「刑事にはすでに容疑者がいた」キャンプ中に消えた一家4人、半世紀後に元主任刑事が語ったこと

「刑事にはすでに容疑者がいた」キャンプ中に消えた一家4人、半世紀後に元主任刑事が語ったこと 未解決事件

1974年9月、労働者の日※の3連休。米オレゴン州南部のシスキユー山地でキャンプをしていたカウデン一家4人が、鍵も財布もキャンプ場に残したまま姿を消した。7か月後、一家は山奥で遺体となって見つかった。それから半世紀がたった今も、この事件では誰ひとり起訴されていない。

※ 労働者の日(レイバー・デー):米国の祝日で、9月の第1月曜日。週末と合わせた3連休は、夏の終わりにキャンプへ出かける家族が多い。

2026年10月、地元に住んでYouTubeで事件を追っている投稿者が、この事件で主任を務めたオレゴン州警察の元刑事に話を聞き、Redditに書き込んだ。遺体が見つかったとき、刑事にはすでに容疑者がいた。研修で「教材」として習った事件の犯人で、一家が消える3か月あまり前に仮釈放されたばかりの男だった。元刑事はその後もこの男を追い、ほかのいくつもの殺人とも状況的に結びつけていた。

事件の概要

🗓️ 発生日:1974年8月31日〜9月1日ごろ(労働者の日の3連休中。9月2日に行方不明として届け出)

🌫️ 場所:米オレゴン州南部ジャクソン郡、コッパー近くのカーベリー・クリーク沿いのキャンプ場(シスキユー山地)

👤 被害者:リチャード・カウデンさん(28)、妻のベリンダさん(22)、長男のデビッドくん(5)、長女のメリッサちゃん(生後5か月)

🔍 状況:連休にキャンプへ出かけた一家が、鍵や財布をキャンプ場に残したまま姿を消した。大がかりな捜索でも手がかりは出なかった

🕯️ 発見/結末:1975年4月、キャンプ場から約11キロ離れた山中で4人の遺体が見つかった。誰も起訴されておらず、州警察の未解決事件班が今も捜査を続けている

一家は急に思い立ってキャンプに出かけ、ベリンダさんの母親の家から1マイル(約1.6キロ)足らずのキャンプ場にいた。その晩は母親の家で夕食をとる約束だったが、一家は現れなかった。9月1日の夕方、母親がキャンプ場を訪ねると、一家の姿はなかった。

捜索には州警察や国有林の職員、ボランティア、州兵までが加わり、ヘリコプターや飛行機も飛んだ。オレゴン州でも最大級の捜索だったが、一家の手がかりは何ひとつ出てこなかった。

判明している事実

キャンプ場には何もかも残っていた
当時の記録によると、ピクニックテーブルにはトラックの鍵とベリンダさんのハンドバッグ、飲みかけの牛乳のパックが置かれたままだった。地面にはリチャードさんの高価な腕時計と財布が落ちていた。服は止めてあったトラックの中に残り、なくなっていたのは家族の水着だけだった。最後の目撃は近くのコッパーの雑貨店で、リチャードさんとデビッドくんが牛乳を買い、キャンプ場の方へ歩いて帰っていったとされる。翌朝には、一家の飼い犬が同じ雑貨店の戸口を引っかいているのが見つかった。

7か月後、金を探していた2人が見つけた
1975年4月、金鉱探しの2人連れが、急な斜面で、木に縛られた状態の男性の遺骨を見つけた。知らせを受けて回収に向かったのが、この事件を担当したリチャード・デイビス刑事だった(被害者のリチャードさんとは名前が同じだが別人)。投稿者が元刑事から聞いた話では、翌朝、捜査班は木から数百ヤード(数百メートル)離れた小さな洞穴で、女性と幼い子ども2人の遺体を見つけた。州警察の公表では、ベリンダさんとデビッドくんは銃で撃たれており、メリッサちゃんは頭に重い傷を負っていた。リチャードさんの死因は、遺体の傷みが激しく特定できなかった。凶器は見つかっていない。

刑事が研修で習った事件の男
駆け出しの刑事だったデイビスさんは、殺人捜査と鑑識の正式な研修を受けた、地元では数少ない警察官だった。その研修で「性的サディスト」※という加害者の類型を学んだ。教材として取り上げられたのが、1964年にオレゴン州内で起きた事件だった。十代半ばの少年が、同じ年ごろの近所の少女を襲って殺害した。あまりに残忍な犯行だったため、少年は成人と同じ裁判にかけられ、終身刑を言い渡された。その少年が約10年の服役を経て、1974年5月に仮釈放されていた。デイビス刑事が目を付けたのは、この男だった。

※ 性的サディスト:他人を傷つけたり辱めたりすること自体から性的な快楽を得る加害者を指す、犯罪心理学の言葉。

仮釈放の直後の足取り
ここから先は、それまで公になっていなかった話として、元刑事が投稿者に明かしたものだという。仮釈放の日、迎えに来た両親は男をオレゴン南部の実家へ連れ帰らず、北のワシントン州で開かれた親戚の集まりへ向かった。数日後、男は「少し外の空気を吸いに」と父親のピックアップトラックを借りて出かけた。その日を最後に、14歳のブレンダ・ジョイ・ベイカーさんの消息が途絶えた。ヒッチハイクをしていて、ピックアップトラックに乗り込む姿が最後の目撃だった。ブレンダさんの遺体は1か月足らずのちに、集まりの場所から約6マイル(約10キロ)離れた州立公園で見つかった。事件は今も未解決で誰も起訴されておらず、ネット上ではテッド・バンディ※の犯行とする説が根強いが、バンディは死刑執行の前に関与を否定している。男は6月にオレゴン南部の実家へ移った。カウデン一家が消えたのは、その4か月足らずあとのことだった。

※ テッド・バンディ:1970年代に米国各地で若い女性を次々に殺害した連続殺人犯。1989年に死刑が執行された。

物証がないまま、男は再び外へ
元刑事によれば、男を現場の近くに結びつける状況証拠や目撃証言は山ほどあった。だが、決め手になる物証がなかった。警察は仮釈放の条件違反で男を刑務所に戻したが、男は1977年に再び仮釈放される。デイビスさんはその後2年間、男の動きを追い続けた。ユージーン近郊でキャンプ中のカップルが殺された事件では男が付近にいたことを、クラマスフォールズ近くでヒッチハイク中のカップルが殺された事件では、同じ時間に同じ道にいたことをつかんだ。だが、ここでも物証はなかった。

この2件について投稿者は、どちらも近年「解決」とされたが、警察が名指ししたのは前科がなく、すでに亡くなっていて反論できない人物だった、と注意書きを添えている。報道によれば、2件は2021年と2022年に、DNAと家系図をたどる捜査※で、それぞれ別の男性が容疑者と特定された。どちらの男性も発表の時点で亡くなっていて、起訴には至っていない。なお、ユージーン近郊の事件を投稿者は1978年春としているが、報道では1977年6月の発生とされる。

※ 家系図をたどる捜査:現場に残ったDNAを、一般の人が登録した遺伝子データと照らし合わせ、見つかった親類から家系図をさかのぼって本人を絞り込む手法。

男がようやく捕まったのは1980年だった。道ばたにいた妊娠中の元同僚の女性を見かけて車に乗せ、家には送らずに人けのない場所へ連れていって襲った。男は女性が死んだと思い込んで浅い穴に埋めたが、女性は生きていた。自力で這い出して通りかかった車を止め、最初に口にしたのが男の名前だったという。仮釈放は取り消され、殺人未遂や誘拐などの罪にも問われて、男は二度と外に出られなくなった。元刑事は、男が7歳のころに同級生の男の子が姿を消し、数か月後に男がその子の服を着ていたために疑われた、という話も投稿者にしている。ただ、この話を裏づける記録は示されていない。男は今も終身刑で服役している。

主な仮説

仮説1:元刑事が目を付けた男の犯行

デイビス元刑事の見立て。研修で習った事件の犯人が仮釈放されてオレゴン南部の実家に戻り、その3か月あまりあとに一家が消えた。投稿者のもとには、その日に男が青いトラックで走り回っていたという近所の人や、あの週末にキャンプ場にいた人の話が次々に届き、驚くほど食い違わなかったという。ただ、どれも状況証拠で、男はこの事件で一度も起訴されていない。

仮説2:洞穴を知る土地の人間が、遺体をあとから運んだ

当時の州警察の幹部は、洞穴の存在を知っていた地元の人間の犯行だとみていた。9月の捜索でその洞穴を調べたボランティアは、そのときは遺体はなかったと話しており、ベリンダさんと子どもたちは別の場所で殺され、あとから洞穴に隠されたとも考えられている。同じころ、ロサンゼルスから来た家族連れは、キャンプ場の近くでピックアップトラックに乗った男2人と女1人を見かけ、「こちらが立ち去るのを待っているようで気味が悪く、場所を移った」と話している。トラックの3人が誰だったのかは、公には確かめられていない。

仮説3:男の罪はもっと多い——投稿者の見立て

投稿者は、男の罪の本当の大きさは知られているよりはるかに大きく、同じ時代に太平洋岸北西部※を震え上がらせた連続殺人犯たちと並ぶ存在かもしれない、と書いている。仮釈放で外に出るたびに、男の近くで殺人が起きているというのが根拠だ。ただ、ブレンダさんの事件を含め、男とどの事件とを結ぶ物証も示されていない。

※ 太平洋岸北西部:米国のワシントン州とオレゴン州を中心とする地域。1970〜80年代には、テッド・バンディをはじめ連続殺人事件が相次いだ。

仮説4:状況証拠に引っぱられた見立てにすぎない

コメント欄には「この書き込みを読む限り、カウデン一家の事件を性的サディストの犯行とみる理由も、男と結びつける理由も見当たらない」という冷静な声もあった。元刑事が男と結びつけた1977〜78年の2件は、のちにDNAで別の男性が容疑者と特定されている。現場の近くにいたことと、犯人であることは別の話だ。一方で投稿者は、DNAが何から、どこで採れたのかが公表されていない点を挙げ、その「解決」自体に疑問を投げかけている。

海外の反応

1. 謎の名無しさん
地道な調べものに頭が下がる。今、動画を見てるところ。現地まで足を運んで話を聞いてくるユーチューバーは本当に珍しい。たいていは同じ話の焼き直しだから。

2. 謎の名無しさん(>>1への返信)
投稿者です。ありがとう。正直、運がよかった。調べたことを少しずつ投稿していたら、刑事のお孫さんが本人につないでくれたんだ。男の近所の人や、あの週末にキャンプに来ていた人からも次々に話が届いて、それが驚くほど重なった。多かったのは、あの日、男が青いトラックであちこち走り回っていたという話。「妻が10代のころ、あの週末にあの辺りで家のトラックを動けなくしたら、青いトラックの男が止まって手を貸そうかと言ってきた。父と兄弟がすぐ来ると答えたら去っていった」というコメントももらった。男が酒場で牛乳を頼んでいた、という話も何人もから聞いたよ。

3. 謎の名無しさん
7歳のとき、いなくなった同級生の服を着ていたって話、ぞっとする。あれだけで1本じっくり掘り下げる価値があると思う。

4. 謎の名無しさん(>>3への返信)
その件をちゃんとまとめたものがあったら読みたい。うちには11歳の息子がいるけど、息子の友達がいなくなって、そのあと息子がその子の服を着てたら…どうしたらいいか分からない。

5. 謎の名無しさん(>>4への返信)
研究者の多くは、サイコパスは育ちじゃなく生まれつきだと考えてる。どんな親でも、人を殺す子の親になりうる。運の問題だよ。ただ遺伝の要素もあるかもしれないから、親類にサイコパスがいれば確率は上がるかもね。

6. 謎の名無しさん(>>5への返信)
それ、出典を出してほしい。連続殺人犯を見ると、ひどい虐待を受けて育ったか、脳に外傷を負っていたというパターンが何度も出てくる。そもそも殺人犯の大半はサイコパスじゃないし、サイコパスの大半は人を殺さない。それに「誰でも運次第」と「遺伝する」は両立しないよ。

7. 謎の名無しさん
最初の殺人のあと、そのまま刑務所から出さずにいたら、と考えずにいられない。あんな残忍なことは、社会に戻れる人間のすることじゃない。あの年でそれができたことのほうが、大人がやるよりよほど恐ろしい。そういう人間が外に出たら、誰も安全じゃない。

8. 謎の名無しさん(>>7への返信)
こういう事件を見るたびに、仮釈放を決めた人たちにも責任があると思ってしまう。罪のない人の命より、加害者の更生のほうが大事にされているみたいで、本当に腹が立つ。

9. 謎の名無しさん
また1970年代か。もちろん一番悪いのは本人だけど、誰が更生できて誰ができないのかを社会全体が見分けられなかったあの時代じゃなければ、むごい殺され方をせずに済んだ人がかなりいたと思う。

10. 謎の名無しさん
生まれつきの悪というのは、本当にいるんだと思う。十代であんなことをした人間だ。ひどい男だよ。

11. 謎の名無しさん
この男の経歴は、きちんと調べ直す価値があると思う。ただ、この書き込みを読む限りでは、カウデン一家の事件を性的サディストの犯行とみる理由も、この男と結びつける理由も、あまり見えてこない。

12. 謎の名無しさん
この男にもっと被害者がいたとしても、まったく驚かない。とくに1977年から80年までの、ほとんど野放しだった時期は気になる。

13. 謎の名無しさん
本人はまだ生きてるんだよね?誰か刑事が本人に話を聞こうとしたことはあるのかな。本当のことを話すとは思えないけど、聞いてみる価値はあると思う。

14. 謎の名無しさん(>>13への返信)
投稿者です。生きてるよ。州警察の刑事が今も本人に話を聞いていて、たしか今週か来週に2回目の聴取があるはず。本人は終身刑で服役中。少し前に仮釈放の審理があったけど、元刑事によれば、年齢と健康、社会での暮らし方が分からないことを理由に、本人が断ったらしい。十代半ばで捕まってから、外にいたのは最初の仮釈放の8か月と、2度目の2年ほどだけなんだ。

15. 謎の名無しさん(>>14への返信)
たった2年8か月の自由のあいだに、分かっているだけでも人を傷つけてるんだよな。

16. 謎の名無しさん
投稿者です。今まさに進んでいることがいくつかあって、カウデン一家の事件の大きな突破口になるんじゃないかと期待してる。捜査の邪魔になるから詳しくは言えないけどね。ただ、本人ももう若くないから、時間との勝負だ。

17. 謎の名無しさん
1978年の事件って、どれのこと?それらしい事件を探してみたら、2件ともDNAで解決してた。犯人とされた男たちが死んでいて反論できないのは確かだけど、そもそもDNAにどう反論するんだろう。

18. 謎の名無しさん(>>17への返信)
投稿者です。ユージーン近郊のキャンプ場のカップルと、クラマス近くのカップルの事件。どちらもDNAで解決したのはその通り。でも、何から、どこで採れたDNAなのかは公表されてない。凶器から出たのか、現場にあった何かから出たのかでは大違いだ。決着した事件なら、なぜそこを出さないのかが気になる。

19. 謎の名無しさん(>>18への返信)
調べたら、片方の事件は被害女性の遺体からDNAが採れたと報じられてる。担当者も「DNAが女性の遺体にあったことから」、容疑者の死亡を受けて捜査を停止したと話してる。それで決まりだと思う。ただ、この男が外にいた時期のほかの事件を見直すのは悪くない。

20. 謎の名無しさん(>>19への返信)
投稿者です。突き詰めてみた。記者会見の記事では「2018年、女性の衣類が鑑識に送られ、身元の分からない男性のDNAが見つかった。既存のデータベースでは一致せず、検体はパラボン社※に送られた」となってる。衣類から出たDNAで、遺体から直接採った検体だとは書かれていないと思う。

※ パラボン社:DNA解析と家系図をたどる捜査を手がける米国の企業。

21. 謎の名無しさん
DNA鑑定が当たり前になる前から、検体で血液型を調べるのは普通のことだった。たいていの州では、上訴に備えて、有罪判決のあとでもそういう証拠を保管しておくことになってる。

22. 謎の名無しさん
検体があったならなぜ2018年まで調べなかったのか、と思うかもしれないけど、DNA検査は高いうえに、検体の一部を使い切ってしまう。1回分しか残っていなければ、技術がよくなるまで待つこともある。何より予算の問題で、未解決事件はたいてい後回しになるんだ。

23. 謎の名無しさん
投稿者です。DNAが見つかったこと自体を嘘だとは思ってない。細部をぼかすのは、出せば疑問のほうが増えるからじゃないかな。保安官※は選挙で選ばれるから、未解決事件の解決は再選への近道でもある。法廷で反論できない人物のDNAが見つかれば、事件を閉じたくなる動機は大きいよ。

※ 保安官:米国の郡の警察組織の長。多くの州で、住民の選挙で選ばれる。

24. 謎の名無しさん(>>23への返信)
細かいことを出さないのは、一度閉じた事件をまた開けずに済ませるための目くらましに聞こえるね。

25. 謎の名無しさん
証拠が遺体のどこから採れたのかなんて、起訴されない事件ではふつう公表されないよ。そういう細部は裁判で初めて出てくるもの。事件が閉じた今なら情報公開請求を出せるはずだから、間違った「解決」じゃないかと疑うなら、そのほうが確かめられる。

26. 謎の名無しさん
なんて邪悪な男だ。浅い穴から自力で這い出してきた妊婦さんは本当に強い。あのとき、どれほど怖かったか想像もつかない。今は元気に暮らしていてほしい。

27. 謎の名無しさん
ぞっとする未解決事件ばかりじゃないか。オレゴンにはしばらく行けそうにない。

28. 謎の名無しさん(>>27への返信)
オレゴンって未解決事件が飛び抜けて多いの?それとも記録をきちんと公開してるだけ?真面目な質問。本当に知らないんだ。

29. 謎の名無しさん
もし元刑事の見立てが当たっているなら、あなたと刑事たちは、これまで誰にも気づかれていなかった連続殺人を掘り起こしていることになる。調べてくれてありがとう。

30. 謎の名無しさん
長編のポッドキャストでやってくれたら、間違いなく全部聞く。この事件は昔から、とびきり背筋が寒くなる事件だと思ってた。

未解決の謎

この事件が半世紀たっても解けない理由は、はっきりしている。遺体は7か月のあいだ山の中にあり、凶器も見つかっていない。1974年当時の鑑識には、今のようなDNA鑑定もなかった。元刑事の手元に残ったのは、男を現場の近くに置く状況証拠と目撃証言だけで、それは起訴に足りるものではなかった。

そもそも、あの日に何が起きたのかもよく分かっていない。一家はなぜ、鍵も財布も腕時計も、飲みかけの牛乳まで残してキャンプ場を離れたのか。リチャードさんだけがなぜ斜面の木のそばで見つかり、妻と子どもたちは数百ヤード離れた洞穴にいたのか。9月に洞穴を調べたボランティアの話が正しければ、誰かがあとから遺体を運び込んだことになる。それは、洞穴の場所を知っている人間だったはずだ。

元刑事が男と結びつけたほかの事件も、答えを出してはくれない。ブレンダ・ジョイ・ベイカーさんの事件は今も未解決で、1977〜78年の2件は、DNAによって別の男性の犯行とされた。それを「見立てが外れた証拠」とみるか、「解決の中身が見えない」とみるかで、この男の像は大きく変わる。

州警察は今も事件を「捜査中」としており、投稿者によれば、刑事たちは服役中の男に話を聞いている。男は年老い、仮釈放も自分から望まなかった。一家が消えた連休の夕方、ベリンダさんの母親が見たのは、誰もいないキャンプ場だった。あの日に何があったのかを知る人は、もうほとんど残っていない。

出典:r/UnresolvedMysteries 元スレ

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