」って。そのボスが代理してたのもワキガンでロシア系に関わった依頼人だった。

8. 謎の名無しさん
ワキガンってそういう案件ある場所なのか……地図上では普通のシカゴ郊外都市って印象だったから尚更怖いな。ロシア系マフィアが地方都市の弁護士事務所を経由してる構図、フィクションみたいに聞こえるけど現実だと知ると背筋が冷える。

9. 謎の名無しさん
彼の息子と大学で友達だった。今は疎遠だけどFacebookでは繋がってる。お父さんといろんな所に旅行に行ったり、コンサート行ったりする仲のいい親子だったんだ。コロナで世界全体がパニックになってる時に父親が消えて、世間は誰も探してくれない感覚だっただろうと思うと胸が痛い。いつか息子に答えが届いてほしい。

10. 謎の名無しさん
車が事務所からちょうど3km、しかも周辺はカメラの死角ブロック——これって偶然にしては出来すぎてないか。ワキガンの商業エリアって割と監視カメラ密度が高い方なのに、ピンポイントでカメラが無いブロックを選んでる時点で、犯人がこの地区を熟知してる証拠だと思う。

11. 謎の名無しさん(>>10への返信)
これに同意。たまたまカメラ死角に置けるほどワキガンのダウンタウンは緩くない。地元の地理を完璧に把握してる人間の仕業——可能性としては元依頼人、元同業者、地元の組織関係者あたりに絞られる。

12. 謎の名無しさん
「上の方に泊まる」って、シカゴエリアでは独特の意味があって、家族だけが知ってる年に一度の旅行先や別荘を指すフレーズなんだ。一般的な「北の方」じゃない。奥さんには場所が伝わって、他人には伝わらない——もし彼自身が送ったなら、何かを必死に伝えようとしてた可能性もある。

13. 謎の名無しさん(>>12への返信)
これ、めちゃくちゃ重要な指摘。逆に言うと犯人になりすましでこの単語を使えるとしたら、彼を相当近くで観察してた人間ってことになる。家族か、家族並みに近い知人か。

14. 謎の名無しさん
刑事弁護士って職業、考えてみたら結構危ない仕事だよな。負けた依頼人に逆恨みされるリスクは普通の業種の比じゃないわけで。

15. 謎の名無しさん(>>14への返信)
それ言われがちだけど、実際に「依頼人本人が出所後に弁護士を殺した」確証ある事例ってほぼ無いんだよね。検察官が狙われるケースなら時々あるけど、弁護側は構造的に標的になりにくい。狙うとしたら依頼人の家族か、依頼人を裏切ったと感じた組織側。

16. 謎の名無しさん(>>15への返信)
依頼人の家族説、結構ありそう。負けた裁判で「うちの息子を売った」と思った身内が動くパターン、本物のニュースでも稀に聞く。

17. 謎の名無しさん
失踪3か月後にアンティオックの家を売却してるのは引っかかる。亡くなったとも認定されてない人間の不動産って、本来そう簡単に売れるものじゃないはずでは?

18. 謎の名無しさん(>>17への返信)
失踪者の不動産はその配偶者が共同名義なら売却可能なケースもあるし、退職間近で別宅を畳む準備が既に進んでた可能性もある。彼が消えてから3か月で売れたという事実は、むしろ「以前から手続きが進んでいた」傍証になる。

19. 謎の名無しさん
別居中なのに毎日連絡を取り合って、夜は妻宅に泊まることもあった——この夫婦関係、けっこう独特だよね。離婚手前の冷戦というより、もう少し平穏な「卒業夫婦」って感じがする。

20. 謎の名無しさん
そういう「卒業夫婦」、特に高齢層で意外といる。一度離れたら関係が逆に良くなったパターンで、アルコール問題が背景にあることが多いって聞くけど必ずしもじゃない。彼の場合は——その独特の距離感に何か秘密が紛れ込んでた可能性もあるよね。

21. 謎の名無しさん
6年経って警察がやっと「殺害された可能性が高い」と公式に言い切った——これって裏で相当な情報を掴んでるってサインじゃないかな。物証ゼロなら公的にこんな断言できない。逮捕の前段で世論を整えに来た気がする。

22. 謎の名無しさん(>>21への返信)
同感。事件の「異常な特徴」「いくつもの曲折」と捜査側が繰り返し言ってる時点で、明らかに手の内を全部見せてない。あとは時効や物的証拠の解析待ちかも。

23. 謎の名無しさん
ワキガンが「カメラだらけの治安のいいエリア」って認識、ちょっと違うんだよね。郡庁所在地だから警察密度は普通より高いけど、街自体は中所得から低所得寄り。死角は山ほどある。投稿者さんのイメージは少し都市美化されてる気がした。

24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
それはそう。ノースショアの高級住宅地イメージで語られがちだけど、ワキガン中心部は別物。だからこそ「狙ってカメラ死角に車を置けた」っていう先述の指摘がより重く響く。

25. 謎の名無しさん
あの時期のコロナ初期、症状ゼロでも「念のため自主隔離する」人がやたら多かったのは事実。だから「ウイルス」発言自体は当時の文脈ではそこまで奇妙じゃない。問題は——あれを彼自身が打ったのか、誰かが彼の電話で打ったのか、その一点に尽きる。

26. 謎の名無しさん(>>25への返信)
当時のPCR検査は結果まで数日〜1週間かかった。もし本当に検査を受けてたなら医療記録が残るはず。残ってないなら、彼の自己判断の自主隔離か、なりすましの作文かのどちらか。

27. 謎の名無しさん
俺は単に「12時間以上の捜索開始遅延を作るための文面」だったと思う。「上の方に泊まる、ウイルスにかかった」と言われたら、奥さんはその夜彼を探さない。翌朝の連絡も無くて初めて違和感に気づく。犯人にとってはこれ以上ない時間稼ぎ。

28. 謎の名無しさん
6年も経ってまだ何ひとつ公にされてないっていうのが一番怖い。安定した職業、家族、お金の心配なし、これといった動機ゼロ——なのに消えた。説明のつかない失踪ほど、答えは大抵こちらが望まない方角にある。

29. 謎の名無しさん
地元のSNSでは「彼に薬物の使用歴があった」って噂もずっと流れてるらしい。奥さんは公の場では「アルコール・薬物依存はなかった」と一貫して証言してるけど、夫婦間でも知らない側面はあったかもしれない。どっちが本当かはわからないけど、家族は答えを受け取る権利がある。

30. 謎の名無しさん(>>29への返信)
それな。仮に裏で何かに巻き込まれてたとしても、家族には事実を返してあげてほしい。曖昧なまま6年も宙吊りにされる方が遺族には残酷だ。

未解決の謎

バリー・ボーチェス失踪事件の核心は、「あの夜23時の最後のテキストを送ったのは、本当にバリー本人だったのか」という一点に集約される。コロナ初期の混乱に紛れさせた絶妙のカバーストーリー、即座に切られた電源、12時間以上に及ぶ捜索開始の遅れ、事務所から3km離れたカメラ死角ブロックに置かれた愛車——どれを取っても「行き当たりばったりの自主失踪」とは整合しない。事件には、地理と彼の行動パターンを熟知した第三者の影が濃く差している。

一方で、別居中の妻との微妙な距離、近づく引退、長年向き合ってきた刑事案件の依頼人層——本人の内面に何が積もっていたかは、家族ですら把握しきれていなかった可能性がある。妻が証言した「依頼人の種類を不安に思っていた」という一言は、彼自身が何らかの危機を感知していたことの裏付けかもしれない。

6年の節目に「殺害された可能性が高い」と踏み込んだ警察発表は、物証なき断言にしては異例の強さだった。捜査陣は何を握っているのか。そして、ボーチェスが妻にだけ伝わる「上の方」というフレーズに託したかったメッセージは、本当に何もなかったのか——彼の遺体が見つかる日まで、答えは凍ったまま北の森に眠り続ける。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ